更新日: 2023.07.31 クレカ
家族カードで家計を管理したい。メリット・デメリットは?
本記事では、家族カードの特徴やメリット、デメリットについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
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クレジットカードの家族カードとは?
家族カードとは、クレジットカードの本会員(契約者)の家族に対して発行するカードです。家族カード単体では発行できず、本会員の持つクレジットカードの付帯カードとして発行されます。
本会員と生計を同一にする配偶者や子(高校生を除く18歳以上の学生)であれば、家族カード会員となる本人に安定した収入があるかどうかは求められません。
クレジットカードの本会員が審査対象
家族カードを発行するにあたって、審査対象になるのは本会員です。家族カード会員となる本人に対してではなく、本会員の返済能力や信用力を調査して発行可能かどうかを判断します。クレジットカードの本会員に安定した収入があり、金融事故に該当するようなトラブルを起こしていない、貸金業法の総量規制に抵触しない、などの要件が揃えば審査に通る可能性は高いでしょう。
クレジットカードの家族カードを利用するメリット
クレジットカードの家族カードには、以下のように多くのメリットがあります。
●家計の管理がしやすくなる
●本会員と同様のサービスを利用できる
●年会費無料または安く設定されている
●ポイントを効率良く貯められる
使い勝手が良いだけでなく、お得さにも優れている点が特徴的だといえるでしょう。メリット別に内容を解説するので、家族カード発行を検討している人はぜひ参考にしてください。
家計の管理がしやすくなる
家族カードを利用するメリットの一つは、家計の管理がしやすくなる点です。家族カードの利用代金の請求は個別に行われるのではなく、本会員と合算されます。引き落とし先が重複しないので口座管理の手間がかかりません。
また、利用明細書も一覧にて確認できるため、収支管理がしやすく、使い過ぎの防止にもつながるでしょう。
本会員と同様のサービスを利用できる
家族カードは、本会員同様のサービスが適用されます。本会員がゴールドカードやプラチナカードといったステータスカードを持っていれば、家族カード保持者も、同様に空港ラウンジやコンシェルジュサービスの利用が可能です。その他にも、クレジットカードにより内容は異なりますが、国内・海外旅行保険やショッピング保険の補償対象になります。
年会費無料または安く設定されている
家族カードは同等のクレジットカードを申し込むよりも、支払う年会費の金額を抑えられます。クレジットカードによっては年会費無料、または本会員の半額以下といった低価格での利用が可能です。長期間にわたって保有するのであれば、節約効果も得られるでしょう。
例えば、年会費1万1000円のクレジットカードに本会員が加入している場合、その家族カード(年会費が本会員の10%だった場合)に加入すれば、本会員になった場合と比較し、節約効果は5年間で4万9500円です。
(1万1000円×5=5万5000円、1100円×5=5500円)
ポイントを効率良く貯められる
家族カードの利用金額に対して付与されるポイントは、本会員の利用分と合算されます。本会員カードと家族カードの利用頻度が高く、ポイント還元率の高いカードを利用すれば、効率良くポイントを貯めていけるでしょう。貯めたポイントは毎月の請求金額に充当したり、他社ポイントやマイルと交換したりするなど、幅広い目的に利用できます。
クレジットカードの家族カードを利用するデメリット
利用するメリットの多いクレジットカードの家族カードですが、デメリットもいくつか存在します。家族カードを利用するデメリットは以下の3点です。
●利用可能枠は本会員と合算となる
●利用金額は本会員の口座から引き落とされる
●発行枚数に上限を設けている
デメリット別に内容を解説するので、事前に認識した上で適切な対策を立てておきましょう。
利用可能枠は本会員と合算となる
家族カードの利用可能枠は個別に設定されるわけではなく、本会員と共有されます。利用できるのは本会員の利用可能枠の範囲内のみにつき、家族カードを使った分だけ利用可能枠が減少する仕組みです。
本会員や家族が利用可能枠を圧迫するような使い方をすると、クレジットカードの利用ができません。「あとどのくらいの金額を利用できるのか」について、家族間で状況を把握しておく必要があるでしょう。
利用金額は本会員の口座から引き落とされる
家族カードの利用金額は、本会員の口座から引き落とされる仕組みです。本会員や他の家族カード会員がどのくらい利用しているのかを把握していなければ、残高不足につながる可能性が高いでしょう。残高不足で口座引き落としがされなかった場合、クレジットカードが利用停止になる、遅延損害金が発生するなど、さまざまなトラブルが発生します。
発行枚数に上限を設けている
カード会社やクレジットカードによって、家族カードの発行枚数に上限を設けています。家族カードの発行対象の家族が多い場合、上限に達して発行できない場合があるので注意してください。
上限を超えるようであれば、家族カードではなく自分の名義でクレジットカードを作成するしかありません。また、家族カードの年会費が1枚目は無料、2枚目から有料になる場合があるので、会費についても必ず確認しておきましょう。
家族カードの特徴を理解して上手に使いこなそう
家族カードはクレジットカードの本会員となる家族を発行対象にしています。家族カードを発行する際には、本会員の返済能力や信用力が審査対象になるため、家族会員が、無職で安定収入がない人でも利用できる可能性が高いです。
年会費無料または低価格、さらに本会員と同様のサービスを受けられるなど、家族カードには多くのメリットがあります。家族カードの加入を検討し、さまざまな場面で上手に使いこなしていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
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※スマホのタッチ決済:Visaのタッチ決済とMastercard®タッチ決済が対応
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
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