定期借地権で土地を貸し出すメリットとデメリットは?一般的な地代相場といくらで貸すべきかの判断基準

配信日: 2025.04.30

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定期借地権で土地を貸し出すメリットとデメリットは?一般的な地代相場といくらで貸すべきかの判断基準
定期借地権による土地の貸し出しは、契約期間で借地関係が終了する点が特徴です。
 
当記事では、定期借地権による土地の貸し出しについて、メリット・デメリットや地代相場、賃料の設定基準を紹介します。
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定期借地権のメリット

定期借地権で土地を貸し出すことには、おもに以下のメリットがあります。
 

・初期費用を抑えられる
・相続税対策になる可能性がある
・管理の手間がかからない

 
定期借地権で土地を貸し出した場合、建物の建設費用は借地権を借りる側が負担するため、地主の初期投資はほとんどかかりません。
 
なお、相続税評価額は、土地を現金で所有している場合、時価に近い金額になりますが、定期借地権を設定することで、評価額を下げられる可能性があります。
 
また、定期借地権で貸し出した土地の管理や建物の維持は、原則として借地人が行うため、地主側はメンテナンスの手間がかからない点もメリットといえるでしょう。
 

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定期借地権のデメリット

定期借地権による土地の貸し出しには、次の通りデメリットもあるため、確認しておきましょう。
 

・契約期間が満了すれば土地が戻ってくる
・借地料が相場より低くなる場合がある
・契約期間中の解約が難しい

 
定期借地権での貸し出しは、一定期間に限定されるため、長期的な安定収入を得たいと考える場合には、期間満了後の活用方法を常に検討する必要があります。
 
また、一般的に、通常の土地賃貸借と比較して、定期借地権の借地料は、低めに設定される傾向があります。これは、借地人が建物を建設する初期投資や、契約期間満了後の土地の返還義務を負うためです。
 
さらに、定期借地権は、一度契約を結ぶと、原則として地主の都合による解約が認められないことも念頭に置いておきましょう。
 

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定期借地権の地代相場はどのくらい?

一般定期借地権の地代相場は、土地価格の2〜3%となるケースが多いです。
 
ただし、定期借地権の地代相場は、地域や土地の条件によって大きく異なり、都市部の一等地や商業地など、需要の高いエリアではより高くなる傾向があります。
 
更地の賃料は、土地の価格に一定の利回りを乗じて算出されますが、定期借地権の場合は、借地期間や建物の種類なども考慮して地代が決定されます。
 

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いくらで貸すべき? 地代を決める際の3つの判断基準

実際に定期借地権で土地を貸し出す際に、いくらの地代を設定すべきかは、以下の3つの要素を総合的に判断する必要があります。
 

1.土地の立地条件と面積
2.周辺の賃料相場
3.契約期間

 
利便性の高い立地や広い土地の場合は、高い地代を設定できる可能性があるため、所有している土地の詳細を確認しましょう。
 
また、同じエリア内にある類似の土地の賃料相場を調査することで、適切な地代を判断しやすくなります。不動産業者などに相談して決める方法もおすすめです。
 
なお、定期借地権の契約期間は、一般的に50年以上とされていますが、建物の種類によっては30年以上で設定することも可能です。一般的に、契約期間が短いほど、借地料を高く設定できる傾向があります。
 

定期借地権での貸し出しも検討して賢く土地活用しよう

定期借地権は、初期費用を抑えつつ土地活用を始められる有効な手段の一つです。
 
しかし、借地料が相場より低くなるなどのデメリットも存在するため、地域の相場や土地の特性を踏まえたうえで、慎重に判断しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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