年間「10万円」超の医療費があるけど、「確定申告」が面倒すぎる…。マイナ保険証があると「医療費控除の提出書類」はどのくらい省略できますか?
本記事では、マイナ保険証とマイナポータル連携を利用した場合に、医療費控除の明細作成・入力の手間がどれくらい減るのか、従来どおり自分で入力が必要なケース、マイナンバーカードで申告する流れについて解説します。
マイナ保険証でどのくらい確定申告が楽になるか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
マイナ保険証があると医療費控除の手間は減る?
これまで医療費控除を受けるには、病院や薬局でもらった領収書を保管しつつ、医療費控除の明細書を自分で作成する必要がありました。この作業を面倒と感じている方は少なくないでしょう。
そこで役立つのがマイナ保険証です。マイナポータルと連携することで、医療費控除に使える情報を自動で取得でき、確定申告書等作成コーナーの医療費控除の明細入力欄に反映されます。これにより、医療費の入力作業や計算の手間が大幅に減ります。
マイナ保険証でも従来通りの対応が必要なケース
マイナ保険証があると医療費控除の手間は減りますが、すべての医療費が自動で反映されるわけではありません。マイナポータルで確認できるのは、医療機関等で保険診療を受けた場合に限られます。
例えば、以下のような費用は自分で入力・調整する必要があります。
・ドラッグストアで購入した市販薬
・高額療養費として後日払い戻される分(補填分の差し引き調整)
・立て替え払いをした医療費(保険証を忘れた場合など)
・はり・きゅう、あん摩マッサージ指圧の施術費
・整骨院・接骨院での施術費
・自由診療や差額ベッド代など保険適用外の費用
これらは自動で反映されないため、自分で金額を把握し、領収書を保管するようにしましょう。
マイナンバーカードで医療費控除を申告する流れ
マイナンバーカードを使えば、医療費控除の手続きの手間は減ります。ただし、事前準備や操作の流れを知らないと戸惑いやすいため、全体の流れを把握しておきましょう。
マイナンバーカードで医療費控除を申告する流れは、以下の通りです。
1.マイナンバーカードを用意する
2.スマートフォン、またはパソコンとICカードリーダライタを準備する
3.利用者証明用電子証明書(数字4桁)を確認する
4.署名用電子証明書(英数字6〜16桁)を確認する
5.国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセスする
6.「作成開始」から申告する年分と申告書の種類を選ぶ
7.マイナンバーカードを使ってマイナポータルにログインする
8.スマートフォン、またはICカードリーダライタでカードを読み取る
9.マイナポータル連携を選び、医療費通知情報の取得設定を行う
10.家族分の医療費がある場合は、あわせて取得する(※取得にはマイナポータルで代理人設定が必要)
11.医療費データが自動で反映される
12.内容を確認し、保険金などで補填された金額があれば修正する
13.自由診療や市販薬、通院時の交通費などは手入力で追加する
14.すべての内容を確認し、申告を完了する
確定申告の負担を減らしたい方は、ぜひ活用してみてください。
マイナ保険証があると医療費控除の明細作成・入力の手間が省力化できる
マイナ保険証とマイナポータル連携を利用すれば、医療機関などで支払った保険診療分の医療費について、マイナポータル連携で取得した医療費通知情報を確定申告書等作成コーナーに自動入力できるため、手入力や計算の手間を大きく減らせるのが大きなメリットです。
ただし、すべての医療費が自動で反映されるわけではありません。市販薬の購入費や通院時の交通費、自由診療などは、これまで通り自分で管理・入力する必要があります。
すべて省略できるわけではないものの、活用すれば確定申告の負担は軽減されます。医療費が10万円を超える年や、通院回数が多い方ほど効果を実感しやすいでしょう。
確定申告の時期になって慌てないためにも、早めにマイナンバーカードの準備や設定を確認しておくことをおすすめします。
出典
国税庁 医療費控除を受ける方へ マイナポータル連携を利用して医療費控除が申告できます
マイナポータル よくあるご質問 マイナポータルの医療費通知情報に含まれない費用は、どのようなものがありますか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
