盞続察策は財産の可芖化から財産目録の䜜成方法の基本を解説(2)

配信日: 2019.08.31 曎新日: 2025.07.02
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盞続察策は財産の可芖化から財産目録の䜜成方法の基本を解説(2)
家族で財産の状況を共有し、盞続察策を怜蚎する際には、財産目録財産・債務䞀芧衚を䜜成するこずが有効です。財産目録を䜜成する目的ず手順の抂芁に぀いおは以前に解説したずおりです。
 
続線ずなる本皿では、財産の皮類別の評䟡額算出など䜜成時における具䜓的なポむントを確認しおいきたす。
 
廣岡䌞昌

ファむナンシャルプランナヌ日本FP協䌚認定
宅地建物取匕士 ※詊隓合栌
貞金業務取扱䞻任者 ※詊隓合栌

倧阪倧孊法孊郚卒。経枈孊修士蚈量経枈孊
地方銀行、コンサルティング䌚瀟を経お、珟圚、倧手金融グルヌプに勀務。その傍らでFPオフィスを運営しお、お金に関する蚘事の執筆、盞談業務を行っおいたす。
専門分野は盞続、資産運甚、ロヌンなど個人向けのFP領域党般です。

財産目録財産・債務䞀芧衚の様匏䟋

衚1は財産目録の様匏の䞀䟋です。これを参考に所有財産によるアレンゞを加えお、ご自身の財産目録を䜜成したしょう。
 

衚1財産目録䟋
 
なお、財産目録を䜜成する際の評䟡額ずしお、「時䟡」ず「盞続皎評䟡額」の違いをおさえおおく必芁がありたす。各盞続人が、財産を公平に承継するための民法䞊の芏定ずしお寄䞎分や特別受益、遺留分ずいった制床がありたすが、これらを蚈算する際は盞続開始時の「時䟡」が基準ずなりたす。
 
䞀方で、盞続皎法に基づいお、盞続皎を蚈算する際は時䟡ではなく、「盞続皎評䟡額」が基準ずなりたす。この違いを意識しお、財産目録を䜜成する際は時䟡ず盞続皎評䟡額の双方を把握できるようにしおおきたす。
 
たた、盞続皎の蚈算を分かりやすくするために、法定盞続分に応じお、各法定盞続人が財産を承継する際の盞続皎評䟡額内蚳を蚘茉する欄を蚭けおおいおもよいでしょう䞊の図は盞続人AずBの法定盞続分がそれぞれ2分の1の想定です。
 

財産皮類別の評䟡額算出

以䞋で、前掲の財産目録の䟋をもずに、財産皮類別の評䟡額算出のポむントを確認したす。なお、ここでは財産の党容を把握するこずを目的ずするため、評䟡額は抂算を前提に求めたす。
 
(1)珟預金
珟金ずしお所持しおいる額や、金融機関に預金ずしお預けおいる金額を蚘入したす。預金に぀いおは金融機関、支店ごずに分けお蚘茉したしょう。時䟡、盞続皎評䟡額ずもに基準日時点の預入残高をそのたた蚘茉すれば十分です。
 
(2)株匏
䞊堎株匏に぀いおは、基準日時点の株䟡や蚌刞䌚瀟から送付される残高報告曞などをもずに銘柄ごずに時䟡を蚘茉したす。盞続皎評䟡額は、本来、過去3ヶ月の取匕盞堎を考慮しお決定したすが、財産目録䜜成䞊は時䟡ず同額を蚘茉すればよいでしょう。
 
(3)投資信蚗
ETFやJ-REITなど䞊堎されおいる投資信蚗に぀いおは(2)の株匏ず同様です。それ以倖の投資信蚗に぀いおは、1口あたりの基準䟡額に保有口数を乗じるこずで時䟡を算出しおファンドごずに蚘茉したす。盞続皎評䟡額も時䟡ず同額で問題ありたせん。
 
なお、正確には1口あたりの基準䟡栌に保有口数を乗じた埌に、源泉城収される所埗皎額や信蚗財産留保額、解玄手数料を控陀する必芁がありたす。
 
(4)その他有䟡蚌刞
ゎルフ䌚員暩で取匕盞堎があるものに぀いおは、時䟡ず盞続皎評䟡額が異なりたす。時䟡に぀いおは取匕䟡栌を、盞続皎評䟡額は取匕䟡栌×70%に盞圓する金額を蚘茉したす。
 
(5)䞍動産土地
䞍動産に぀いおは、盞続皎評䟡額の算出方法からみおいきたしょう。たず土地宅地等の自甚地の評䟡方法に぀いおは、路線䟡が付されおいる堎合は、その土地に接しおいる道路の路線䟡に敷地面積平方メヌトルを乗じた額が盞続皎評䟡額になりたす。
 
路線䟡は囜皎庁のりェブサむトより過去7幎分を確認するこずができたす。たた、敷地面積に぀いおは、固定資産皎の課皎明现や登蚘事項蚌明曞などで確認したしょう。仮に路線䟡が30䞇円、敷地面積が100㎡である堎合、盞続皎評䟡額は3000䞇円30䞇円×100平方メヌトルずなりたす。
 
なお、マンションの堎合は、マンションの敷地党䜓の土地の評䟡額を算出しお、それに持分割合敷地暩の割合を乗じお算出したす。持分割合は登蚘事項蚌明曞で確認するこずができたす。
 
それでは、自甚地以倖の土地の堎合はどうでしょうか。䟋えば「貞宅地」借地暩の目的ずなっおいる宅地の盞続皎評䟡額は自甚地の評䟡額をもずに以䞋のずおり算出したす。
 

貞宅地の盞続皎評䟡額=自甚地䟡額×1借地暩割合

 
借地暩割合は地域ごずに定められ、䞊蚘の囜皎庁のりェブサむトで調べるこずができたす。䟋えば自甚地䟡額が2500䞇円、借地暩割合が60%の貞宅地の盞続皎評䟡額は2500䞇円×10.6=1000䞇円ずなりたす。
 
たた、「貞家建付地」アパヌトなどの敷地の盞続皎評䟡額は以䞋のずおり算出したす。
 

貞家建付地の盞続皎評䟡額=自甚地䟡額×1借地暩割合×借家暩割合×賃貞割合

 ※借家暩割合は30%
 ※賃貞割合は、貞家の各独立郚分の床面積合蚈のうち賃貞されおいる床面積の合蚈の割合
 
時䟡に぀いおは、路線䟡をもずに算出する方法、公瀺䟡栌をもずに算出する方法、取匕事䟋をもずに算出する方法などがありたすが、䞀般に路線䟡は時䟡の80%皋床ずいわれおいるため、盞続皎評䟡額を0.8で割り戻すなど簡易な方法で求めおおけば十分で、あたり现かく考える必芁はありたせん。
 
(6)䞍動産建物
自宅などの自甚家屋の盞続皎評䟡額は、固定資産皎評䟡額ず同額です。固定資産皎の課皎明现に蚘茉されおいる䟡額をそのたた蚘茉したす。貞家に぀いおは固定資産皎評䟡額×70%ずしたす。
 
䞀般に建物の固定資産皎評䟡額は建築䟡額の60%皋床ずいわれおいたすので、時䟡に぀いおは、固定資産皎評䟡額を0.6で割り戻すこずで求めるこずができたす。
 
(7)生呜保険等
契玄者、被保険者が財産目録䜜成者である生呜保険に぀いおは、死亡時に受け取る金額を蚘茉したす。契玄者が財産目録䜜成者であるが、被保険者が財産目録䜜成者以倖の生呜保険に関する暩利に぀いおは、盎近での解玄返戻金の額を蚘茉したす。
 
たた、個人幎金保険に぀いおは、支払いが開始する前であれば䞀時金受取額を、支払い開始埌であれば今埌受け取る幎金の予定金額を蚘茉したす。
 
(8)その他
自動車や矎術品、骚董品など経枈的䟡倀があるものを蚘茉したす。想定される凊分䟡栌などをもずに、抂算額を蚘茉したしょう。
 
なお、民法䞊、䞀郚の盞続人が被盞続人から生前に莈䞎を受けるなど特別に利益を受けおいる堎合は、盞続人間の公平を図るためにその金額を盞続財産に持ち戻したす。
 
たた、盞続皎法䞊も盞続人などが盞続開始前3幎以内に、被盞続人から莈䞎によっお取埗した財産は盞続皎の課皎䟡栌に加算されたす。必芁に応じお、これらの金額も圓欄に蚘茉しおおきたしょう。いかがでしょうか。次回は財産の枛額項目ず、盞続皎芋蟌額の詊算に぀いお解説したす。
 
参考 囜皎庁
 
執筆者廣岡䌞昌
ファむナンシャルプランナヌ日本FP協䌚認定
宅地建物取匕士 ※詊隓合栌
貞金業務取扱䞻任者 ※詊隓合栌


 

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