海外でクレジットカード払いをした夫。「日本円なら安心」と円払いを選びましたが、帰国後に明細を見て「思ったより高い…」とショック! 現地通貨で払ったほうが安かったのでしょうか?

配信日:
この記事は約 3 分で読めます。
海外でクレジットカード払いをした夫。「日本円なら安心」と円払いを選びましたが、帰国後に明細を見て「思ったより高い…」とショック! 現地通貨で払ったほうが安かったのでしょうか?
海外旅行中、クレジットカードで買い物をすると「日本円と現地通貨のどちらで支払いますか?」と聞かれることがあります。「ドルやユーロより円のほうが金額を把握しやすい」と考え、日本円を選ぶ人もいるでしょう。
 
しかし、日本円払いを選ぶと、現地通貨払いより支払額が高くなる場合があります。なぜ、同じ買い物でも選ぶ通貨によって金額が変わるのでしょうか。
 
この記事では、海外でのカード決済の仕組みと、どちらを選ぶとよいのかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

海外で日本円払いを選ぶと、現地通貨払いより高くなる場合がある

海外の店舗でカードを利用すると、日本円と現地通貨から支払う通貨を選べることがあります。
 
日本円を選ぶ方式は「DCC(Dynamic Currency Conversion)」と呼ばれます。簡単にいうと、海外での買い物代金を、その場で日本円に換算して決済する仕組みです。
 
例えば、アメリカで100ドルの商品を買う場合、現地通貨払いなら「100ドル」と表示されます。一方、日本円払いでは「○○円」と円換算された金額が表示されるため、支払額を把握しやすいのがメリットです。
 
ただし、日本円払いでは、店舗やDCCサービスを提供する事業者側が提示する換算レートなどが使われます。換算時の手数料などが上乗せされ、現地通貨で支払う場合より割高になる可能性があります。
 
現地通貨払いでは、国際ブランドが定める為替レートなどをもとに日本円へ換算され、カード会社所定の海外事務処理手数料が加わるのが一般的です。
 
つまり、日本円払いと現地通貨払いでは、円に換算する方法や手数料が異なります。「円なら分かりやすい」という理由だけで選ばず、それぞれの違いを知っておくことが大切です。
 

日本円払いと現地通貨払いで「1万円の買い物」の支払額を比較

では、日本円と現地通貨ではどの程度の差が出るのでしょうか。例えば、現地通貨での商品価格を国際ブランドの換算レートで計算すると、1万円になるケースを考えてみましょう。
 
仮にカード会社の海外事務処理手数料が3.63%なら、現地通貨払いの支払額は「1万円+363円=1万363円」です。
 
一方、日本円払いを選んだときに、店舗側から1万800円と提示されたとします。この場合、日本円払いは1万800円、現地通貨払いは1万363円なので、現地通貨払いのほうが437円安くなります。
 
ただし、これは仕組みを分かりやすくするための一例です。海外事務処理手数料はカード会社によって異なり、日本円払いで適用される換算レートも店舗やDCCサービスなどによって変わります。
 
そのため、「現地通貨なら必ず○%安い」とは限りません。実際の差額は、それぞれに適用されるレートや手数料によって変わることを覚えておきましょう。
 

海外でカードを使う際は換算レートや海外事務処理手数料も確認

海外でカード決済をする場合は、基本的に現地通貨を選ぶとよいでしょう。アメリカなら「USD」、ユーロ圏なら「EUR」といった表示を選択します。
 
決済端末に「JPY」と現地通貨が表示されたら、円でいくらになるかだけでなく、換算レートや手数料も確認しましょう。店員から「日本円で払いますか?」と聞かれた場合も、現地通貨で支払いたいと伝えることができます。
 
また、旅行前に自分のカードの海外事務処理手数料を確認しておくことも大切です。カード会社の公式サイトや会員規約などで調べておけば、海外で支払方法を選ぶ際の判断材料になります。
 

まとめ

海外で「日本円で払いますか?」と聞かれると、普段使っている円のほうが安心だと感じるかもしれません。
 
しかし、日本円払いでは店舗やDCCサービス側が提示するレートなどが適用され、現地通貨払いより割高になる場合があります。現地通貨払いにもカード会社所定の海外事務処理手数料がかかりますが、海外でカードを利用する場合は現地通貨での決済を基本に考えるとよいでしょう。
 
海外旅行の前には利用するカードの手数料を確認し、現地では決済端末の通貨表示や換算レートをよく見て選択することが大切です。仕組みを知っておけば、「思ったより高かった」という失敗も防ぎやすくなるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu

LINE