2019.02.26 年金

夫婦で厚生年金に加入してたら、受給は片方しかもらえないってホント?

夫婦共働きのAさん。知人から、『妻と僕、2人とも厚生年金に加入していますが、受給する際は片方しかもらえないと聞いた』そうですが、これは本当なのでしょうか? なんだか腑に落ちないAさんは、ファイナンシャルプランナーの知人に聞いてみることにしました。
 

2人ともそれぞれもらえる

本人と配偶者、それぞれ厚生年金に加入していますので、年金はそれぞれ受給できます。支給開始年齢は65歳で、保険料を払った期間に応じて給付額が決まります。20歳から60歳になるまで40年間払えば、月約6万5000円の満額が支給されます。
 
さらに会社員であるので、納めた厚生年金保険料に応じて、受取額も上乗せされます。詳しくは、毎年誕生月前後に届く「ねんきん定期便」を確認しておきましょう。
 

厚生年金と国民年金の違いは働き方?

国民年金は、日本国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入します。そのうち、会社員は、厚生年金保険にも加入します。
 
公的年金は、「老齢給付」、「障害給付」、「遺族給付」の3種類の給付があります。それぞれに対して、国民年金には、「老齢基礎年金」、「障害基礎年金」、「遺族基礎年金」があり、厚生年金には「老齢厚生年金」、「障害厚生年金」、「遺族厚生年金」があります。
 
厚生年金に加入している人は、両方の給付を受けることができます。厚生年金の仕組みの例えとして、国民年金を1階部分、厚生年金を2階部分と言ったりもします。
 

厚生年金のメリット&注意点

厚生年金に加入するメリットは、なんと言っても、少ない支払いで将来大きな年金の給付を受けられる面です。
 
毎月の厚生年金保険料は、標準報酬月額を基に算定されますが、事業者と被保険者の折半(労使折半)のため、実質被保険者の負担は半額で済みます。そして、老後受け取る老齢年金は、国民年金のみの加入者に比べて給付額が多くなります。
 
パートの方でも、厚生年金に入ることができる場合がありますので、パートで働く場合は、事業者に確認してみましょう。週20時間以上、かつ月額8.8万円以上(年収106万円以上)という条件を満たせば、パートの方でも厚生年金に加入できるのです。
 
ただ、注意点としては、現在パートで働いている人が厚生年金に加入する際は、毎月の給与から差し引かれるものが多くなるため、手取り額が減ってしまうことです。
 
十分な給与があれば安心ですが、厚生年金に加入することのメリットを勘案して、現在の生活費と将来の年金受取額をシミュレーションし、メリットを感じてから加入を検討してみるとよいでしょう。
 

まとめ

厚生年金と国民年金について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。曖昧な知識のままだったという方も、しっかりと、将来の年金額を意識することが大切です。
 
厚生年金のメリットなどを再確認して、共働きでない夫婦の場合は、奥さまがパートにでることで、余裕のある将来設計に転換できるかもしれません。
 
参照元:厚生労働省「平成28年10月1日から厚生年金保険・健康保険の加入対象が広がります!」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
 
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FINANCIAL FIELD編集部

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