娘が「30万円」のブランドバッグを「リボ払いなら月1万円で買える」と言っていて心配…。一括で買う場合と比べて、どれくらい負担が増えるのでしょうか?
本記事では、知っておくべきリボ払いのリスクと対処法を分かりやすく解説します。
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目次
1回払いと何が違う? リボ払いの仕組みをおさらい
クレジットカードで高額な買い物をした際、通常の1回払いであれば購入代金(今回のケースであれば30万円)が翌月などにまとめて引き落とされます。
これに対してリボ払いは、購入金額や利用件数にかかわらず、毎月の支払額をあらかじめ設定した一定の金額に抑えられる支払方式です。急な出費や一時的な資金不足の際には便利な仕組みですが、1回払いとは異なり利用残高に応じた「手数料」が毎月加算されます。
リボ払いには主にいくつかの支払方式が存在します。例えば、手数料を含めた毎月の支払額が一定になる「元利定額方式」や、元金のみを一定にして手数料を上乗せして支払う「元金定額方式」、利用残高の大きさに応じて段階的に毎月の支払額が増減する「残高スライド方式」などです。
リボ払いは毎月の支払額が低く抑えられるため家計管理がしやすく見えますが、毎月の返済金額のうちどれくらいが元の購入代金(元金)の返済に充てられ、どれくらいが手数料に消えているのかを把握しにくい特徴があります。
30万円のバッグを月1万円で支払うとどうなる? 手数料と期間を具体的に試算
では、実際に30万円のブランドバッグを「月々1万円」のリボ払いで購入した場合、一括払いと比べてどれほど負担が増えるのでしょうか。
例えば、手数料率(実質年率)が18.00%で「元金定額方式」を利用し、毎月1万円の元金を支払っていくケースを考えてみます。この場合、1ヶ月目の支払いは元金1万円に加えて、残高30万円に対する手数料が発生します。支払いを重ねるにつれて残高が減り手数料も安くなっていきますが、最終的に30万円を完済するまでには30回の支払い(2年半)が必要です。
この30ヶ月間に支払う手数料の合計金額は、約6万9000円に達します。つまり、一括払いであれば30万円で済むはずだったバッグの購入代金が、リボ払いにすることで合計約36万9000円に膨らんでしまうのです。
完済を長引かせない! 手数料を抑えて計画的に支払うポイント
もし娘さんがすでにリボ払いを利用していたり、どうしてもリボ払いを使わざるを得ない状況になったりした場合は、手数料の負担を最小限に抑える対策を講じる必要があります。
最も効果的な方法は「繰上返済」を活用することです。繰上返済とは、毎月の定期的な支払いに加えて、お金に余裕ができたタイミングで残高の一部または全額をまとめて支払う手続きのことです。
リボ払いの手数料は利用残高と利用日数に応じて計算されるため、早期に残高を減らすことで将来支払うはずだった手数料を節約し、完済までの期間を短縮することができます。
また、利用明細を毎月必ず確認し、現在の「支払残高」がいくら残っているかを常に意識することも大切です。
残高を把握しないまま新たに追加で買い物を重ねてしまうと、支払残高がどんどん増えていき、支払期間がさらに長期化してしまいます。毎月の支払額を増やすことで返済期間が短くなり、結果として支払う手数料の総額を抑えられる場合があります。
まとめ
今回のケースにおいて、30万円のブランドバッグを「月1万円なら支払える」と毎月の負担だけで判断すると、支払期間や手数料を含めた総支払額を見落とすことがあります。
毎月の支払額が一定になるリボ払いは一見すると便利なサービスですが、利用にあたっては手数料が発生する点にも注意が必要です。計画を立てずに利用を続けると、支払総額が想定以上に膨らんでしまう可能性があります。
カード会社のシミュレーションツールなどを使い、実際に発生する手数料の合計額や完済までに要する年月を数字で確認してみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
