更新日: 2020.12.05 家具・片付け

片づけの美学86 洗面所はホコリと汚れがつきやすい|きれいをキープする5つのヒント

片づけの美学86 洗面所はホコリと汚れがつきやすい|きれいをキープする5つのヒント
洗面所は、毎日水で濡れるし、衣類を脱ぎ着する所なので、ホコリや髪の毛、汚れがたまりやすい場所です。しばらく掃除をしないと、頑固な汚れになって、落とすのが大変な作業になることもありますよね。
 
洗面所をきれいにキープするために、普段から気をつけておきたい5つのヒントをご紹介します。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

1.洗面台や鏡は、気が付いたら即対応

汚れたばかりは、汚れが水分を含んでいて柔らかい状態です。すぐにふき取れば、水拭きで十分にきれいになります。汚れをそのままにしてしまうと、乾燥して固くなったり、カビてしまって、落とすのに時間がかかってしまいます。
 
洗面ボールや鏡の汚れに気づいたら、さっと一拭きの掃除をしてみましょう。気軽に掃除ができるように、ティッシュペーパーを洗面所に置いておくのがおすすめです。
 
ティッシュペーパーは、鼻をかんだりと自分のためにも使えるし、使い捨ての雑巾のような役割もしてくれます。「汚した人が拭く」というルールを家族で徹底できると、きれいを長くキープできるはずです。
 

2.洗面用具を収納にしまう

洗面台に洗面用具をじか置きしている方も多いと思います。特に洗面台に広いスペースがある場合、そこに洗面用具が広げてしまいがちです。
 
「すぐ手に取れる」というメリットがある反面、汚れやホコリがつきやすい、掃除はしづらい、ゴチャゴチャして見えるというデメリットも多数ある置き方でもあります。
 
作り付けの収納がある場合は、ひと手間でも収納にしまいましょう。収納がない場合は、壁に小さな棚を取り付けるなど、工夫を楽しんでみるのもいいですね。
 

3.ウエットタイプのフロアシートで床を拭く

洗面所のホコリは、毎日確実にたまっていきます。さらに髪の毛、砂などの衣類ホコリ以外のチリ・汚れが増えるので、こまめなケアは欠かせません。
 
掃除機をかけるよりも、ウエットタイプのフロアシートでホコリを取り除くのがおすすめです。
余裕があるときに、巾木や照明のスイッチなどの出っ張りについたホコリもさっとふき取ると、さらにきれいをキープできます。
 
床の掃除を素早く済ませるために大切なのが、「床にモノは置かない」というルール。
 
スペースの都合でどうしても床に置かざるを得ないという場合は、カゴに入れるなど、さっと移動できる工夫をしておきたいですね。
 

4.排水口は、塩素系漂白剤で手軽に

見えない部分ですが、排水のつまりの原因になったり、悪臭を放つ原因になったりと、トラブルが多いのが排水口です。できるだけきれいをキープさせたい場所です。
 
こまめに排水口の部品を取り出し、塩素系漂白剤を使ってカビや水あか汚れ、髪の毛等を落としておきましょう。
 
泡タイプの塩素系漂白剤は、吹きかけてしばらく時間を置けば、きれいになるので手軽で便利です。
 

5.換気扇も時々チェック

洗面所の天井や壁面に換気扇がついている場合、表面にホコリが付着していないでしょうか。表面にホコリがついている状態なら、内部も相当ホコリがついている可能性が高いです。
 
時間があるなら、解体して、部品を洗浄してみましょう。汚れひどい場合、落ちづらかったりして、簡単な掃除では済まないかもしれません。
 
そうならないために、換気扇の吸気口についたホコリはこまめにふき取り、内部がひどいことにならないようケアしておきましょう。
 
時々、上を見上げてホコリがついていないかチェックするようにしたいですね。
 

1日1つの+α

洗面所を毎日ひととおり掃除するのは大変な負担だと思います。全部はムリでも、「あと1つだけ軽く掃除しておく」という+αをすることで、「手がつけられない汚れ」になるのを防いでいきましょう。
 
毎日少しだけの洗面所ケアで、きれいをキープしていきたいですね。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表


 

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