「資産運用には興味あるけど、元本割れは避けたい」そんな人に個人向け国債をすすめる理由って?

配信日: 2019.11.07

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「資産運用には興味あるけど、元本割れは避けたい」そんな人に個人向け国債をすすめる理由って?
いわゆる「老後2000万円問題」に代表されるように、資産運用の必要性は感じているものの、運用にはリスクが付き物。
 
運用に充てたお金が目減りする“元本割れ”も多いにあり得ますが、「その元本割れが嫌なのよね」「元本は絶対に減らしたくない」という方が多いのではないでしょうか? そんな皆さんには、個人向け国債が選択肢の一つになるのではないでしょうか?
 
大泉稔

執筆者:大泉稔(おおいずみ みのる)

株式会社fpANSWER代表取締役

専門学校東京スクールオブビジネス非常勤講師
明星大学卒業、放送大学大学院在学。
刑務所職員、電鉄系タクシー会社事故係、社会保険庁ねんきん電話相談員、独立系FP会社役員、保険代理店役員を経て現在に至っています。講師や執筆者として広く情報発信する機会もありますが、最近では個別にご相談を頂く機会が増えてきました。ご相談を頂く属性と内容は、65歳以上のリタイアメント層と30〜50歳代の独身女性からは、生命保険や投資、それに不動産。また20〜30歳代の若年経営者からは、生命保険や損害保険、それにリーガル関連。趣味はスポーツジム、箱根の温泉巡り、そして株式投資。最近はアメリカ株にはまっています。

個人向け国債とは?

国債にはどのような印象をお持ちでしょうか? 「銀行や生命保険会社が何億、何十億円という単位で投資をするのでは?」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかも知れませんね。
 
では「個人向け国債」とはなんでしょうか。こちらも国債ではあるのですが、「個人」だけが投資することができる国債のことです。なので、会社名義で個人向け国債に投資することはできません。
 

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安心の個人向け国債

まず文字通り「国債」ですから、国が発行、すなわち日本政府が発行する債券です。日本政府が発行する金融商品とお聞きになれば、まずは「安心」という方が多いのではないでしょうか?
 
なお株式ほど大きくはありませんが、債券にも価格(=債券価格)の変動があります。しかし個人向け国債は日本政府の保証がありますので、価格の変動はありません。ですから当然、価格の変動に伴う元本割れはありません。
 

個人に優しい個人向け国債……中途換金が可能

そして発行から1年以上、たっていれば「中途換金」も可能です。ところが直近2回分の利子を返さなくてはならないという、個人向け国債の独特のルールがあります。
 
とは言え、直近2回分のもらった利子を返せばよいだけのことです。国債に投資した元本が丸々返ってきますので、中途換金のときにも元本割れはありません。
 

個人に優しい個人向け国債……低価格から始められる

個人向け国債は1万円以上、1万円単位で投資することができ、初心者でも始めやすい。
 

発行は毎月……工夫しだいでメリット増

個人向け国債は、かつては年4回の発行でしたが、今では毎月、発行しています。そして個人向け国債の利子は年に2回、受け取ることができます。なので、利子を受け取るタイミングをずらした国債を6口投資すれば、毎月、利子を受け取ることができるのです。
 

発行は毎月…ただし、投資することができるのは?

個人向け国債は先述の通り毎月の発行ですが、いつでも投資することができるわけではありません。募集時期が決まっています。
 
例えば2019年ですと、以下の通りです。
☆10月3日(木)~31日(木)
☆11月8日(金)~29日(金)
☆12月5日(木)~30日(月)
以上の日程で、個人向け国債に投資をすることができます。
 

まとめ

個人向け国債の大まかな特徴について書いてみました。これまで定期預金から投資に踏み出すことができなかった方も、検討なさってみてはいかがでしょうか?
 
財務省ホームページ
 
執筆者:大泉稔
株式会社fpANSWER代表取締役


 

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