注文住宅を契約したのに「外構費」「水道工事費」が別途請求に!? 後悔しない見積もりの見方とは

配信日: 2025.08.24
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注文住宅を契約したのに「外構費」「水道工事費」が別途請求に!? 後悔しない見積もりの見方とは
注文住宅は自由な設計が魅力ですが、「契約後に予想外の費用が発生した」という声も後を絶ちません。
 
とくに多いのが「外構費」や「水道工事費」などが契約時の見積もりに含まれておらず、後から別途請求されてしまうケースです。家づくりの予算をきちんと管理するためには、見積もり書のチェックポイントを理解しておくことが不可欠です。
 
本記事では、見積もりで見落とされがちな項目と、契約前に確認しておくべきポイントを具体的に解説します。
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外構費や水道工事費が別請求になる理由とは

注文住宅の契約では、建物本体の工事費用だけが見積もりに記載されており、「付帯工事」や「別途工事」はあらかじめ除外されていることが多くあります。たとえば、次のような費用が「契約外」として追加請求される傾向があります。
 

よくある別途工事項目

・外構工事(駐車場・塀・門柱など)
・水道引き込み工事
・ガス工事・電気工事
・地盤改良工事
・解体工事(建て替えの場合)

 
これらの工事費は、数十万円から数百万円に及ぶこともあり、事前に把握しておかないと大幅な予算オーバーになりかねません。
 

契約時に見積もりに含まれているかの確認方法

見積もり書を受け取ったら、必ず「何が含まれていて、何が別なのか」を確認しましょう。建築業者によっては「一式」や「別途工事」のような曖昧な表記になっていることもあります。表1に見積もり書の記載例をまとめましたので、確認してください。
 
表1

見積もり書の記載例 意味
建物本体工事 一式 建物の構造部分(壁・床・屋根など)のみを指すことが多い
外構工事 別途 見積もりには含まれておらず、後から見積もりされる
水道引き込み工事 別途 公共インフラとの接続費用が別途かかる可能性が高い

※筆者作成
 
不明点は営業担当にその場で確認し、「契約書に何が含まれるのか」を書面で明記してもらうことが重要です。
 

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予算超過を防ぐために押さえておくべき見積もりのポイント

後悔のない家づくりのためには、見積もり段階でのチェックがカギを握ります。次のような視点で内容を精査しましょう。
 

1. 総額ではなく項目ごとに確認する

一見して「予算内に収まっている」と思っても、細かく見ると未計上の費用が多いケースがあります。とくに「工事一式」「設備込み」といった表現は要注意です。
 

2. 「別途費用」はリスト化してもらう

別途費用として後から発生しそうな項目は、見積もりの段階でリストアップしてもらいましょう。外構、水道、地盤改良などの費用は、契約前に金額目安を出してもらうことで、資金計画を立てやすくなります。
 

3. 複数社の見積もりを比較する

ハウスメーカーや工務店によって見積もりの出し方が異なるため、複数社から見積もりを取り、項目や単価を比較することで不明点や抜け落ちに気づきやすくなります。
 

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契約前に確認しておきたい具体的な質問項目

契約書にサインする前に、以下のような質問を事前に行うことでトラブルを未然に防げます。
 

確認すべき主な質問

・見積もりには外構費、水道工事費は含まれていますか?
・地盤調査の結果で追加工事になる可能性はありますか?
・解体費や廃材処理費はどの範囲まで含まれていますか?
・変更が出た場合の見積もりの出し直しや説明体制はどうなっていますか?
・別途費用の上限や想定金額を事前に提示してもらえますか?

 
こうしたやり取りを丁寧に行うことが、信頼できる業者選びにもつながります。
 

まとめ

注文住宅では、契約後に「思っていたより費用が増えた」と後悔する方が少なくありません。とくに外構費や水道工事費などの「別途費用」は見積もりに含まれていないことが多く、事前確認が不可欠です。
 
見積もりは総額だけを見るのではなく、項目ごとに丁寧に確認し、不明点はその場で質問しましょう。契約前に「何が含まれていて、何が含まれていないのか」を把握することで、予算オーバーを防ぎ、安心して家づくりに臨むことができます。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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