宝くじで100万円当選した主婦。扶養はどうなる? 確定申告はするべき?

配信日: 2022.01.19 更新日: 2025.07.02
宝くじで100万円当選した主婦。扶養はどうなる? 確定申告はするべき?
当たれば人生が変わる可能性のある宝くじ。最高当選金額が10億円といった高額な宝くじも発売されるようになり、ますます夢を膨らませて購入される人もいるのではないでしょうか?
 
それではもし、扶養されている主婦が幸運にも宝くじに当選した場合、その当選金の税金の扱いはどうなるのでしょう。
小山英斗

CFP(日本FP協会認定会員)

1級FP技能士(資産設計提案業務)
住宅ローンアドバイザー、住宅建築コーディネーター
未来が見えるね研究所 代表
座右の銘:虚静恬淡
好きなもの:旅行、建築、カフェ、散歩、今ここ

人生100年時代、これまでの「学校で出て社会人になり家庭や家を持って定年そして老後」という単線的な考え方がなくなっていき、これからは多様な選択肢がある中で自分のやりたい人生を生涯通じてどう実現させていくかがますます大事になってきます。

「未来が見えるね研究所」では、多くの人と多くの未来を一緒に描いていきたいと思います。
https://miraiken.amebaownd.com/

なんと宝くじの当選金は非課税です

何かしらの収入を得たとき、その収入は10種類の所得に分類され所得税がかかります。給与であれば給与所得、株式の配当などであれば配当所得、事業から得た収入であれば事業所得などがあります。
 
このうち一時所得と呼ばれる所得は、例えばイベントでの賞金や生命保険の満期保険金、競馬などの払戻金など、一時的に発生したものが対象となります。
 
地方自治体が発売する宝くじの当選金もこの一時所得に該当しそうですが、実は、宝くじの当選金は非課税所得として扱われ、税金がかかりません。これは「当せん金付証票法」という法律により、特別措置として「所得税を課さない」と定められているからです。
 
非課税所得のため、当選金額の大小にかかわらず所得税を納める必要はありません。確定申告も不要です。例えば、扶養されている主婦が100万円当選した場合も、非課税所得であることから課税されませんし、扶養から外れる必要もありません。
 

宝くじの当選金が非課税の理由
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