2017.09.18 老後

60歳まで秒読みなのに、お金が貯まっていない! 年金は月々5万!どうやって生活するの?

老後間近なのに、蓄えや資産がなく、生活に不安があるという声が後を絶ちません。
 
その対策について考えてみましょう。自分自身を資源と考え、可能性を諦めなければ、いろいろな対策が検討できます。

お金は育てるのに時間がかかる

平成29年8月1日から、年金法の改正で年金受給資格に最低25年の保険料払い込みから10年に短縮されました
 
(http://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2017/20170801.html)が、それでも、「私の老後はまっくら」という声が後を絶ちません。
 
具体的には、60歳まであと数年だけれど、これまで派遣で仕事をしてきたので蓄えがない、親から譲り受けられるような資産(土地・家屋)もないといいます。
 
そもそも、お金が貯まるのには時間がかかることは、だれもがわかっていること。米国では100億、1,000億の宝くじが当たったというニュースが時々流れますが、当選確率1億分の1にまさか自分が当たると思っているわけでもないでしょう。
 
だとすれば、お金は植物と同じかそれ以上の時間で育てるのに時間がかかるものです。あと数年でどうにかならないかと、ジタバタしても過去をひっくり返すことはできません。打ち出の小槌はないのです。
 

60歳以降も仕事を続け、入ってくる収入をキープ

それならば、これからどうするか、ですが、限られた資源(体力か実物資産)をどう活用するか考えるしかないのです。
 
資産がないならば、自分の体を活用しましょう。そもそも、どうして60歳で仕事を辞めなければならないのでしょうか? サラリーマンでは就業規則で定年が定められていて、それが「たまたま」満60歳の誕生日というだけです。
 
自分定年は自分で決めることができます。人それぞれかもしれませんが、人間はもともと社会的動物なので、社会と交わることで精神的肉体的若さを保つことができます。
 
いろいろな働きかたがあります。ダブルワーク、パートの組み合わせなど、確かにこれだと社会保険を会社が面倒みてくれないかもしれませんが、入ってくる収入があるだけ精神的にもずいぶんと違います。
 

社会は経験豊富な人材を求めている

55歳で役職定年。60歳まで現在の会社で勤務。そこから65歳までのつなぎとしてハローワークでシルバー人材募集広告をみてみましょう。
 
最近は、経験豊富なアドバイザーを求めている企業が多いので、人材紹介会社でも60歳以上限定で週3回程度の勤務可能な人を求めているケースによく出くわします。そこから思わぬ出会いがある、ベンチャー会社の顧問の職を得る可能性もあります。
 
可能性に蓋をするか、お金が入ってくる期間をできるだけ先まで延長する可能性を追求するかは皆さん次第です。
 
Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表

柴沼 直美

Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表
大学を卒業後、日本生命保険に入社。保険営業に従事したのち渡米。米国アリゾナ州、Thunderbird School of Global ManagementにてMBAを修得。帰国後外資系証券会社、投資顧問会社にてアナリスト、日本株ファンドマネジャーを経験。出産・母親の介護を機に退職。三人の子育ての中で、仕事と主婦業の両立を図るべく独立。キャリアカウンセラー、CFPの資格を活かしつつ、それぞれのライフステージでのお金との付き合い方を、セミナーや個別相談により紹介。子どもの教育費・留学費から介護に至るまで経験を交えた実行可能な幅広いストライクゾーンで対応。
http://www.caripri.com

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