同じ薬でも処方箋を持っていく薬局によって「値段」が違う? 同じ「保険適用」ではないのでしょうか?

配信日: 2025.05.18 更新日: 2025.07.01
同じ薬でも処方箋を持っていく薬局によって「値段」が違う? 同じ「保険適用」ではないのでしょうか?
医師から処方された薬を薬局で受け取る際、「この前より薬代が高い?」と感じた経験はありませんか。多くの方が、保険適用ならどの薬局でも同じ金額になると思いがちですが、実は薬局によって自己負担額は異なります。
 
本記事では、処方薬の値段が薬局ごとに異なる仕組みや、支払額を抑えるためのポイントについて解説します。
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処方薬が全国一律価格ではない理由

処方薬には「薬価」と呼ばれる公定価格があり、厚生労働省が全国共通の価格を定めています。つまり、薬自体の価格は、どこの病院や薬局を利用したとしても違いはありません。しかし、実際に支払う金額は薬局によって異なります。薬代には、「調剤」という作業にかかるコストも含まれているのです。
 
例えば、同じ薬であっても、薬局ごとに異なる報酬点数が加算されるため、自己負担額も変わってきます。この仕組みは「調剤報酬制度」として制度化されており、保険診療の一環として全国で運用されています。
 

調剤報酬の仕組み
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