キャッシュレス戦国時代の本命!? 「Visaのタッチ決済」とは?

配信日: 2020.02.16 更新日: 2021.04.05

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キャッシュレス戦国時代の本命!? 「Visaのタッチ決済」とは?
クレジットカード、電子マネー、○○pay……今、さまざまキャッシュレス決済サービスがあふれています。群雄割拠のなか、今後市場を賑わせる可能性があるのが「Visaのタッチ決済」です。
 
馬場愛梨

執筆者:馬場愛梨(ばばえり)

ばばえりFP事務所 代表

自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強。銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。

過去の自分のような、お金や仕事で悩みを抱えつつ毎日がんばる人の良き相談相手となれるよう日々邁進中。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。平成元年生まれの大阪人。

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Visaのタッチ決済とは

Visaのタッチ決済とは、国際カードブランド「Visa」が提供する比較的新しい決済方法です。クレジットカードなどVisaのマークが入っている、タッチ決済対応カードを店頭の端末にかざすと、それだけで支払いが完了します。
 
原則1万円以下のお買い物であれば、クレジットカードのようなサインや暗証番号は不要です。○○pay系のスマホ決済のように、アプリにバーコードを表示させる必要もありません。
 
該当のカードをピッとかざすだけでお買い物ができる手軽さは、Suicaなどに代表される交通系ICカードのようです。特定のカードと事前に連動させておけば、おサイフケータイの機能が付いていないスマホやスマートウォッチでもタッチ決済ができます。
 
しかも海外でも同じように使えます。国によっては現地の地下鉄改札などもVisaのタッチ決済で通ることができるので、わざわざ両替したり切符を買ったりせずにスムーズに乗車できますよ。
 

Visaのタッチ決済はどうやって使う?

Visaのタッチ決済をするためには、まず手元に非接触(タッチ決済)対応のVisaカードを用意しましょう。
 
Visaカードには、三井住友Visaカードやイオンカードのようなクレジットカードタイプだけでなく、銀行口座と連動したデビットカード、事前にチャージしておくプリペイドカードもあります。
 
以前からVisaのマークの入ったクレジットカードをお持ちの方は、更新のタイミングで自動的に対応済みのカードに切り替わっているかもしれません。自分のカードを確認して、表面に「Visa payWave」という文字、もしくは電波のようなマークが入っていればタッチ決済ができるカードです。
 
対象のカードさえ手に入れば、あとの使い方はとても簡単です。通常のクレジットカード払いと同じようにレジで提示し、Visaで支払う旨を伝えましょう。あとはお店の端末にピッとかざせば、それで支払い完了です。
 

Visaのタッチ決済はどこで使える?

現時点でVisaのタッチ決済ができる主な店は、以下のとおりです。
 
<コンビニ>
・ローソン
・アズナス
 
<飲食店>
・マクドナルド
・HUB
 
<物販店>
・TSUTAYA
・文教堂
・エブリイ
 
<施設>
・表参道ヒルズ
・関西国際空港
 
Visaのタッチ決済はスピーディーにお会計ができて便利なのですが、Visaのクレジットカード払いやほかのキャッシュレス決済に比べると、まだ使える店舗やシーンは限られています。ただ、ここ数年でキャッシュレスに対応するお店は急増してきていますし、タッチ決済の広がりもこれからといったところでしょう。
 

動きの激しいキャッシュレス業界に注目

キャッシュレス決済はお得で、便利で、慣れれば使い勝手も良いものです。政府も2016年時点で「20%」のキャッシュレス決済比率を、将来的に「80%」まで引き上げるのを目標に、キャッシュレス化促進のためポイント還元策などを打ち出しています。
 
今後も新しい決済サービスがリリースされたり、使えるお店が増えたり、お得なキャンペーンが開催されたり、さらに利用しやすい環境が整ってくるかもしれません。引き続き目が離せませんね。
 
(出典)
Visa「Visaのタッチ決済(非接触決済)」
経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」
 
執筆者:馬場愛梨
ばばえりFP事務所 代表


 

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