SMBCモビットの審査は厳しい！審査落ちの原因と落ちないための準備を解説

SMBCモビットの審査を徹底解説！審査の流れや落ちる原因、通るためのポイントを分かりやすく紹介しています。
 
総量規制や他社借入、信用情報に関する詳しい情報をもとに、審査に挑むための対策を確認しましょう。カードローン初心者や申し込みを検討中の方必見です。

SMBCモビットの審査は決して甘くない！

「初めての人も借りやすい」「申し込んだら、すぐに借り入れができる」……SMBCモビットの口コミで、このようなものを目にしたことがありませんか？  

そのうわさの根拠として、SMBCモビットではカードローン審査で必須といえる、勤務先への電話連絡によって行われる在籍確認がないことが挙げられます。しかし、これは誤解です。

SMBCモビットでは、電話連絡や郵送物を介さずWEB完結という形を取っているため、健康保険証などに記載されている加入保険組合名や法人名を基に在籍確認が行われています。  

 

SMBCモビットの審査に落ちてしまう原因

SMBCモビットの審査に落ちてしまう原因は、主に以下の理由です。一つひとつ詳しく説明します。

総量規制以上の借り入れをしている

SMBCモビットは、貸金業法に基づき「総量規制」の対象となります。「総量規制」とは、「年収の3分の1以上の融資を行うことはできない」というものです。

したがって、申し込んだ際の借入希望額が年収の３分の１以上であれば、審査に通ることは難しいと思ってください。   他のカードローンに申し込む際にも言えることですが、借入希望額は少ないほうが審査に通りやすいといわれています。

そのため、希望額は必要最小額を申告するようにすることをおすすめします。   また、前述の「総量規制」には、他社からの借入残高も含まれます。もし現在、他社からの借り入れがある場合は、残高と合算した金額が年収の3分の1以下になるようにして、申し込むようにしてください。

他社借入件数が多い

他社からの借入件数が多い場合、多くのカードローン会社はその人の「返済能力」を問題視します。

このまま新規に融資を行って、きちんと返済してもらえるのかどうかをきちんと審査する必要があるからです。

一般的に複数社から借り入れを行っている場合は、審査に通る可能性が低くなります。

信用情報に傷がある

カードローンの審査においては、必ず指定信用情報機関への照会を行います。その際に信用情報に傷があった場合、その内容にもよりますが、審査に通過することは難しいといえるでしょう。

例えば過去5年間の間に「2か月以上の延滞」、「債務整理」、「代位弁済」、「強制解約」、「申し込みブラック」などの事故歴がある場合、審査に通ることは非常に難しいと思ってください。

なお、「債務整理」は自己破産などをすること、「代位弁済」は借金の返済が困難になり保証会社などの第三者が代わって返済すること、「強制解約」は支払い滞納や不正利用などにより契約を強制的に解約されること、「申し込みブラック」は短期間に複数の金融機関への借入申し込みを同時すること、をそれぞれ指します。

ちなみに信用情報に傷があることを、カードローン会社では「異動情報」といいます。「信用情報機関に登録されている情報に異動情報がある」という時点で、審査に通ることは難しくなるでしょう。

虚偽や誤った情報を申告した

申し込み時の申告情報や審査の際の必要書類の内容に不備があった場合、まずは確認の作業に入ることになりますが、その時点で「虚偽の申告」も疑われる可能性もあります。  

単なる誤字や記入ミスであれば、審査が長引くだけで済むのですが、実際に虚偽の申告が見つかった場合、審査に落ちる可能性が非常に高くなります。虚偽の申告をするということは、「詐欺」という犯罪行為にあたります。  

審査に落ちるばかりでなく、刑事罰に問われる可能性もありますので、虚偽の申告は絶対に行ってはいけません。

年収の低さや不安定な仕事などの属性が影響

SMBCモビットの申し込み条件に「安定した定期収入があること」となっているように、カードローンの審査では安定かつ継続した収入があることをきちんと調査します。  

そのほか、申し込みをする際に申告する「年齢」「職業」「雇用形態」「勤続年数」「居住形態」「同一生計の家族の人数」など、属性といわれるものも含めて、その人の返済能力を総合的に判断します。  

したがって、年収が低くても毎月安定した収入が得られているのであれば、審査に通る可能性はあります。

逆にいくら年収が高くても安定した収入でなければ審査に落ちる場合もあります。

複数のカードローンに同時申込をした

同時期に複数社へカードローンを申し込むと、その事実を信用情報機関に異動情報として登録されます。

つまり、信用情報というのはカードローンを利用している間に起こる延滞などの情報のみならず、申し込み時からチェックされているということです。   異動情報が載っている場合、審査に通ることはまずないと考えておきましょう。

たとえどんなにひっ迫した状況であっても、短期間に複数のカードローンを申し込むことは避けるほうが賢明です。  

SMBCモビットの審査に通るためのポイント

SMBCモビットを利用するためには審査に通らなくてはなりません。審査の細かな基準は明確にされていませんが、審査に通るためのポイントがあります。

安定した収入がある

SMBCモビットのカードローンを利用できるのは「満20歳以上74歳以下の安定した定期収入がある方」という基準があります。安定した定期収入があれば、正社員以外でも派遣社員やアルバイト、パートの方でも申し込みが可能です。

例えば、アイフルやプロミスといった他の大手消費者金融でも、派遣社員やアルバイトの申込が可能ですが、収入の安定性が重視されます。

また、他の金融機関でも同様に、年収が高くても収入が不定期である場合は審査が厳しくなります。

他社からの借り入れが少ない

カードローンの審査は「返済能力の有無」を見るため、返済できないリスクがあると審査に通る可能性は低くなります。
そのため、カードローンの審査に申し込む際には、他社からの借り入れがない、または借入額が少ないほうが望ましいと考えられます。
 
また、貸金業法で定められている総量規制により、借入残高の合計が年収の3分の1を超える場合、新規の借り入れはできません。

信用情報に傷がない

カードローンの審査は利用者のあらゆる情報を考慮して行われます。その中でも信用情報は重要なポイントです。信用情報とは、クレジットカードやローンの申込情報、利用状況などを指します。これらの情報は指定信用情報機関に一定期間記録されており、審査時にカードローン会社が信用情報の照会を行います。

過去に返済の遅れや自己破産、債務整理などがない信用情報が良好な人は、審査に通る可能性が高くなります。

過去に延滞などの覚えがあり信用情報に不安がある場合は、申し込み前に信用情報機関に情報開示を請求してみるのも良いでしょう。

一度に複数のカードローンに申し込まない

一度に複数のカードローンに申し込むと、審査に通りにくくなります。

信用情報機関には「申込情報」として記録され、短期間に複数の金融機関に申し込みを行ったことが原因で、審査に不利になります。

カードローンに申し込む際は、1社に絞るようにし、申し込みの間隔を少なくとも数か月空けることを推奨します。

SMBCモビットの審査前に必要な書類

　 スムーズに申し込みから審査を終わらせるために、必要な書類は事前に準備しておきましょう。審査には次の書類が必要です。  

●本人確認書類 ●収入証明書類

  それぞれについて詳しく解説します。  

本人確認書類

　 どの申込方法を選択しても、本人確認書類が必要です。現住所の記載がされている運転免許証や健康保険証、パスポートなどを用意しておきましょう。これらの2点の提出を求められる場合もあります。  

収入証明書類

SMBCモビットは収入証明を提出する必要がある場合があるため、次のような収入証明書類の写しを1点、用意しておきましょう。  

●源泉徴収票
●税額通知書
●所得証明書
●確定申告書
●給与明細書

給与明細書に関しては、直近2ヶ月分と賞与支給があれば賞与明細書が必要です。

 

SMBCモビットの審査の流れ

SMBCモビットの審査が行われるのは9時から21時です。

これを過ぎると、翌日9時以降の審査となります。 申込方法には、インターネット・ローン契約機・電話・郵送の4種類があります。 このうち、10秒簡易審査も受けられるインターネット申込の場合の審査の流れを見てみましょう。

公式サイトより申し込む

SMBCモビット公式サイトから、「カード申込」「WEB完結申込」のいずれかをクリックします。

簡易審査申込フォームの項目ごとに、氏名・性別・生年月日・メールアドレス・電話番号や、勤務先の種類・年収、契約希望額・利用目的、最終学歴などの必要な情報を入力します。 入力は5分ほどで終了です。その場で、簡易審査の結果が表示されます。

本審査に必要な追加情報の入力

引き続き、必要な情報の入力を進めましょう。 本人確認書類（運転免許証または健康保険証、パスポート）や、収入証明書類（源泉徴収票、給与明細書など）も用意し、WEB提出します。

  ■審査結果の連絡を受ける メールまたは電話での、本審査の結果連絡を待ちましょう。

この本審査完了まで最短で15分です。

契約

連絡を受けたら、すぐにネットまたは電話で契約手続きに進みます。

契約書類などが郵送されますが、発行されるモビットカードはローン契約機でも受け取ることができます。

早速提携ATMでの出金や振込融資で利用可能です。 なおWEB完結の場合は審査結果のお知らせの後、入会手続きが済みしだい利用することができます。

審査を早く終わらせるには？

さらに早く審査を終えたい場合には、別ルートがあります。

インターネットでの申し込み完了画面でユーザーIDを確認後、モビットコールセンターへ電話しましょう。

すぐに審査が始まり、審査結果の連絡を受けて契約の手続きを完了すれば、最短3分で振込融資が可能です。  

10秒で結果が出る！SMBCモビットの簡易審査とは？

　 SMBCモビットでは、WEB完結申込やカード申込を利用した時に、最短10秒で審査結果が画面上に表示される簡易審査を導入しています。審査結果を少しでも早く知りたい利用者にとって非常に便利なサービスといえます。  

10秒簡易審査の注意点

　 すぐに結果がわかる簡易審査は、利用者にとって便利なサービスですが、あくまでも簡易審査であることに注意しましょう。

簡易審査に通ったからといって、本審査に通るとは限りません。   また、簡易審査では信用情報機関への照会が行われ、信用情報機関には「申込情報」として記録が残ります。

そのため後々、他社のカードローンやクレジットカードに申し込む時の審査に不利に働く可能性があります。  

審査を避けるなら「お借入診断」がおすすめ

　 借り入れできるかどうかの目安を知りたいだけなら、SMBCモビットの公式ホームページにある「お借入診断」がおすすめです。

生年月日と税込年収、他社借入金額の3点を入力するだけで、借入可能かがわかります。

繰り返し利用しても信用情報として記録が残らないため、審査に影響することもありません。

SMBCモビットの審査に落ちたときは？

最後に、SMBCモビットの審査に落ちたときの対処法をご紹介します。

収入や信用情報の改善

収入が不安定だったり信用情報に問題がある場合は、それを改善することが大切です。

収入を安定させるためには、正社員として働くことや、副業を始めることが有効です。

また、信用情報に過去の滞納や事故歴がある場合は、それらを解消することで、信用を改善させることが必要です。

改善により、再申込時にカードローンの審査に通る可能性が高まります。

他社の借入を減らす

他社からの借入が多い場合、これが審査におけるマイナス要因のひとつとなります。

他社の借入額をできるだけ減らすことが、審査通過のためには重要です。

特に多重債務の状態では、返済能力が疑われやすくなり、審査に通りにくくなるため、可能であれば借入を減らしてから再申込することが望ましいです。

SMBCモビットで借りたい方は半年待ちましょう

審査に落ちてしまいどうしてもSMBCモビットで借りたい場合は、半年以上時間を空けてから再申し込みしましょう。

それよりも前に再申し込みを行うと審査に落ちる可能性が高くなります。

審査に落ちやすくなる理由として、信用情報機関に申し込みの履歴が残っているためです。審査の際は、CICやJICCなどの信用情報機関に申込み者の信用情報を照会しており、過去に申し込みがあった場合は、審査の段階で確認されます。

しかし、この信用情報に残る申し込み履歴は、半年程度で削除されます。

その間に審査に落ちた要因を、振り返り対策を行ったうえで再申し込みしましょう。

Ｑ＆Ａ

銀行カードローンと消費者金融・・どっちが通りやすいなどあるの？

銀行カードローンでは、保証会社を利用します。銀行カードローンのほうが低金利に設定されていることもあり、一般的には消費者金融カードローンよりも銀行カードローンのほうが、審査は厳しいと考えられています。   また、銀行カードローン会社の場合、消費者金融カードローン会社に比べ、審査時間が長く、即日融資には対応していませんので、即日融資を考えているのであれば、消費者金融カードローン会社に申し込むしか手段はありません。  

落ちてすぐに申し込みしても意味がない？

できれば、審査に落ちてすぐに他のカードローン会社に申し込むことは避けたほうが賢明です。審査に落ちたということは何らかの原因があるということですので、すぐに申し込むよりも前に、「なぜ審査に落ちたのか」という理由を自分で見つけ出すことが大切です。   そしてもし、そこで信用情報に傷があることが分かったのであれば、まずそれを解消する努力をしましょう。特に信用情報に傷がないのであれば、半年くらいの期間を空けて申し込んでみると、審査に通過する可能性もあります。きちんと状況を確認しながら、次のステップに進むようにしてください。

まとめ

SMBCモビットの審査は他社と比べて甘いわけではありません。

審査の基準としては、安定した収入、少ない他社借入、良好な信用情報が重要です。

また、虚偽の情報はリスクを伴い、審査に大きな影響を与えます。審査に落ちる理由を把握し、事前の対策をすることが審査通過のカギです。

再度申し込む際は信用情報の改善や借入の整理などを行い、慎重に準備を進めましょう。
 

 

（参考）・SMBCモビット公式サイト
・日本貸金業協会
・割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関　株式会社シー・アイ・シー「情報開示とは（自分の信用情報を確認）」  

  執筆者：鴨志田 大輔 ファイナンシャルプランナー

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