4人家族で「カローラ」に乗ってるけど、子どもの成長で手狭に。親が2年乗った「ノア」を譲ってくれることになったけど、税金はかかる?

配信日: 2025.01.17

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4人家族で「カローラ」に乗ってるけど、子どもの成長で手狭に。親が2年乗った「ノア」を譲ってくれることになったけど、税金はかかる?
子どもたちの体が小さい頃は気にならなかった車のサイズも、成長につれ、手狭に感じるようになるかもしれません。そんなとき、これまでの車より大きなミニバンを親が譲ってくれることになればありがたいですよね。
 
広々とした車内と便利な機能に期待が膨らむ一方、忘れてはいけないのが「贈与税」の存在です。本記事では、2年落ちのトヨタ「ノア」をもらった際の贈与税について解説します。
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贈与税とは? 金銭以外の財産でも贈与税がかかる場合がある!

贈与税と聞くと、多額の現金や高価な財産に関係するものと思いがちです。しかし、実際には金銭以外の財産をもらう場合にも贈与税がかかります。
 
贈与税は、1月1日から12月31日までの1年間に受け取った財産の合計額が基礎控除額である110万円を超えると、その超過分に対して課税されます。したがって、譲ってもらう車の価値が110万円を超える場合、贈与税の対象になる可能性があるのです。
 

2年落ちのノアをもらった場合に贈与税はかかるのか?

2年落ちの「ノア」を親から譲ってもらう場合、贈与税はかかるのでしょうか? 今回はトヨタ認定中古車のサイトを参考に、ノアの価値を確認してみましょう。トヨタ認定中古車サイトで検索する条件は次のとおりとします。
 

【設定条件】

・車種:ノア
・年式:2021年~2022年

 
この条件で車両価格が低い順に検索すると、最も安いものでも159万8000円、支払総額は176万2000円でした(2024年12月末時点)。2年落ちのノアの価値は基礎控除額の110万円を超える可能性が高く、基本的には贈与税の対象となるでしょう。
 

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贈与税を抑える方法

「親から譲ってもらうだけなのに税金がかかるなんて……」と感じるかもしれませんが、いくつかの工夫で贈与税を抑えることが可能です。
 

査定額が下がるのを待つ

車は年数が経過するごとに市場価値が下がるため、数年待つことで時価を大きく下げられる可能性があります。
 
トヨタ認定中古車サイトでも、年式を2015年まで下げると、車両価格が89万円、支払総額が100万8000円のものなどがありました(2024年12月時点)。今後しばらく現状の車で我慢できるなら、検討の余地はあるでしょう。
 

親に車を売却してもらい、現金での支援を受ける

親にノアを売却してもらい、現金で支援してもらう方法です。贈与税の基礎控除である110万円を超えない範囲で現金を受け取れば、税金がかかりません。
 
例えば、300万円のノアを買うために親から100万円をもらい、残りの200万円は自分で支払うという形を取れば、贈与税を回避できます。
 

親名義のまま借りる

名義を変更せず、親名義のままノアを借りて乗る場合には贈与とはみなされないため、贈与税はかかりません。その際は万が一のことを想定し、任意保険の補償範囲などをしっかりと確認してから乗るようにしましょう。
 

まとめ

親から「ノア」を譲り受けることは、家族の生活を快適にする良い選択かもしれません。しかし、基礎控除額を上回る場合には贈与税が発生します。車の時価や贈与税の基礎控除額をしっかり確認し、事前に親ともよく話し合っておきましょう。
 

出典

国税庁 No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税)
トヨタ 中古車
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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