退職で確定拠出年金は移換、それとも受け取るべき? 受け取るなら一時金、それとも年金がよいの?
配信日: 2023.11.22
更新日: 2025.10.21
退職前に考えておきたいことの1つは、確定拠出年金(以下、企業型DC)の今後の取り扱いです。企業型DCの受取方法は、ご自身のライフプランや税金など、多くのことを考慮に入れた上で決めなければなりません。
では、どんな点に気を付けて決めればよいのでしょうか? 本記事で具体的なポイントを解説します。
では、どんな点に気を付けて決めればよいのでしょうか? 本記事で具体的なポイントを解説します。
CFP認定者、米国公認会計士、MBA、米国Institute of Divorce FinancialAnalyst会員。
長期に渡り離婚問題に苦しんだ経験から、財産に関する問題は、感情に惑わされず冷静な判断が必要なことを実感。
人生の転機にある方へのサービス開発、提供を行うため、Z FinancialandAssociatesを設立。
目次
退職時の企業型DC取り扱いの選択肢は?
現役時代に企業が掛け金を拠出し、従業員が運用していた企業型DCの退職時の取り扱いは、主に次の選択肢があります。
1. 転職先の確定給付企業年金(DB)に移管する
2. 通算企業年金に移管する
3. iDeCo(個人型確定拠出年金)に移管する
4. 企業型DCを一時金もしくは年金として受け取る。またはそれらの併用
大きく分けて1~3は企業型DCを別の受け皿に移管する方法、4は移換せずに現金化する方法です。このうち、1は再就職してそもそも転職先に企業型DBがある場合に限られますので、残りの3つ(2~4)の選択肢について比較してみます。
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