高校卒業後は「警察官」になりたいという息子。「高卒」と「大卒」では、将来的な年収や昇進のスピードにどれくらい差が出るのでしょうか?

配信日: 2026.05.21
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高校卒業後は「警察官」になりたいという息子。「高卒」と「大卒」では、将来的な年収や昇進のスピードにどれくらい差が出るのでしょうか?
高校を卒業して警察官を目指す場合、大卒と比べて将来の給与や昇進のスピードがどの程度変わるのか、気になる人もいるでしょう。高卒採用は、早く現場で経験を積むことが有利に見える一方で、学歴による違いがキャリアに影響を与えることもあるようです。
 
今回は、警察官の「高卒」と「大卒」の給与や昇進スピードの違いについて解説します。
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学歴による警察官の給与の違い

警察官の採用枠は、おもにI類とIII類に分けられ、それぞれ受験資格や待遇が異なります。
 
I類採用者は、おもに大学卒業者または大学卒業程度の学力を有する人、III類採用者は高校卒業者や高校卒業程度の学力を有する人を指します。これら2つの区分では、警察学校での教養期間や初任給の金額、その後の年収推移に差が生じるようです。
 
警視庁のモデルケースでは、初任給はI類採用者が32万1900円、III類採用者が27万9400円となっており、4万円以上の差があります。
 
実務2年目の年収例をみると、I類採用者が657万4400円、III類採用者が604万5700円となります。1年目の初任給から継続して、I類の方が高い水準で推移しており、年間の収入差は約50万円ほど生じる計算です。
 
大学卒業の人があえてIII類を受験することも可能ですが、教養期間や給与面での条件がI類より低くなる可能性がある点には注意が必要です。試験は、1つの類別しか選べないため、自身のキャリアプランや待遇の違いをふまえて慎重に検討する必要があるでしょう。
 

昇進するスピードも異なる

大卒(I類)と高卒(III類)では、昇任試験を受験できるまでの期間に違いがあります。試験自体は学歴にかかわらず公平に行われますが、受験資格を得るために必要な実務経験の長さが異なります。
 
例えば、警視庁では巡査から巡査部長への昇任試験を受ける場合、巡査としての勤務実績が大卒採用者は1年、高卒採用者は4年必要です。
 
さらに巡査部長から警部補への昇任試験でも違いがあります。受験資格を得るには、巡査部長としての勤務実績が大卒採用者は1年、高卒採用者は3年必要になります。
 
このように、警部補を目指すための期間が大卒採用者の方が短く設定されているため、昇進スピードは大卒の方が早くなりやすいといえます。
 
なお、警部補より上の階級を目指す場合、高卒と大卒での勤務実績の違いはないようです。
 

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