更新日: 2024.09.25 クレカ

何でも「現金一括」で買おうとする父。クレカのポイントが貯まらないのに「損」ではないでしょうか?

何でも「現金一括」で買おうとする父。クレカのポイントが貯まらないのに「損」ではないでしょうか?
近年普及しつつあるキャッシュレス決済ですが、現金での購入を好む方も一定数いるでしょう。実際のところ、現金一括購入とキャッシュレス決済ではどちらがお得なのでしょうか。
 
今回は、キャッシュレス決済と現金一括購入を比較してどのようなお得なポイントがあるかなどについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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現金派の割合は約4割

株式会社モデル百貨の調査によると、現金派の方は38.9%、キャッシュレス派の方は61.1%との結果が出ています。年代別に見ても、キャッシュレス派の方が多い結果となっています。
 
さらに、キャッシュレスでの支払い方法の割合を見てみると、「クレジットカード」と「QRコード決済」が多くを占めていることが分かりました。
 

現金一括購入のメリット

現金一括購入のメリットとしては以下が考えられます。

・家計管理がしやすい
 
・クレジットカードの審査など事前準備が不要である
 
・利息など、後々追加で支払う費用が不要となる

現金払いの場合、お金の出入りが把握しやすくなるため、家計管理がしやすい利点があります。ほかにも、キャッシュレス決済をするには、クレジットカードの申請やアプリの登録などの事前準備も不要です。
 
また、高額な買い物をし、ローンを組んだ場合は、金利に応じた利息が発生します。借入額、借入期間によって金利は変動しますが、表示価格に加えてローンの利息についても支払わなくてはならないためトータルの支払額が増えるケースも考えられます。
 
現金一括購入であれば、これらの利息を支払う必要性がなくなる点は大きなメリットといえるでしょう。
 

現金一括購入のデメリット

一方で、現金一括購入の代表的なデメリットは大きく以下の3つです。

・多額の現金を持ち歩かなくてはいけない
 
・値引き交渉が難しくなる
 
・クレジットカードなどのポイントが貯まらない

それぞれについてご紹介します。
 

多額の現金を持ち歩かなくてはいけない

何でも現金一括で購入する場合、多額の現金を持ち歩かなくてはならないでしょう。多額の現金を持ち歩いていると、ひったくりや置引などの被害にあった場合、多額の現金を一気に失う危険性があります。キャッシュレスであれば、即座に取扱会社などに連絡しロックをかければ被害を最小限にできます。
 

値引き交渉が難しくなる

現金一括購入の場合、特定の大きな買い物をする場合に値引き交渉が難しくなる可能性があります。
 
例えば車を購入する際、現金一括購入とカーローンで車を購入する場合だと、カーローンを利用した方が値引き交渉がしやすくなります。理由としては、現金一括購入とカーローンを比較した場合、現金一括購入ではディーラー側のもうけが少なくなってしまい、値引きをすると利益が出にくくなるためです。
 
カーディーラーでは信販会社を通したローンを組んだ場合に、信販会社からバックマージンを受け取る仕組みが一般的とされています。
 
また、ディーラーローンの場合、信販会社が購入代金をディーラーに立て替えて支払うため、ディーラー側としても契約後の購入代金未納などのリスクが回避できます。
 
このことから、ローンを契約した方が値引き交渉に応じてもらえる可能性が高くなるといえるでしょう。
 

クレジットカードなどのポイントが貯まらない

クレジットカードを利用して買い物をすると、クレジットカードのポイントが貯まります。クレジットカードのポイントは、一般的には電子マネーへのチャージが可能です。
 
貯まったポイントを電子マネーに交換すれば、普段の買い物や支払いに利用できます。現金での支払いではポイントが貯まらない点はデメリットといえるでしょう。
 

現金購入ではポイントがつかない分“損”をしていることにはなる

年間利用料のかからないタイプのクレジットカードを使用すれば、カードの利用料金は不要で、貯まったポイントの分だけお得に還元効果が得られます。現金一括であれば、購入すればそれきりとなってしまい、還元などは得られないでしょう。
 
クレジットカードの種類にもよりますが、現金一括よりはクレジットカード・キャッシュレスの方がおおむねお得であるといえるでしょう。
 

出典

株式会社モデル百貨 支払い方法の現金派とキャッシュレス派の現状について(PRTIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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