「インスタントみそ汁」VS「手作りみそ汁」1食分のコスパはどれくらい違う?
配信日: 2023.11.24 更新日: 2024.10.10
一方で手軽にみそ汁が飲めるものといえば、インスタントみそ汁もあります。
今回は、「インスタントみそ汁」と「手作りみそ玉」のどちらのほうがコスパがよいかを検証します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「インスタントみそ汁」と「手作りみそ玉」の1食分にかかるコストの比較
「インスタントみそ汁」と「手作りみそ玉」をそれぞれ飲むためにかかるコストは、以下の3つです。
●インスタントみそ汁の購入費
●水道代
●お湯を沸かすための光熱費
水道代とお湯を沸かすための光熱費はどちらも同じであるため、「インスタントみそ汁」と「手作りみそ玉」自体の費用と、水道代・電気代に分けてコストを比較してみましょう。なお、毎日の朝食にみそ汁を飲むことを想定して計算します。
「インスタントみそ汁」と「手作りみそ玉」のコスト
インスタントみそ汁は、1回分が小分けになっている即席みそ汁です。生みそタイプから、フリーズドライタイプまでさまざまな種類の商品が販売されています。
フリーズドライタイプ商品に限定して相場を確認してみると、1食分およそ110~140円でした。1食分110円のインスタントみそ汁を購入した場合、1ヶ月(30日間)で約3300円かかります。
対して「手作りみそ玉」は、使用する食材によってかかる費用が異なります。みそ汁1食分には、みそ約17グラム、お湯160ミリリットルが目安だそうです。
今回は、約200円のだし入りみそ(750グラム)と乾燥みそ汁の具(税込み約235円でみそ汁15杯分)を使用すると仮定して計算してみましょう。750グラムのみそで、みそ玉が約44個作れることになります。乾燥みそ汁の具の費用と合わせて、みそ玉1食分の食材費は約21円、1ヶ月で約630円です。
みそ玉に入れる具材は、お好きなもので問題ありませんが、選ぶものによって費用が異なる点にご注意ください。
各みそ汁を飲むための水道代と電気代
次は、それぞれのみそ汁を飲むためのお湯にかかる水道代と、そのお湯を沸かすための電気代を見てみましょう。1食分のみそ汁には、お湯が160ミリリットル必要です。今回は、1250ワットの電気ケトルで約1分お湯を沸かしたと仮定して、水道代と電気代を計算します。
1食分にかかる水道代は約0.04円(水道代1リットル当たり0.24円)、電気代は約0.62円(電気代単価30円/キロワットアワー)となります。1ヶ月当たりだと、水道代が約1.2円、電気代が約18.6円です。それぞれのコストを比較すると、表1の結果となります。
表1
インスタントみそ汁 | 手作りみそ玉 | |||
---|---|---|---|---|
1日分 | 1ヶ月分 | 1日分 | 1ヶ月分 | |
購入費もしくは食材費 | 約110円 | 約3300円 | 約21円 | 約630円 |
水道代・電気代合計 | 約0.7円 | 約20円 | 約0.7円 | 約20円 |
合計 | 約111円 | 約3320円 | 約22円 | 約650円 |
※筆者作成
表1の結果から、双方の1ヶ月におけるコストの差は2670円となりました。「手作りみそ玉」のほうが大幅に節約できるといえるでしょう。
手作りみそ玉の作り方
節約するには、みそ汁を手作りするのが効果的であると分かりましたが、毎日鍋でみそ汁を作る暇がない方は、みそ玉をまとめて作ってストックしておくと便利です。
1食分のみそ玉のレシピは、以下の通りです。
●みそ:大さじ1
●かつおだし(もしくはかつお節):小さじ1
●お好きな具材
だし入りみそを使用することで、かつおだしを入れなくて済みます。お湯を注ぐだけで飲めることがベストですので、火を通す必要がある具材は避けましょう。ただし事前にゆでて冷ましておくことで、使用可能です。
作ったみそ玉は冷凍保存が可能ですので、長期保存もでき、いざというときに役立つでしょう。
毎日みそ汁を飲むなら「手作りみそ玉」がおすすめ
今回の結果から、「インスタントみそ汁」よりも「手作りみそ玉」のほうが節約できることが分かりました。ただしみそ玉に入れる具材によって、かかる費用は異なります。
みそ玉をまとめて作って冷凍庫にストックしておけば、時間がない日や1食分だけ欲しいときに便利です。
出典・参考
東京都水道局 よくある質問 節水について
東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B・C 従量電灯B
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー