「軽自動車」はなるべく「年度始め」に買うのがお得と聞きました。「普通車」も年度初めがお得ですか?
税額は排気量によって決定されますが、その他に自動車の種類や購入時期、経過年数、環境性能などさまざまな条件によっても変動します。課税対象を決めるタイミングの関係上、「軽自動車」は「年度初め」に買うのがお得とされています。では、「普通車」はどうなのでしょうか。
そこで当記事では、「軽自動車」を「年度初め」に購入するのがお得な理由と、「普通車」を買うのにお得なタイミングなどを解説します。
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目次
「軽自動車」は4月2日以降に買うと1年分の「軽自動車税」が節約できる
総務省によると、「軽自動車税種別割」は4月1日時点の所有者に課税される仕組みです。
さらに、税額の月割りはないため4月2日以降に「軽自動車」を買えば、その年度の課税は発生しません。そのため、「軽自動車」はなるべく「年度始め」に購入するのがお得です。
普通車の「自動車税」は月割りなので月初に買えば1ヶ月分だけお得
一方で、普通車にかかる「自動車税種別割」も同様に4月1日時点の所有者に課税されますが、年度の途中で購入した場合は、登録月の翌月から年度末までの月数による課税となります。
例えば、8月1日に登録した場合と8月31日に登録した場合でも、課税開始が同じ9月からになります。そのため、月初に普通車を買うことで、約1ヶ月分の税金を節約できることになります。なお、総務省によると、月割課税分は証紙徴収です。
車をお得に買うには決算期やボーナス期、モデルチェンジのタイミングがおすすめ
車の購入は、「安くなりやすい時期」があります。同じ車なら少しでも安く買いたいものです。では、どのような時期が安くなりやすいのか見ていきましょう。
一般的に、車の価格は3月や9月の決算期に安くなる傾向があるようです。これは、決算前に販売店が売り上げを少しでも多く上げたいという考えがあるからです。なお、中間決算にあたる9月よりも、年度末決算の3月の方がより値引きされる可能性が高くなります。
また、ボーナス時期に合わせてユーザーの購買意欲を高める動きがあります。特に6月~7月は各メーカーでボーナス商戦が行われていて、本来の販売価格よりお得に車を購入できる可能性が高まります。
併せて、欲しい車種が決まっていれば、その車種のモデルチェンジの予定がないかを確認しておくとよいでしょう。モデルチェンジが想定されている車種は、新型モデルが発売された後に旧モデルを安く買える可能性があります。
ですが、モデルチェンジは頻繁に起こるものではないので、そのタイミングを待って買い時を逃さないようにする注意が必要です。
まとめ
「軽自動車」は年度初めに、「普通車」は月初に購入することで「税金」がお得になることが分かりました。その他にも、決算期やボーナス時期、新型モデルの発売直後などでは、お得に車を買うことができるでしょう。
車の購入には複雑な手続きも発生することから、早めに動き出すのが賢明です。車選びに約1ヶ月、その後商談で約2週間から約1ヶ月を見込んでおくとよいでしょう。
中でも決算期にあたる3月に購入を目指す場合は、販売店が車庫証明を取得するのに最低でも1週間ほどかかるとされるため、3月中旬までには購入を決めておく必要があると考えられます。車の購入タイミングを的確にして、お得に車を買いましょう。
出典
総務省 自動車税・軽自動車税種別割
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
