京都で「2泊12万円」の温泉旅館を予約!→ネット決済したのに、当日「宿泊税・入湯税をいただきます」と徴収されショック!「家計を切り詰めて奮発したのに…」旅行費用の“容赦ないトラップ”

配信日: 2026.04.18
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京都で「2泊12万円」の温泉旅館を予約!→ネット決済したのに、当日「宿泊税・入湯税をいただきます」と徴収されショック!「家計を切り詰めて奮発したのに…」旅行費用の“容赦ないトラップ”
待ちに待った家族旅行。少しでも安く済ませようと、数ヶ月前から比較サイトに張り付き、やっとの思いで予約した京都の温泉旅館。1泊1万5000円×家族4人で2泊、合計12万円をクレジットカードで事前決済したら、「これで京都では手ぶらで楽しめるぞ!」とガッツポーズをする人も多いのではないでしょうか。
 
しかし、長旅の末に宿に到着し、フロントでチェックイン手続きをしていると、スタッフから笑顔で「宿泊税と入湯税で、別途2200円のお支払いです」と告げられたら、「えっ!? ネットで全額払ったはずなんですけど……」と焦るのではないでしょうか。
 
今回は、家計を切り詰めて奮発した家族を絶望の淵に突き落とす、旅行費用の容赦ないトラップについて解説します。
西村和樹

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、第一種/第二種電気工事士、医療情報技師、2級ボイラー技士、ボイラー整備士

なぜ!? 事前決済したのに現地で請求される謎

ホテルや旅館の予約サイトを利用するとき、プラン料金とは別に小さく「※宿泊税や入湯税が別途かかる場合があります」と書かれていることに気づいたことはありませんか。実は、これらの税金は、予約サイトの事前決済システムに組み込まれていないケースが非常に多いのです。
 
そのため、宿泊費を全額払いきったつもりでも、現地で現金やクレジットカードによる追加支払いを求められます。財布のひもを固くして家を出たのに、到着早々お金が飛んでいくのは精神的にかなりこたえますよね。
 

「子どもからも取るの!?」容赦ない宿泊税

まずは、全国の自治体で導入が相次いでいる「宿泊税」です。京都市の場合、宿泊料金が1人1泊2万円未満なら、1人あたり200円の宿泊税がかかります。
 
ここで多くの親が絶句するのが、「小学生の子どもからも取るの!?」という事実です。京都市の宿泊税は、学校行事である修学旅行などを除き、寝具を伴う宿泊をする全ての人から徴収されます。つまり、大人2人、小学生2人の家族4人で2泊した場合、200円×4人×2泊=1600円が容赦なくかかるのです。
 

温泉宿なら「入湯税」のダブルパンチ

京都の奥座敷や温泉付きの旅館を選んだ場合、さらに「入湯税」という追い打ちがかかります。入湯税は、温泉のある施設に宿泊した際に課せられる市町村税です。
 
一般的に入湯税は12歳未満の子どもは免除されることが多いですが、大人には1人1日150円がかかります。つまり、大人2人で2泊すると、150円×2人×2日=600円となります。
 
先ほどの宿泊税1600円と合わせると、合計2200円。これが、チェックインのカウンターで突きつけられる「追加料金」の正体です。
 

2200円あれば家族で何ができた?

「たかが2200円」と思う人もいるかもしれません。しかし、毎月の限られたお小遣いをやりくりし、家計の節約のために職場でのランチをワンコインで耐え忍んでいる人にとって、この2200円はけっこう重い金額です。
 
2200円あれば、帰りのサービスエリアで家族4人分の少し豪華なソフトクリームを買って、旅行の思い出を笑顔で締めくくることができます。
 
あるいは、子どもが欲しがっていたご当地キーホルダーを買ってあげたり、翌日の朝ごはんを少しリッチにしたりすることだってできます。それが、ただ「泊まる」というだけで税金として消えてしまう現実は、何とも言えない徒労感をもたらすのではないでしょうか。
 

「知らなかった」でせっかくの旅行を台無しにしないために

昨今、宿泊税を導入する自治体は急増しており、今後もこの「現地で追加徴収」のトラップにはまる家族はいるでしょう。せっかくの楽しい家族旅行が、フロントでの「えっ!?」という気まずい空気から始まってしまうのは悲しいものです。
 
ネット予約をする際は、事前決済の金額に税金が含まれているか必ず確認し、含まれていない場合は「現地で数千円の現金が飛ぶものだ」と最初から覚悟しておくしかありません。
 
厳しい物価高や増税の波は、家族のささやかな楽しみである旅行にまで容赦なく押し寄せています。理不尽に感じることも多いですが、見えない出費を事前に把握し、心とお財布の準備をしておくことが、家族の笑顔を守る防衛策なのかもしれません。
 

出典

京都市情報館 よくある質問:宿泊される方向け(課税対象について)
総務省 入湯税
 
執筆者 : 西村和樹
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、第一種/第二種電気工事士、医療情報技師、2級ボイラー技士、ボイラー整備士

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