注文住宅の「土地代」と「建物代」の理想的な比率は？予算配分で迷っていますが、バランスの良い割合はありますか？

「夢のマイホームを建てよう」と思い立った際、まず頭に浮かぶのが資金の問題です。「土地代」と「建物代」の予算配分は、どのようなバランスで検討すればいいのでしょうか。
 
当記事では、注文住宅の予算を賢く決めるためのヒントをお届けします。理想の住まいづくりは計画的に進めましょう。

土地代と建物代の理想的な比率

注文住宅の予算を考える際、「土地代」と「建物代」のバランスは重要です。
 
一般的には、土地代が3割で建物代が7割程度が理想の比率といわれています。
 
しかし、土地の価格はエリアによって変わってきます。また、建物代も、機能性やデザイン、使用する素材などで大きく変動するため、3:7という比率に強くこだわる必要はありません。
 
理想のマイホームを実現するには、総予算の中で、土地と建物にそれぞれどの程度の費用をかけられるか明確にすることが大切です。ライフスタイルや希望のイメージに合わせて、柔軟に考えましょう。
 

エリア別の土地価格

土地の価格は、場所によって大きく異なります。国土交通省が公表している「令和6年地価公示」によると、三大都市圏（首都圏、近畿圏、中部圏）における住宅地の平均価格は、地方圏と比較して高い傾向にあります。
 
とくに、駅近や商業施設が充実している立地、公共交通機関の利便性が高いエリアほど、地価は高騰しやすくなっています。
 
たとえば、東京都心部では1平方メートルあたり数百万円になることも珍しくありませんが、地方都市の郊外では、数万円程度で購入できる場合があります。
 
そのため、予算配分を考えるうえでは、住みたいエリアの土地価格の相場を事前に把握しておくことが重要です。複数の不動産情報サイトを比較したり地元の不動産業者に相談したりして、具体的な情報を集めましょう。
 

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理想のマイホームを実現するコツ【3選】

理想のマイホームを実現するには、以下の3つのコツを押さえましょう。
 

1.優先順位を明確にする
2.複数の業者から見積もりを取る
3.補助金や税制優遇制度を活用する

 
注文住宅を検討している場合は、まず、注文住宅で実現したいことや譲れない条件、妥協できる要望などをリストアップするのがおすすめです。
 
「広い庭が欲しい」「最新の設備を導入したい」など、希望を具体的にすることで、予算配分が具体的に確認できます。すべての要望を叶えるのが難しい場合でも、優先順位を付けておけば、順位の高い項目から予算を重点的に配分できます。
 
また、土地探し・設計・建築の費用について、複数の業者から見積もりを取ることも大切です。同じ条件でも、業者によって費用が大きく異なる可能性があります。
 
国や地方自治体では、住宅取得を支援するためのさまざまな補助金や税制優遇制度も用意しています。積極的に活用して、賢い家づくりをしましょう。
 

 

理想の住まいに合った予算配分を考えよう

注文住宅の「土地代」と「建物代」の理想的な比率は、3:7といわれていますが、状況によって異なるため、あくまで目安として捉えてください。
 
大切なのは、ライフプランや希望のイメージに合わせて、最適な予算配分を見つけることです。国や自治体が用意している補助金制度なども利用して、いい家づくりを実現しましょう。
 

出典

国土交通省 令和6年地価公示
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー