40代看護師の転職は難しい?転職活動の注意点や成功のポイントなど紹介! |ファイナンシャルフィールド

40代看護師の転職は難しい?転職活動の注意点や成功のポイントなど紹介!

終更新日: 2021.03.01 公開日: 2021.02.27

髙宮幸代

国家資格・キャリアコンサルティング技能士、日本キャリア開発協会 CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)、日本イーラーニングコンソシアム e-Learning チューター、青山学院ヒューマン・イノベーション・コンサルティング(株)キャリア開発事業部 特任研究員

すべての人が幸せに働ける社会をめざす、キャリアコンサルタントです。外資系IT企業で事務職として働き、社会人留学で米国の大学を卒業。卒業後、IT企業で技術職に従事。   その後、大学でeラーニングの学習支援やキャリアコンサルタントとして大学生の就活支援や社会人の学び直しを支援し、幅広いキャリア開発に繋げるキャリアコンサルティングを実施しています。  

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40代は子育てが一段落して復帰した方や、体力的な負担を感じ始める方など、さまざまな変化に直面するタイミングでもあります。そのため、自分に合った職場を探すために、転職を考える方が多いのですが、40代でも転職はできるのでしょうか。

今回この記事では、40代看護師の転職は難しいのか、転職活動の注意点や成功のポイントなどを詳しく紹介します。これから先、転職を考えている看護師の方は、ぜひ参考にしてみてください。

40代の看護師の転職理由とは?

40代の看護師は、一体どのような理由があって転職を考えるのでしょうか。まず、転職理由を見ていきましょう。



育児に集中したいのでゆっくり働きたい

結婚して子どもがいる40代看護師の多くは、子育てと仕事を両立されている方が多いと思います。看護師は体力的にも負担が大きい仕事のため、子育てをしながら働き続けるのであれば、無理なく続けられる職場がよいでしょう。子育てと仕事を両立するとなると、転職活動を行う前にさまざまな条件を見ていく必要があります。

●夜勤や残業はどれくらい?
●平日勤務で土日祝日は休みが取れる?
●育児支援が整っている?
●職場のスタッフや上司は育児に理解がある?

特に、子どもがまだ小さいという方は、転職活動をするときに細心の注意を払わなければなりません。せっかく転職したのに職場が忙しすぎたり、育児に理解がなかったりすると、ストレスもたまって両立どころではなくなる可能性が。

また、何かあったときのために家庭内でもしっかりと話し合って、協力してくれるかどうかを確かめることも大切です。



子育てが落ち着いたのでしっかり働きたい

一方、早くに子どもを出産した方は、子育てが一段落することでしっかりと働きたいと考えるでしょう。しかし、若いころとは異なり、40代看護師は以下の点に気を付けなくてはいけません。

●20代と比べると体力的に大きな差がある
●ブランク期間が長いと転職に不利になるおそれがある

おおよその目安ではありますが、ブランク期間が3年以上ある40代看護師は、体力面のみならず知識面でも不安視されるかもしれません。最新の技術が求められる職場や、テキパキと仕事をこなさなくてはいけないような職場の場合、40代だと苦労する可能性があります。転職先を選ぶ際には、職場の雰囲気や仕事内容をよく見て、自分に合った職場を見つけてください。



スキルアップ・キャリアアップのため

スキルアップやキャリアアップを望む40代看護師は、少数派ではありますがまったくいないわけではありません。40代になっても新しいスキルを身につけたり、管理職を目指して働きたいと考える方もいます。

年齢が高くなるにつれて、転職先によっては給与が下がることも考えられますが、新しいチャレンジを試みれば収入アップも望めるかもしれません。



40代看護師が狙うべき職場とは?

子育てと仕事の両立や、体力的な問題など、40代になるとこれまでと同じような働き方がつらくなってきます。この見出しでは、40代看護師が転職先として狙いやすい職場を3つ紹介します。



クリニック

救急外来がなく、入院設備が整っていないクリニックは、主に外来診療がメインとなります。看護師の仕事内容は、主に以下のとおりです。

●医師の診療補助
●診察前の問診・バイタルの測定
●検査の説明
●採血・注射・点滴の対応など

ほかにも、大きな病院と比べるとスタッフの数が少ないため、医療器具の洗浄や消毒、診察室の清掃などを行うことも。仕事内容は多岐にわたりますが、診療時間が平日に限られていることが多く、土曜日も午前中だけという場合が多いです。夜勤がないため、ワークライフバランスがとりやすいと言えるでしょう。



訪問看護師

訪問看護師は利用者の自宅まで伺い、主治医の指示書に基づいた医療処置を行うのがメインの仕事内容です。利用者によって行う処置は異なりますが、代表的な仕事は以下のものになります。

●カテーテルの交換
●インスリン注射
●点滴
●血糖値の測定
●利用者の健康状態を確認して、主治医に伝える

訪問先であらゆることを、ひとりで責任を持って行う仕事になるため、夜勤はありませんが高収入が望める職場です。時間を絞って働くこともできるため、午前中や週3日など決めておけば、小さい子どもがいる方でも働きやすいでしょう。



介護系の施設

介護系の施設は、主にデイサービスや有料老人ホームなどが挙げられます。これら介護施設の一番の特徴は、施設内は基本的に医師が常駐していないという点です。

デイサービスの場合は、看護師が入浴や運動ができるかどうかを判断するなど、大切な役割を担うことになります。有料老人ホームの場合は、入居者の健康をきちんとチェックし、施設の協力医の指示に基づいて、必要な処置を行うなどが主な仕事内容となります。

介護系の施設は、一般的な病院の看護師と比べると、仕事内容もそこまで多いことはありません。また、勤務時間も昼間に限られるので、夜勤がないことがメリットとして挙げられます。医療のみならず、介護の知識を得たいという方は、スキルアップが望める職場だと言えるでしょう。



40代看護師が転職活動で気を付けるべきポイント

40代看護師は、長年培ってきたキャリアを活かせば、転職先を選ぶのに困るということは少ないはずです。しかし、転職活動を行うときは気を付けなくてはいけないポイントもあります。



体力が落ちてきてハードな仕事が難しくなる

40代は年齢的・体力的にもハードな仕事が難しい年齢になります。個人差はあるものの、夜勤がある職場などは難しいと言えます。また、病院によっては40代の採用を見送るケースもあります。特に、美容皮膚科や美容外科など、美容を売りにしているクリニックは転職が難しくなることがあるため気を付けてください。



子育てによるブランクが長いと採用されづらい

40代看護師のなかには、子育てのために一度家事・育児に専念していたという方も多いと思います。40代に入ってから改めて看護師として働くとなると、懸念されるのがブランクの長さです。

病院側が40代看護師に求める、期待することは長年培ってきた看護師のスキルになるため、ブランクが長いと採用されづらいかもしれません。そのため、キャリアのある40代看護師と比べると、選べる求人の幅は狭くなるおそれがあります。



収入が下がるおそれがある

40代看護師は若い世代に比べると、収入アップが望めると考える方は多いかもしれません。しかし、実際は収入が下がることのほうが多いため、転職の際は覚悟をしておいてください。わかりやすい例として、以前夜勤をバリバリにこなしていた方が、日勤のみの仕事に切り替えた場合は、確実に収入は下がるでしょう。



40代看護師が転職を成功させるポイント

40代看護師が転職の際に気を付けるべきポイントを紹介しましたが、この見出しでは成功させるポイントを紹介します。転職活動を有利に進めるためにも、しっかりとポイントを抑えておきましょう。



自分に合った職場をしっかりと考えること

40代看護師は、これからどんな働き方をしたいのかということを考えたうえで、自分に合った職場を考える必要があります。体力的に余裕がある職場がよいのか、人間関係に苦労しない職場がよいのかなど、条件を細かく絞ることで応募先を絞ることができるでしょう。

また、「応募先の病院が求める人材」を知っておくことも大切です。自分に合った職場に絞ったとしても、応募先が求めていない人材だった場合は、面接で落とされる可能性が高いため注意してくださいね。



自分のキャリアをしっかりと棚卸しすること

転職活動を始める前に、必ず行ってほしいのが自分のキャリアの棚卸しをするということです。今までの職務経歴をもとにして、自分が持っている看護師スキルやキャリアを整理しましょう。

棚卸しをしっかりと行えば、自分のセールスポイントが見えてくるので、転職先も見つけやすくなります。総合病院に勤めていた場合は、幅広い求人に応募しやすくなりますし、そのなかでも過去に経験したことのある診療科は転職しやすいと言えます。



自分に合った職場をしっかりと見極めることが大切

40代看護師は、これまで培ってきたキャリアを活かすことができれば、転職先に困ることは少ないと考えられます。しかし、体力面の問題や子育てと仕事の両立などを考えて転職をする場合、自分に合った職場をしっかりと見極める必要があるでしょう。

また、これまで子育てのために仕事をしない期間が長かったブランク看護師は、転職先が見つかりにくいかもしれません。転職活動をする際には、自分のキャリアの棚卸しをしっかりと行い、セールスポイントを明確にしたうえで求人をチェックしてください。今回の記事が、これから転職活動を始めようと考えている看護師の方の参考になれば幸いです。



監修:髙宮幸代
・キャリアコンサルティング技能士、日本キャリア開発協会 CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)、日本イーラーニングコンソシアム e-Learning チューター、青山学院ヒューマン・イノベーション・コンサルティング(株)キャリア開発事業部 特任研究員


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