更新日: 2020.09.19 家具・片付け
おうち時間が増えた今こそ不用品を処分しよう
執筆者:柴沼直美(しばぬま なおみ)
CFP(R)認定者
大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
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処分の前に買い取りにチャレンジ
ひと言で処分・断捨離と言っても、やはり思い入れのあるものとの別れはなんとなく後ろ髪を引かれる気がするのが人情。
そして「もしかしたら、置いておけば何かの機会に出番がまた来るかも」とか「今はもうこのデザインは、はやっていないけれど、また流行するかもしれない」などといった理由をつけて、なかなか処分に踏み切れないものです。そんなときは、買取業者に連絡して商品の価値を第三者に見極めてもらいましょう。
買取業者に算定してもらうメリットとしては2つあります。1つめは、第三者に見てもらえば、不用品と思われたものが別の人のところで役に立つと思える。2つめは、金額的に仮に価値がないと判断されれば、思い切って処分することができるということです。
不用品買取市場も需給バランスで価格が決定
需給バランスで価格が決定するのは、金融商品だけではありません。不用品市場やスクラップ市場も需給要因が価格を左右します。
今は、ステイホームで身のまわりの整理をする人が非常に増えていることと、例えば食器など物流が活発に機能していたときには、不用品を引き取った業者は海外に輸送するというルートを確保できていましたが、今は物流が滞っているため、不用品の供給があふれています。
買取業者の倉庫も限られていますので、通常ならば100円で引き取ってくれたものも50円、30円と値が下がっていきます。ですから、買取業者に算定してもらったら、予想をはるかに下回る金額を提示されたとしても、それは皆さんがお持ちのものの「価値がない」という意味ではないということです。
それでも第三者に算定してもらってすっきりさせたほうが
前述したとおり、物流が滞っているために、全般的な買取価格は下落傾向にありますが、貴金属類に関してはかなりの高値で引き取ってもらえます。今、安全資産ということで金価格が上昇しています(厳密には安全資産という理由だけではないのですがここでは省略します)。
ですから、「こんな時計なのに思いのほか高く買い取ってもらえた」ということもあり、もちろん個人差はありますがプラス・マイナスではそれほどの違いはないでしょう。そうなれば、身のまわりを整理して気持ちだけでもすっきりさせれば、違うライフスタイルや新しい働き方などのアイディアも浮かんでくると思います。
執筆者:柴沼直美
CFP(R)認定者