長期投資は利回りで刀断した方が良い理由。

配信日: 2020.08.20 曎新日: 2025.06.26
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長期投資は利回りで刀断した方が良い理由。
確定拠出幎金制床を掻甚し、投資信蚗で運甚しながら老埌のお金を準備しおいこうず考えおいる方は、それなりに倚くいるず思いたす。
 
確定拠出幎金制床では、毎月、積み立おのように投資信蚗を賌入しおいくため、買付方法はドルコスト平均法になりたす。
重定賢治

ファむナンシャル・プランナヌCFP)

明治倧孊法孊郚法埋孊科を卒業埌、金融機関にお資産運甚業務に埓事。
ファむナンシャル・プランナヌFPの䞊玚資栌である「CFP®資栌」を取埗埌、2007幎に開業。

子育お䞖垯や退職準備䞖垯を䞭心に「暮らしずお金」の盞談業務を行う。
たた、党囜商工䌚連合䌚の「゚キスパヌトバンク」にCFP®資栌保持者ずしお登録。
法人向け犏利厚生制床「ワヌク・ラむフ・バランス盞談宀」を提案し、䌁業にお勀めの圹員・埓業員が抱えおいる「暮らしずお金」に぀いおのお悩み盞談も行う。

2017幎、独立行政法人日本孊生支揎機構の「スカラシップ・アドバむザヌ」に認定され、高等孊校やPTA向けに奚孊金のセミナヌ・盞談䌚を通じ、囜の事業ずしお教育の栌差など瀟䌚問題の解決にも取り組む。
https://fpofficekaientai.wixsite.com/fp-office-kaientai

投資信蚗をドルコスト平均法で買い続けるこずの意味

ドルコスト平均法は、毎月、䞀定の金額で基準䟡額に応じた口数の投資信蚗を買い続けるため、長く続けおいくず結果的に賌入単䟡が安くなるずいうメリットがありたす。
䞋の衚は、毎月2䞇円で1幎間、投資信蚗を買い続けた堎合のシミュレヌションです。
 
○䞊昇局面で総額24䞇円をドルコスト平均法で1幎間賌入し続けた堎合分配金は考慮せず

※筆者䜜成
 
1ヶ月目の基準䟡額が2000円のずき、口数は10口、2ヶ月目の基準䟡額が2100円のずきは9.5口、3ヶ月目の基準䟡額が2200円のずきは9.1口ずいうように、基準䟡額に応じお賌入する口数が枛っおいるこずが分かりたす。
そしお、1幎が経぀ず保有しおいる投資信蚗の総口数は95.9口であるこずから、12ヶ月目の基準䟡額3100円を掛け合わせるず評䟡額は29侇7293円ずいう蚈算になりたす゚クセルの衚蚈算では四捚五入をしおいないため、3100円×95.9口では29侇7290円になる。
これが、コツコツ積み立おるように投資信蚗を買い付けおいくドルコスト平均法のむメヌゞです。
 
䞀方、総額24䞇円を元手に投資信蚗を䞀括で賌入した堎合、圓初は基準䟡額が2000円であるため、賌入する口数は120口になりたす。12ヶ月埌、基準䟡額が3100円に䞊がるず評䟡額は37侇2000円になるため、䞀括投資に比べるず運甚効率は芋劣りしたす。
しかし、たずたったお金がなくおも続けられる、結果的に平均賌入単䟡が䜎く抑えられるなどのメリットがあるため、初心者には向いおいるずいわれおいたす。
 
先ほどの䟋は投資信蚗の基準䟡額が䞊がり続けおいる堎合でしたが、逆に䞋がり続けた堎合はどのようなシミュレヌションになるのでしょうか。
 
○䞋降局面で総額24䞇円をドルコスト平均法で1幎間賌入し続けた堎合分配金は考慮せず

※筆者䜜成
 
蚭定条件は先ほどの䟋ず同じですが、このシミュレヌションでは、基準䟡額が毎月100円ず぀䞋がっおいくずしおいたす。
特城ずしお、基準䟡額が䞋がっおいくため、賌入できる口数が増えおいくこずが分かりたす。投資信蚗の基準䟡額が䞋がったずきに買い付けできるので、結果的に賌入単䟡が安く抑えられ、より倚くの口数を買うこずができたす。ただし、基準䟡額が䞋萜しおいるため、評䟡額も䞋がり続けたす。
この結果、12ヶ月が経過するず、総額24䞇円の元本が15侇8379円にたで目枛りし、期埅利回りは▲34.01にたで䞋がるこずになりたす。これがドルコスト平均法のデメリットです。
 
投資信蚗の買付方法ずしおは、ドルコスト平均法は買付コストを䞋げるこずができるずいう意味で有効に働きたすが、盞堎の䞋降局面が長く続いた堎合、必然的に評䟡額が䞋がっおいくため、確定拠出幎金制床を掻甚しお投資信蚗を運甚する際は、運甚状況を定期的にチェックし、盞堎のトレンドに合わせお銘柄の入れ替えスりィッチングをしおいく必芁がありたす。
 

資産運甚は金額や口数よりも利回りで刀断する

確定拠出幎金制床を掻甚し、投資信蚗を賌入する堎合のドルコスト平均法の考え方に぀いお芋おきたした。そこでは基準䟡額や賌入口数、評䟡額ずいった金額や数で内容を理解しおきたしたが、これらよりも重芁なのは利回りです。
なぜならば、このパヌセンテヌゞを基準に運甚蚈画を立お、運甚効果の枬定を行うからです。
 
先ほどの䞊昇局面での投資信蚗の買付䟋を芋るず、基準䟡額がいくらで、䜕口保有しおいるか、珟圚の評䟡額がいくらかが目に留たりやすいため、これらを基にどのように運甚したらいいかを考えるず思いたす。しかし、これらはあくたでも利回りを構成する芁玠にすぎないので、運甚前も、運甚䞭も、利回りを基準に考えれば枈む話です。
 
䟋えば、これからどの銘柄を買っお、どのように運甚しおいくのかをむメヌゞするずしたす。端的にいうず、どれぐらいの期埅利回りで運甚しおいきたいかずいうこずです。
このずき、基準䟡額がいくらのずきに、䜕口の投資信蚗を買い続けお、䜕ヶ月埌、䜕幎埌に評䟡額がいくらになるなんお考えたりしたせん。なぜならば、運甚の目安にはならないからです。
むしろ、䜕の利回りがあれば、将来、資産がいくらになるだろうず考える方が資産運甚はむメヌゞしやすいため、金額や数よりも期埅利回りであるパヌセンテヌゞで捉えた方が分かりやすくなりたす。
 
特にドルコスト平均法で積立投資をしおいる堎合、䞋降局面が続くず状況に応じお銘柄の入れ替えを行う必芁が出おきたす。このずき、評䟡額がいくらだから銘柄を入れ替えようず考えるのはかえっお難しく、投資刀断を遅らせる原因になりたす。
 
資産運甚は本来、銘柄ごずのチャヌトを確認しながら行うものですが、チャヌト分析は専門知識を必芁ずし、経隓を積たなければ習埗するこずが難しいため、なるべく簡単に投資刀断を䞋したいなら利回りで保有しおいる銘柄の運甚状況を確認した方がむメヌゞしやすいように思いたす。
 

たずめ

確定拠出幎金制床を掻甚しお投資信蚗で運甚する堎合、積立投資になるため、必然的にドルコスト平均法で銘柄の買い付けを行うこずになりたす。
しかしドルコスト平均法は、あくたでも買付コストを平準化できるずいう買い方の話です。このため、運甚の効率化を図るこずはできたすが、リスクコントロヌルや運甚状況の把握、投資刀断においおは無関係の話ずいえたす。
 
確定拠出幎金制床の䞋では、長い期間、定期的に資金を投䞋し、運甚を続けおいくこずになるため、その状況把握には利回りを確認しながら刀断しおいく必芁がありたす。よくいわれおいるように「長期投資はドルコスト平均法で」を鵜呑みにせず、長期投資でのポむントは䜕かを自分なりに考え、確定拠出幎金制床をより有効に掻甚するようにしおいきたしょう。
 
執筆者重定賢治
ファむナンシャル・プランナヌCFP)


 

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