更新日: 2022.09.22 クレカ
18歳がクレジットカードを作るなら、どんなことに注意すればよい?
しかし、いざ作ろうとしたときに、「クレジットカードを作る際の注意点は?」「どんなことに気をつけて作ったらいい?」など疑問をもつ方がいるのではないでしょうか。
安心して初めてのクレジットカードを作成するためには、注意点を押さえてリスク対策をしておくとよいでしょう。本記事では、18歳がクレジットカードを作る際の注意点について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
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クレジットカードは18歳から作成可能
クレジットカードは2022年4月からは民法改正による成人年齢の引き下げにより、高校生を除く18歳は親の同意なしでクレジットカードを作成可能です。したがって、大学生や専門学生、フリーターなどの18歳は、審査基準をクリアしていればクレジットカードを作成できます。
クレジットカードを持つと、日々の支払い管理が楽になり、ポイント還元や優待・特典などのメリットを受けられます。
18歳がクレジットカードを作る際の注意点
成人年齢の引き下げにより18歳でも「成人」として扱われますが、社会経験が乏しいため、注意点をよく把握してからクレジットカードを作成することをおすすめします。
事前に支払日や年会費などを確認しておことで、リスク対策を講じやすくなります。18歳がクレジットカードを作る際の注意点について見ていきましょう。
審査が通るとはかぎらない
クレジットカードは「申し込みをすると必ず審査が通る」というわけではありません。審査基準を満たせていない場合は、誰であっても審査に落ちてしまいます。審査に落ちるリスクも考慮したうえで、クレジットカード選びや申し込みをする必要があります。
申し込みたいクレジットカード会社のホームページなどで、自分が申込条件を満たしているか、審査基準などを確認してから申し込みをしましょう。
事前に親の許可を得たほうがよい
上記のとおり、2022年4月からは親の同意がなくてもクレジットカードを発行できますが、親の許可を得たうえで作成していたほうが安心です。
クレジットカードの使い方を間違えたり、トラブルに巻き込まれたりする可能性もあるので、クレジットカードを作ることを親が知っていれば、使い方やルール、リスクなど、親または大人の視点からさまざまなアドバイスをもらえるでしょう。
年齢や収入に条件のあるクレジットカードがある
すべてのクレジットカードが18歳から作れるわけではありません。例えば、年齢が20歳以上や年収1000万円以上などが条件のクレジットカードも多数あります。クレジットカードを選ぶときは、年齢や収入の条件を確認するようにしましょう。
リボ払いについて確認する
リボ払いとはリボルビング払いの略で、あらかじめ設定した金額を月々支払っていく支払い方法です。リボ払いには、毎月一定の金額を支払う「定額方式」と、支払残高に応じて毎月の支払金額が段階的に増減する「残高スライド方式」があります。
毎月の支払額を抑えることができて、手元にお金がないときにも使える点がメリットですが、その一方で、リボ払いの金利は15.0%程度が相場で支払期間が長期化しやすいため、多くの利息を負担することがデメリットとなり、貯蓄がまだあまりない18歳にはリスクが高いと思われます。
カード申込時には、リボ払いについて毎月の支払額を選びます。そこで、よく分からないまま申し込みせずに、どのような支払い方法があるのかしっかり確認をしてから申し込みましょう。
複数のクレジットカードを比較して選ぶ
クレジットカードを作る際は、複数のクレジットカードを比較しましょう。年会費や優待・特典、保険、ポイント還元率、キャンペーンなどを、複数のクレジットカードで比較することで、自分に合った1枚を見つけられます。
「有名なクレジットカードだから」「店員にすすめられたから」などの理由で、安易に決めるのではなく、よく比較して、自分の条件に合ったクレジットカードを見極めるとよいでしょう。
支払日を把握する
クレジットカードを作るときは、事前に支払日(口座振替日)を確認しておきましょう。支払日を管理できていないと、延滞や滞納のリスクが大きくなります。延滞や滞納をすると、信用情報に記録が残り、今後のローン審査に影響が出てしまいます。
クレジットカードは、きちんと支払いの管理をして計画的に利用することが大切です。カード会社から支払いのお知らせがきたら目を通すなど、定期的に支払額を確認することをおすすめします。
年会費を確認する
クレジットカードの年会費は確認しておきましょう。年会費が無料のクレジットカードもありますが、「初年度無料」「2年目以降は〇〇で無料」など、条件付きで年会費が無料のクレジットカードもあります。
しかし、有料カードは無料カードに比べて、優待・特典や保険などのサービスが充実している場合が多いです。年会費は毎年発生する所有コストとなるため、金額や条件、サービス内容を必ず把握しておきましょう。
クレジットカードは慎重に、計画的に作ろう
成人年齢の引き下げにより、18歳でも親の同意なしでクレジットカードを作成できるようになりましたが、親の同意を得て、情報共有をしたうえで作成したほうがリスク管理はしやすくなります。
クレジットカードは便利なものですが、使い方を間違うと大きなリスクになり得ます。18歳でクレジットカードを作る場合は慎重に確認をして、カード作成後は計画的に利用するようにしてください。
出典
一般社団法人 日本クレジット協会 リボ払いの特徴と利用上の注意
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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