クレジットカードの「リボ払い」は本当に危険? 仮に10万円分リボ払いするとどのくらいの支払いになるのでしょうか?
そこで本記事では、「リボ払いとはどのようなものか」「リボ払いを正しく利用するのにはどうすればよいのか」について解説します。
CFP認定者、米国公認会計士、MBA、米国Institute of Divorce FinancialAnalyst会員。
長期に渡り離婚問題に苦しんだ経験から、財産に関する問題は、感情に惑わされず冷静な判断が必要なことを実感。
人生の転機にある方へのサービス開発、提供を行うため、Z FinancialandAssociatesを設立。
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リボ払いとは何か?
リボ払いとは、クレジットカードの利用金額や利用件数に関わらず、あらかじめ設定した一定の金額を月々支払う方法です。(※1)
つまり、1ヶ月のなかでいくら買い物をしても、また何回買い物をしても、毎月の支払いを一定にすることができる方法です。
リボ払いには、次のようなメリットがあります。
・支払いの見通しを立てやすい
・月々の負担を自分の収入や支払い能力などに合わせて調整することができる
一方で、次のようなデメリットもあります。
・今残っている残高がどの買い物の分かが分かりにくい
・未払い残高に応じておおむね13~18%の手数料(金利)がかかる
・毎月の支払額を自分で設定できる分、抑え過ぎると返済額に占める金利の額が多くなり、残高の返済が進みにくい
毎月一定額を支払う方法としては、リボ払いのほかに分割払いというものもあります。「リボ払いと何が違うの?」と思われるかもしれませんが、分割払いでは買い物の代金をカードで支払う場合に、その都度支払回数を指定します。
つまり、分割払いでは買い物の回数や額に応じて月々の返済額が変わりますが、リボ払いではどれだけ買い物をしても毎月の支払額を一定にすることができる、という点が大きな違いになります。
(注:定額方式の場合。後述する残高スライド方式のように、支払残高に応じて支払額が増減する場合もあります。)
支払いをリボ払いにするには、買い物をしたときに店頭でその都度支払い方法をリボ払いにする旨を伝える方法や、一回払いで支払った後にカード会社のホームページで支払いをリボ払いに変更する方法などがあります。
また、クレジットカード会社によってはリボ払い専用カードを発行しているところもあります。
以上のように、支払額を自分で決めることができて便利に見えるリボ払いですが、無制限に支払額を少なくできるわけではありません。
クレジットカードには、利用者の年齢や収入などで決まる「利用限度額」があります。原則、この額を超えてカードを使うことはできません。
例えば利用限度額が100万円であれば、リボ払いによる未返済の残高が100万円を超えることはできません。
リボ払いにはこんな種類がある
リボ払いにはいくつかの種類があり、主なものは以下のとおりです。
1. 定額リボルビング方式
未払いの残高に関係なく、毎月の弁済額を1万円、2万円といった一定金額に定める方法です。
例えば、1月に10万円、2月に5万円、3月に7万円クレジットカードで買い物をしても、毎月の支払額を1万円にすることができる方法です。
この方式はさらに、元金の支払額を一定にし、金利を上乗せする「元金定額方式」と、元金と金利の合計額を一定にする「元利定額方式」に分けることができます。通常、元本の減りが早い分、元金定額方式の方が支払う金利の合計額は低くなりますが、毎月の支払い負担は元利定額方式と比べて増加します。
2. 定率リボルビング方式
毎月の弁済額を、未払い残高の〇〇%、というように残高に対する割合を指定して決め、返済する方法です。
3. 残高スライドリボルビング方式
未払いの残高に応じて、月々の返済額が段階的に決まる方法です。
例えば、「前月の残高が30万円以下なら、当月の返済額は5000円、30万円超から50万円以下なら1万円」(※2)などのように、クレジットカード会社によって決められた残高に応じて支払額を返済します。
ただし、同じ残高でも、利用者が自身の希望によっていくら払うかを選べるようなプランをクレジットカード会社が用意していることが一般的です。
例えば、残高が10万円以下であれば、返済額は5000円、1万円、2万円、3万円、のように複数用意されており、利用者は「自分がいくらなら無理なく支払えそうか」などを考えて選ぶことができます(※3)。
もし10万円を借りた場合、毎月の支払額と金利はいくらになるのか
一見便利なリボ払いですが、毎月の支払額はいくらになるのか、金利(手数料)がどのくらいかかるのかは気になるところです。
そこで、もし10万円分の買い物をしてリボ払いにした場合、標準的な年率15%、10回払いの条件だと毎月の支払額がどのくらいになるのか、また金利はいくらになるのかを、クレジット会社のシミュレーションサイトを使って計算してみました(※4)。
シミュレーションの条件は、以下のとおりです。
利用予定年月日:2025年1月1日
利用予定金額:10万円
手数料率:15.00%
お支払いコース:残高スライド標準コース
月々の支払金額:1万円
結果は、以下のとおりです。
支払元金合計:10万円……(A)
支払手数料合計:6629円……(B)
支払額合計:10万6629円……(A)+(B)
2月 1万1068円
3月 1万1035円
4月 1万1019円
5月 1万863円
6月 1万764円
7月 1万616円
8月 1万509円
9月 1万382円
10月 1万246円
11月 1万127円
10回払いなので、月々の支払いは10万円÷10回=1万円のはずですが、上記の「月々の支払額」では、2月の1万1068円を最高に、毎月の支払額が1万円以上になっています。これは、元金定額方式により、本来1回払いにすればかからないはずの、毎月の手数料(金利)が上乗せになっているからです。
つまり、「翌月1回払い」と違い、毎月の返済額を一定額にした分、毎月の未返済分の残高に年15%の金利がかかっていることになります。その結果、10万円分の利用に対して、手数料(金利)を合計で6629円負担することになっています。
上記のシミュレーションは、「ある月に10万円分を一度に利用して、その後はリボを使わない」という前提ですので、手数料の負担額は分割払いとはほとんど変わりません。
しかし、前述のとおり、リボ払いはいつ、何回買い物をしても毎月の支払いを一定にできるサービスです。使えば使うほど残高が増えるため、手数料の負担が大きくなることは、リボ払いの仕組みを正しく理解していれば併せて理解できるでしょう。
リボ払いは便利な反面、負担が大きくなり過ぎないよう注意が必要
ここまで、リボ払いとは何か、そのメリットとデメリット、特徴に加えて、10万円分リボ払いを利用した場合の毎月の支払額と手数料(金利)についてご説明しました。
リボ払いには、いくら、何回利用したかに関わらず毎月の支払額を一定にできる便利さがあります。ただし、「今後の支払いはいくらになるのか」「自分はその金額を払っていけるのか」など、いわゆる“計画的”な利用を踏まえたうえで、利用するようにしてください。
出典
(※1) 一般社団法人日本クレジット協会 リボ払いの特徴と利用上の注意
(※2) 株式会社ジャックス JACCS ショッピングリボルビング払いの「残高スライド方式」とは何ですか。
(※3) 株式会社ビューカード JR東日本 ビューカード ショッピングリボ払い手数料、「残高スライド方式」のご案内
(※4) 株式会社ジェーシービー JCB ショッピングリボ払いのシミュレーション
執筆者 : 酒井 乙
CFP認定者、米国公認会計士、MBA、米国Institute of Divorce FinancialAnalyst会員。
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