「土地代込みで4000万円」の住宅は安い? 高い? 関東の注文住宅の平均予算と後悔しないための考え方とは

配信日: 2025.10.24
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「土地代込みで4000万円」の住宅は安い? 高い? 関東の注文住宅の平均予算と後悔しないための考え方とは
土地代込みで4000万円の注文住宅は、果たして高いのでしょうか。それとも安いのでしょうか。本記事では、関東エリアにおける注文住宅の平均予算や費用の内訳をもとに、「4000万円」という金額の妥当性を詳しく解説します。さらに、住宅購入で後悔しないための考え方や注意点についても具体的に紹介します。
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土地代込みで4000万円は安い? 高い? 全国・関東との比較で見えてくること

注文住宅の総費用を考える上で、まず把握しておきたいのが「全国平均」と「関東平均」との比較です。
 
国土交通省の「住宅市場動向調査」などによると、全国の注文住宅にかかる平均費用は約3800万円から4300万円の間にあります。関東エリアではこの金額をやや上回る傾向があり、土地代が高騰している東京都や神奈川県では5000万円超となるケースも珍しくありません。
 
表1は、全国および関東主要県の注文住宅にかかる平均的な予算です。
 
表1

地域 建物価格の平均 土地価格の平均 総額の平均
全国平均 約2,600万円 約1,200万円 約3,800万円
関東平均 約2,700万円 約2,000万円 約4,700万円
東京都 約2,800万円 約3,200万円 約6,000万円
千葉・埼玉 約2,700万円 約1,800万円 約4,500万円

出典:国土交通省「住宅市場動向調査」
 
こうしたデータと比較すると、「土地代込みで4000万円」という金額は、東京都内ではむしろ“安い”部類に入り、郊外や埼玉・千葉であれば“平均的”あるいは“少し抑えられた”金額といえます。
 

注文住宅の費用内訳と4000万円の使い方

注文住宅の予算は、建物価格と土地価格に大きく分かれます。4000万円という金額をどう配分するかが、満足度の高い住まいを実現する鍵となります。
 
たとえば、建物に2500万円、土地に1500万円を充てた場合、都市部では小規模な土地に3階建て住宅という形が一般的です。一方、郊外であれば広い土地を確保し、平屋にすることも可能です。
 
また、以下のような要素がコストに影響します。
 

・建物の階数(2階建て、3階建てなど)
・建築素材のグレード(耐震性・断熱性など)
・設計事務所の有無(設計・デザイン費用)
・外構工事(カーポート、塀、庭など)

 
「4000万円の家」と聞くと高額に思えるかもしれませんが、内訳を細かく見ることで予算配分の戦略が立てやすくなります。
 

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「土地代込みで4000万円」で建てた人の後悔ポイントとは?

注文住宅は人生で最大級の買い物です。「想定外だった」「もっとこうすればよかった」と感じる人も少なくありません。実際に「土地代込みで4000万円」で家を建てた場合、以下のような後悔をする可能性があります。
 

・土地価格を優先し、建物にかける予算が足りなくなった
・坪単価の安さに惹かれて郊外にしたが、通勤・通学に不便
・外構や家具の予算を後回しにして、追加ローンが発生
・住宅設備のグレードを下げた結果、住み心地に不満

 
このような後悔を避けるためには、「土地と建物のバランス」「将来的な生活スタイル」「隠れコストの見落とし」を事前に見通すことが重要です。
 

後悔しない注文住宅の予算設計の考え方

注文住宅で後悔しないためには、総予算だけに目を奪われるのではなく、「自分たちの暮らしにとって何が大切か」を軸に考える必要があります。
 
例えば以下のような視点です。
 

・子育て世帯なら通学・保育園へのアクセスを優先
・将来を見越してバリアフリー設計にする
・趣味や仕事のためのスペース(書斎、作業部屋など)を確保

 
また、費用面では次のような点も大切です。
 

・諸費用(登記費用、住宅ローン手数料、火災保険など)を見落とさない
・住宅性能表示制度を活用して断熱性や耐震性を確認
・長期的な修繕コストを見越して構造を選ぶ

 
特に住宅ローンの借入額に関しては、返済計画とセットで「安心して住める予算」で計算しましょう。
 

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「土地込み4000万円」で理想を叶えるために必要なこと

土地代込みで4000万円という限られた予算の中で、理想の住まいを実現するには、戦略的な情報収集と選択が不可欠です。住宅展示場や完成見学会を活用して、実際の建物を体感しながら予算感覚を養うことができます。
 
また、以下のポイントにも注目してください。
 

・複数のハウスメーカー・工務店で見積もりを取り比較する
・土地の相場を不動産ポータルサイトで常に確認する
・ローン控除や補助金を活用する

 
特に地域密着型の工務店は、無駄な中間マージンが少ないため、予算を効率的に使える傾向があります。
 

まとめ

関東エリアで注文住宅を建てる場合において、「土地代込みで4000万円」という予算は、決して高すぎるわけではありません。ただし、土地と建物の配分を間違えたり、ライフスタイルとのミスマッチがあると、せっかくのマイホームでも後悔することになりかねません。
 
大切なのは、金額の大小ではなく、「その家でどんな暮らしをしたいか」という視点です。情報を集め、家族と話し合いながら計画を進めることで、4000万円の予算でも納得のいく家づくりが可能になります。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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