2018.06.15 税金

ふるさと納税の活用法!お中元で節税しませんか?

Text : 寺門 美和子

連日のニュースでは、私たちが納めている税金の使い道について、なんとも残念で腹立たしい報道が目立ちます。
 
そんな報道に怒りをぶつけるだけではなく、善良なる我々は賢く、メリットを使わせて頂きませんか。
 
これから夏にかけてはいろいろ出費も重なります。そこで、お中元やお世話になった方々へのお礼の品で「節税」をしてみましょう!
 

「ふるさと納税」は生活に密着した身近な節税方法

「ふるさと納税」していますか? 今や誰もが一度は聞いたことがある制度だと思います。「ふるさと納税は10人中9人が認知しているが、そのうち9割が利用していない」と言われています。
 
それはどうしてなのか? 今ひとつ「わかりづらい」というのが本音でしょうか。
 
実際に始めてみると、そんなに面倒なことはありません。私は個人的に満足しています。
 
「ふるさと納税」は生活に密着した身近な節税方法なのでぜひ多くの人に取り組んでもらいたいと思います。
 
なぜ生活に密着しているかというと、それは「ふるさと納税」を実施すると「返礼品」というお礼の品物がもらえます。そこがまた、わかりづらいところなのですが。
 

「ふるさと納税」の仕組み

「ふるさと納税」は実際には寄付です。この入り口が一番わかりづらいところかと思います。各自治体(都道府県・市区町村)へ寄付をすると、そのお礼に「返戻品」を頂けます。
 
また寄付金額はほぼ全額が控除対象となり、所得税および、住民税から控除されます(自己負担したものから2000円除いた全額。ただし個人別に限度額があり)。
 
また寄付する自治体は、自分の住む場所や、出身地だけではなく個人的に「応援をしたい自治体」でOKなのです。例えば、「私はプロ野球の日本ハムのフアンだから北海道に寄付したい」 という気持ちも叶えてくれます。
 
このように「寄付先」から選択することもできますが、実際には「返礼品」から選択する人が多いと思います。
 
2008年度に開始されたこの制度、当初は年間5.4万件(81.4億円)でしたが、2016年度の実績では1271万件(2844.1億円)と急成長しています。件数で約15倍、金額で約35倍、特に2014年度からの伸びが大きいですね。
 


 
総務省 ふるさと納税に関する現況調査結果 より
http://www.soumu.go.jp/main_content/000493819.pdf
 
この伸びの要因はいくつあるようですが、なかでも「返礼品の充実」が一番のようです。
 

 
総務省 ふるさと納税に関する現況調査結果 より
http://www.soumu.go.jp/main_content/000493819.pdf
 
本来は「自治体への寄付」が目的ではありますが、実際は「産地ならではの特産品」を目当てとしている人も多いのですね。私もその一人かもしれません。
 
実際にお礼品はどんな品物があるのでしょうか。多いのは、肉・魚などの産地品。そしてお米や、野菜などもあります。聞くところによると、このような日常必需品を「ふるさと納税」で賄う人もいるようです。
 
珍しいところでは、旅館の宿泊券やゴルフのプレー代、サーフィンレッスンなんていうものもありました。
 
各自治体の特色を活かした、面白い返礼品もあるので調べてみてください(サイトがとても充実しています。「ふるさと納税」で検索してみるとさまざまなサイトがでてきます)。
 
『ふるさと納税』のもうひとつの魅力は、社会貢献への参加もできるところです。最近では、社会貢献をする意義が説かれています。しかし、忙しい人はなかなか参加できないのではないでしょうか。
 
しかし「ふるさと納税」では、自分の財布の中身の一部から簡単に社会貢献ができるのです。
 
さらに、貢献内容を選択できる自治体も多いのです。例えば、大きな災害を受けた自治体の復興を応援したい、未来を担う子どもや子育てに貢献したい、自然を守るために環境保護に力を入れて欲しい。
 
社会貢献といっても、さまざまな使い道がありますが、それを選択することができるのです。これもとても意味のある行動だと思います。
 

ふるさと納税と節税

ここで、「ふるさと納税」の節税部分にスポットを当てたいと思います。
まず、ふるさと納税で寄付できる金額ですが、家族構成や年収で制限があります。基本的な考え方は「総所得の40%」ですが、各サイトにシミュレーションがありますので試してみると簡単に出せます。
 
サイトで寄付先にお金を寄付しますが、クレジットカードも可能です。どちらかというと「サイトで何か商品を購入する」という感覚だと思います。
 
「返戻金」が届いたのちに、寄付した自治体から「お礼品」が届きます。その後に別途「受領書」が届くので、そちらを確定申告書に添付します。
 
またサラリーマンなどで、確定申告をしない人は「ワンストップ特例制度」の申請をすると確定申告の必要はなく、所得税ではなく控除される金額の全額が住民税から控除されます。
 
2015年から導入されたこの制度も、「ふるさと納税」利用者増加の一因となっているようです。
 

お中元から始めてみませんか?

1.寄付金額額から2000円を差し引いた金額(限度額あり)が税額控除対象
2.社会貢献ができる
3.返礼品がもらえる
 
と、魅力満載な「ふるさと納税」。早速お中元で活用してみませんか? 手続きは簡単。
 
申し込み時に「届け先」を登録住所と別の所にすればOK。
 
最近では高くて手がつけられない、うなぎとかフルーツ等、贈られたらうれしいですね。サラリーマンは、経費で交際費が認められませんが「ふるさと納税」を使えばできます。ぜひ、そんなところから活用してみてください。 
 
Text:寺門 美和子(てらかど みわこ)
ファイナンシャルプランナー/公的保険アドバイザー/確定拠出年金相談ねっと認定FP
岡野あつこ師事®上級プロ夫婦問題カウンセラー

寺門 美和子

Text:寺門 美和子(てらかど みわこ)

ファイナンシャルプランナー/公的保険アドバイザー/確定拠出年金相談ねっと認定FP
岡野あつこ師事®上級プロ夫婦問題カウンセラー

大手流通業界系のファッションビジネスを12年経験。ビジネスの面白さを体感するが、結婚を機に退職。その後夫の仕事(整体)で、主にマネージメント・経営等、裏方を担当。マスコミでも話題となり、忙しい日々過ごす。しかし、20年後に離婚。長い間従事した「からだ系ビジネス」では資格を有しておらず『資格の大切さ』を実感し『人生のやり直し』を決意。自らの経験を活かした夫婦問題カウンセラーの資格を目指す中「離婚後の女性が自立する難しさ」を目のあたりにする。また自らの財産分与の運用の未熟さの反省もあり研究する中に、FPの仕事と出会う。『からだと心とお金』の幸せは三つ巴。からだと心の癒しや健康法は巷に情報が充実し身近なのに、なぜお金や資産の事はこんなに解りづらいのだろう?特に女性には敷居が高い現実。「もっとやさしく、わかりやすくお金や資産の提案がしたい」という想いから、FPの資格を取得。第二の成人式、40歳を迎えたことを機に女性が資産運用について学び直す提案業務を行っている。
※確定拠出年金相談ねっと https://wiselife.biz/fp/mterakado/
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