「確定申告」の準備を進めているけれど、いまいち合っているか分からない…。そんなときはどこに頼ったらいい?
配信日: 2025.01.29
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本記事では、確定申告の疑問を解消してくれる相談窓口を紹介し、確定申告のポイントについても詳しく解説します。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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確定申告で迷ったら、まずは税務署に相談しよう
確定申告に関する相談の基本的な窓口は税務署です。無料で利用できるうえ、複数の相談方法が用意されているので、自分に合った方法を選びましょう。以下に、税務署が提供する主な相談手段をまとめました。
税務署の相談窓口
・税務署窓口、確定申告会場
書類を持参して直接相談でき、その場で申告書作成やアドバイスを受けられます。
※事前予約や整理券が必要な場合があるので、訪問前に確認しましょう。
※確定申告会場は主に確定申告の時期に開設されます。
・電話相談センター
自宅から電話(0570ー00ー5901)で税務相談が可能です。自動音声案内から担当者につながります。
受付時間: 平日8:30~17:00(土日祝日および12月29日~1月3日を除きます)
・タックスアンサー
国税庁のウェブサイトにある質疑応答集です。医療費控除や年末調整などのよくある質問に 対する回答が記載されています。税務署に連絡する前に参考にしてみましょう。
・チャットボット「ふたば」
国税庁のウェブサイトで利用可能な自動応答システムです。土日や夜間でも使用でき、基本的な質問に対応してくれます。
・聴覚障害者等専用電子メール相談窓口
聴覚障害をお持ちの人には、電子メールでの相談窓口があります。一般的な税に関する質問に対応しています。
・税務署は確定申告時期に混雑するため、早めに相談することがおすすめです。
・必要書類(領収書や控除証明書など)を準備しておくとスムーズに相談ができます。
税務署を活用すれば、確定申告の不安を効率的に解消できます。最寄りの税務署やウェブサービスを活用してみてください。
税務署以外の選択肢も! 自分に合った相談先を探そう
確定申告の相談は、税務署以外でも可能です。状況に応じて自分に合った相談窓口を活用することで、スムーズに申告書類が作成できるでしょう。以下に主な選択肢をまとめました。
税務署以外の主な相談先
・税理士や税理士会の無料相談会
税理士が主催する無料相談会が各地で開催されています。早めにスケジュールを確認し、対応範囲や対象者の条件を事前に確認しましょう。
・市区町村の税務窓口
一般的な税務相談であれば、市役所、区役所、町村役場でも対応しています。特定の日時に予約制で無料相談を実施する場合もありますが、確定申告時期は休止することもあるため早めの準備が重要です。
・青色申告会や商工会議所
会員限定の場合が多いですが、無料の確定申告相談会を実施することがあります。地域の団体に問い合わせてみるとよいでしょう。
・オンラインサービスや会計ソフトのサポート
税理士ドットコムなどのウェブサービスや、会計ソフトを使用している場合であれば、そちらの相談窓口を活用できます。メールやチャットで手軽に相談可能です。
どの窓口でも、書類を準備しておくと相談がスムーズにできます。自分の状況や相談内容に合った窓口を選び、確定申告の不安を解消しましょう。
困ったら早めに相談しましょう
確定申告の相談は、期限が近づくにつれて窓口が混み合うため、早めに行動することが大切です。2025年分の確定申告期間は、2月17日(月)から3月17日(月)までです。この期間は特に多くの人が相談に訪れるため、長時間待たされることや希望する日時に相談できない可能性があります。余裕を持ってスケジュールを組み、1月中から準備を始めると安心です。
また、相談前には必要な書類を整理しておくことで、スムーズに進められます。医療費の領収書や控除証明書などの提出書類をそろえ、相談したい内容を簡単にまとめておくとよいでしょう。窓口での対応がスピーディーになるだけでなく、自分が聞きたいことを漏らさずに確認できます。
「こんな初歩的な質問をしてもいいのかな?」と心配する必要はありません。税務署をはじめ、税理士や自治体の相談窓口は、どんな疑問にも丁寧に対応してくれるものです。不安をそのままにせず、早めに相談して確定申告をスッキリ完了させましょう。
出典
国税庁 税についての相談窓口
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー