更新日: 2019.09.18 その他相続

終活っていつから始める?はじめの一歩は何をすればいい?

終活っていつから始める?はじめの一歩は何をすればいい?
年齢をある程度重ね、終活はどのようなことからすべきなの? 何歳から始めるべきなの? といったことを考える方も少なくないと思いますが、その前にすべきことがあります。終活のことが頭をよぎったら、まずすべきことについて見ていきましょう。
 
秋口千佳

執筆者:秋口千佳(あきぐちちか)

CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士

そろそろ終活を始める年齢なのかも?

結論から言います。終活を始める年齢は決まっていません。思い立ったが吉日です。人生の節目、ライフプランが大きく変わる時に始めるのが有効です。
 
それはなぜなのか?自分自身の過去を振り返り、前へと進むタイミングの時だからです。終活の本質とは、「人生の終わりをより良く迎えるため、今の人生を見直すこと」だからです。
 

断捨離からの終活

終活を始めるタイミングが人生の節目と言われても、多くの方がピンとこないかもしれません。ですので、自分自身がステップアップする時に、自分自身を見つめ直す作業として、終活をとらえてください。
 
そのため、まずは見つめ直す作業の前段階として、断捨離を行います。終活の前にすべきは、断捨離なのです。その断捨離についても、間違ったことをしがちなので、注意してください。
 

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終活の前にすべき断捨離とは?

断捨離と聞くと「=大掃除」という考えに結びつく方も多いと思いますが、そこはちょっと待ってください。終活の前にすべき断捨離は「心」「人間関係」「お金」の断捨離です。
 
この3つの中で一番大切なのは「心」の断捨離です。自分を見つめ直す作業という意味では、過去の自分と今の自分とを客観的に分析(断捨離)し、将来の自分を強く思う「心」が必要となります。
 
次に大切なのが「人間関係」です。わずらわしい人間関係を整理(断捨離)することで、大切な人とは関係がより深くなり、新たな縁を結ぶことができ、ステップアップできるようになるのです。
 
最後の「お金」の断捨離は、「心」と「人間関係」の断捨離が終わると、無駄なお金の使い方をすることはなくなり、すべてのお金の使い方が、自分自身をより良い生活に導くために使えるようになるのです。
 

3つの断捨離は順番を間違えずに時間をかけて行っていく

つまり、終活前の断捨離で大切なのは順番です。
 
(1)「心」の断捨離とは、過去の自分や今の自分と向き合うことで、将来の自分を考えること。
 
(2)「人間関係」の断捨離とは、自分と関わる人をグループ分けして、つき合い方を見直すこと。
『常に連絡を取り合いよく会っている人』
『最低年に1回は会っている人』
『時節のあいさつだけで会うことのない人』
そして、年に1回、例えば年賀状やお中元やお歳暮の季節に、断捨離すること。もちろん、SNS等の人間関係も同じです。
 
(3)「お金」の断捨離は、(1)(2)をするだけで特にすることはありません。
 

断捨離をしてから終活を行うと、さらなるステキな将来が待っている

先述したとおり、終活の本質とは、「人生の終わりをより良く迎えるため、今の人生を見直すこと」です。今の人生をより良くすれば、最期の瞬間まで、ステキな人生を歩めます。
 
そういった意味で、人は常に終活、つまり「今の人生を見つめ直す」必要があるのかもしれません。そのため、終活を始めるタイミングは、思い立ったが吉日であり、人生の節目であり、ライフプランが大きく変わる時なのです。
 
あなたも始めませんか?本当の意味の終活を、そしてその前にすべき断捨離を。
 
※2019/9/18 内容を一部変更させていただきました。
 
執筆者:秋口千佳
CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士


 

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