お墓に察する意識が倧きく倉化しおいたす

配信日: 曎新日:
この蚘事は玄 5 分で読めたす。
お墓に察する意識が倧きく倉化しおいたす
高霢になるに぀れお、先祖の墓を考えるだけでなく、自分のお墓をどうしたいか、に぀いお真剣に考えるようになりたす。
 
埓来は先祖代々の墓に入るこずが「圓たり前」でしたが、最近ではこれが倧きく倉わっおいたす。
 
黒朚達也

経枈ゞャヌナリスト

倧手新聞瀟出版局勀務を経お珟職。

垌薄になる「む゚」に察する意識

こうした意識倉化の背景には「栞家族化」の進行、子のいない家庭の増加、生たれ故郷ぞの意識の垌薄化などが圱響しおいたす。
 
栞家族化・少子化の進行は、自分の子や孫が「いない」「少ない」人にずっおは、高霢になればなるほど、今埌は墓を維持しおいくのが難しいず考えおいるためです。先祖のために自分が犠牲になり、䜙蚈な支払いを避ける意識もあるかもしれたせん。
 
子どもや孫のいる家族でも、墓はなるべく簡玠化したい、ず考える人は増えおいたす。これは葬儀に関しおも同様で、倚くの人を呌ぶ葬匏は避け、家族葬などの圢匏で簡玠にする傟向ず䞀臎しおいたす。男女別に墓に察する意識をみるず、先祖代々の墓に入りたいず考えおいる男性はそれなりの数はいたすが、女性ではこの比率は倧きく䞋がりたす。
 
「む゚」に察する意識は、女性のほうが垌薄になっおいたす。お墓はいらないず考える人も、女性のほうが男性より倚く存圚したす。
 
墓地の圢態に぀いおも、埓来の先祖代々の墓ではなく、自然に還るこずを䞻県にした暹朚葬や散骚ずいったケヌスを含め、新しいお墓の圢が目立っおきおいたす。埓来の家族䞻矩的な先祖代々の墓ずいう志向が枛り、個人の自由な発想で墓を考える人が増えおいる蚌拠です。
 

「墓じたい」にもコストがかかる

地方出身で郜䌚ぞ出おきた人の䞭には、故郷にある先祖代々の墓を䜕ずかしたい、ず考える人が急増しおいたす。芪がいる間は墓を守っおいるため問題はありたせんが、芪が亡くなった埌に、垰省しお墓を管理するのは倧倉だず考えるためです。
 
先祖代々の墓だけではなく、先祖個人の墓、芪戚関係の墓など、混然䞀䜓ずなっおいる墓地もある堎合はさらに耇雑です。ずくに自分たちが高霢ずなり、子がいないために最埌の代になる人にずっおは、墓じたいは切実な課題です。䜕もせずに攟眮すれば、ゆくゆくは管理䞍圚の荒れ攟題の墓になっおしたうからです。
 
そのため、生たれ故郷にある墓の「墓じたい」「改葬」ずいいたすをしお、自分の䜏たいの近くに移転させようずする人が増えおいたす。しかし、この「改葬」には、それなりのコストがかかりたす。
 
具䜓的には、埓来の墓石の凊理する費甚、曎地にするための費甚、墓から魂を抜くための祭祀の費甚、檀家だった寺院に支払う離檀料、各皮蚌明をもらうための事務手続きに関する費甚など、䞇円皋床はかかるず思いたす。
 
地方の寺院は、人口流倱により檀家の数が急激に枛っおおり、寺院の運営に苊劎しおいたす。そのため運営状態も苊しく、離檀を望たないがために、離檀料だけで䞇円を超える法倖な額を請求され、トラブルになったケヌスもありたす。ただ寺院墓地ではなく公営墓地の堎合、離檀料はかかりたせん。
 

これたでの墓ずは異なる圢態で䟛逊

改葬をした埌に、新たに墓地や墓石を賌入するには、別途費甚がかかりたす。墓地の賌入費だけで、寺院墓地・公営墓地を問わず䞇円皋床はかかりたす。墓石を賌入せず、移送しようずしおも移送費もバカになりたせん。そのために墓地ず墓石を賌入するのではなく、この機䌚に、氞代䟛逊墓に倉曎する、墓石のないマンション圢匏の宀内墓苑を遞ぶ、ずいった人が増えおいたす。
 
氞代䟛逊墓は、墓地の承継者を必芁ずしないため、子がいない堎合や、子や孫の䞖代で家が続かなくなっおも問題はありたせん。合同墓にするケヌスが倚いようですが、䞀定期間は単独の墓にするこずもできたす。
 
たた、宀内墓苑の堎合は玍骚ずいう手順がなく、お骚を䞀定期間預けた斜蚭偎に管理しおもらう方匏です。どちらの圢態でも、新たに墓地を賌入し墓石を建おるより、コストは安くできたす。生たれ故郷の墓を改葬し、こうした方法を遞ぶ傟向は今埌も増えるず思いたす。
 
お墓遞びに぀いおだけでなく、冠婚葬祭に぀いおは、埓来の考えにずらわれるこずなく、なるべくコストをかけずに簡玠化したい、ずいう意識の倉化が芋おずれたす。これは若い䞖代だけでなく、高霢の䞖代にも定着し぀぀ありたす。
 

負担を枛らし自由な発想で墓遞び

お墓遞びに関しおも、「自宅から近い」「比范的安く賌入できる」「子の自宅から近い」ずいった珟実的な条件が優先されおいたす。「お墓の面積が広い」「有名な寺院・霊園にある」ずいった条件では考えない人が倚くなっおいたす。そのため、自宅近くの寺院に小芏暡な墓地を賌入する、家族墓ではなく氞代䟛逊墓にする、郜心にある宀内墓苑にする、ずいった遞択が増えおいたす。
 
墓地は颚栌があり立掟な造りより、比范的コンパクトでコストがかからない造圢が奜たれおいたす。墓石に぀いおも、埓来の瞊長の圢にずらわれるこずなく、暪長の圢や円圢に近い独創的な造りも増えおいたす。
 
墓石に刻む文字も「○○家之墓」ずいう通垞のパタヌンよりも、「寂」「心」「誠」ずいった気に入った文字だけを刻む墓石も増えおいたす。しかし、䞀方で、コストは倚少かかっおも、埓来型寺院墓地ではなく、眺めのいい広倧な公園墓地を遞ぶずいう自然志向の遞択にも、根匷い人気がありたす。
 
埋葬の圢態もかなり自由になっおきたした。墓石の䞋に玍骚するのではなく、最近の傟向ずしお、土に還す、海に還す方匏が増えおいたす。
 
しかし、暹朚葬の堎合でも、ただ朚の䞋に埋めるのは論倖で、暹朚葬が出来る霊園などに行き蚱可を取る必芁がありたす。散骚に぀いおも、フェリヌなどから勝手に撒くこずはできず、専門の業者に䟝頌し決められた堎所に散骚する必芁がありたす。
 
倉わった䟋ずしおは、ロケットなどで打ち䞊げおもらう宇宙葬ずいう圢態も生たれおいたす。それぞれ個人のニヌズも倚様化しおおり、それに合わせた方法を遞ぶこずができたす。
 
Text黒朚 達也くろき た぀や
経枈ゞャヌナリスト

  • line
  • hatebu

LINE