片づけの美学80 ダイニングテーブルから始める、雰囲気をガラッと変える片づけ術

配信日: 2020.09.22

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片づけの美学80 ダイニングテーブルから始める、雰囲気をガラッと変える片づけ術
ダイニングテーブルに、調味料や薬など、いろいろモノが常に置かれている。テーブルが、「モノ置き場」状態になってしまっているご家庭はありませんか?
 
ダイニングテーブルにいつもモノが置かれていると、「ダイニングがいつも片づいていない」という印象が強くなります。そうなると、だんだんダイニングの床にも、棚にもモノがたまっていき、ゴミゴミした感じが広がる悪循環。
 
まずは、ダイニングテーブルをスッキリさせることで、印象を一変させてみましょう。ダイニングテーブルが変わるだけで、「他の場所もスッキリしたい」と、自然と行動が変わっていくかもしれません。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

想像以上の変化。ダイニングテーブルがスッキリ

ダイニングのイメージを作り出すのは、ダイニングテーブルです。なぜなら、多くの家庭のダイニングで、テーブルが一番目につく場所にあり、体積も大きい家具になるからです。逆にいうと、ダイニングテーブルがいつもきれいに保たれていると、他が多少ゴミゴミしていても、スッキリした印象が強くなります。
 
そのためにも、ダイニングテーブルは「食事のとき以外、何も乗っていない」という状況を作り出す必要があります。ダイニングテーブルを「荷物ゼロ」にするための、ちょっとしたコツを紹介します。
 

まず、テーブルのモノを移動する

まずは、テーブルの上に置かれているモノをすべて移動させましょう。その際、移動先を分類することは、とても大切です。ドサッと別のところに移すだけでは、しばらくすると、またテーブルの上はモノだらけに逆戻りします。
 
分類は2種類。
・毎日使うモノ:例えば、薬やリモコンなど
・それ以外
 
毎日使うモノは、収納するよりも、他の場所で出しっぱなしにできるところを探しましょう。できるだけ、テーブルの近くがおすすめです。毎日使うモノ以外は、テーブルの上に置いておかなくても生活に支障ありません。引き出しの中などに収納しましょう。
 
調味料やつまようじのように、食事に関係するモノをテーブルに置いている場合、食事のたびに使っているかどうか確認してみてください。「置いておかないと困る」と思い込んでいるだけで、実はそんなに使っていない場合もありますよ。
 

テーブルのきれいをキープする2つのコツ

テーブルにモノを乗せたままにしないためには、これまでの生活を少し変える必要があります。生活スタイルがまったく同じままだと、またいつの間にか、テーブルはモノだらけになってしまいます。試してほしいキープするコツは、2つあります。

<コツ1>食事の後は、必ず拭く

食事の後は、必ずダイニングテーブルを水拭きしましょう。大人が食事をすると、目に見える汚れがないことが多いと思いますが、隅から隅まで、テーブルを拭いてください。
 
用のないモノが乗っていると、水拭きのじゃまになります。水拭きを、テーブルのモノをどかせる「きっかけ」にしてほしいのです。テーブルもこれまで以上に清潔に保てるので、一石二鳥です。

<コツ2>一時的な仮置き場をつくる

テーブルに載っているモノで、移動させると都合が悪くなる場合もありますよね。例えば、「届いた郵便を後でチェックしたい」や、「もうすぐ帰ってくる家族に見せるプリント」など。
 
そんなときは、モノを仮置きするための専用の場所を用意しておきます。仮置き場があれば、食事の前にテーブルに載ったモノをさっと移動する場所にもできます。
 
また、仮置き場の位置を家族と共有していれば、家族全員が探しものをするときに、楽に見つけることができます。「あの書類知らない?」「郵便届いてなかった?」などのトラブルも減らすことができますよ。
 

テーブルのきれいは、メリットたくさん

ダイニングのテーブルをスッキリさせると、見た目だけでなく、清潔感・利便性・探しものがなくなるといったメリットが複数あります。少しの変化で生活が便利になると、他の場所も片づける意欲が出てきます。
 
ダイニングテーブルにモノを乗せたまま生活しているご家庭は、ぜひ試してみてください。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表


 

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