誰も使っていない実家の土地に「毎年まとまった額の固定資産税」…このまま払い続けるのは正解? それとも収入を生む土地に変えたほうがいい?
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使っていないのにお金だけ出ていく土地は、本当に資産か?
実家の土地は、思い出もあり、相続で受け継いだ経緯もあり、なかなか軽々しく手放せない存在です。しかし、「誰も使っていない」「今後も使う予定がない」という状態で、毎年固定資産税を支払っているのであれば、それはもはや守るべき資産というより、家計を削る支出になっている可能性があります。
特に、建物が取り壊されて更地になっている場合は、住宅用地の軽減措置がなくなり、税額が2〜3倍に跳ね上がっているケースも珍しくありません。
何となく「持っていたほうがいい」と思っていても、使われない土地は価値が落ちていき、税金だけが積み重なっていくのが現実です。
税金を払い続けるだけなら、活用や見直しでプラスに転じる余地も
「もったいない」と感じるのであれば、税金以上の価値を生むように土地を活かすという視点を持つことが大切です。たとえば…
月極駐車場や貸し菜園にして、固定資産税をまかなう程度の収入を得る
ソーラーパネル設置で電力収入を得る
トランクルームやコンテナ貸しなど、初期投資の少ない収益化
こうした活用は、派手な収益ではないものの、「税金を払って終わり」から「少しでも収入につなげる」へと発想を変えることができます。プラスマイナスゼロでも、支出を自力で補える状態にするというのは、家計への負担を確実に減らす第一歩です。
ただし、活用には「立地の需要」「初期整備費」「管理の手間」がかかるため、見込み収支と維持体制を事前に見積もることが重要です。
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将来的に使う予定がなければ、売却や譲渡も含めて検討を
「何かに使うかも」「いつか子どもが戻るかも」と考えて持ち続けていても、10年後にまったく状況が変わらないことも十分あり得ます。
そうであれば、将来的に空き家問題として重荷にならないうちに、売却・一部活用・一時貸与といった形で方向性をつけておくことも現実的な選択肢です。
売却すれば、税金も管理費もゼロになり、現金が手元に残る
自治体や企業への一時貸与で、自分は使わないけれど地域に役立ててもらう形もある
一部を活用して、一部を維持するなど、段階的に対応する方法も可能
大切なのは、「思い出があるから」ではなく、「今後どう使うか」にフォーカスして判断すること。感情ではなく、生活の安心のために土地を整理するという発想が、不安のない将来につながります。
まとめ
誰も使わない土地に毎年数万円の税金を払い続ける──それが悪いわけではありません。でも、「もったいない」と感じるなら、その気持ちは**家計のリアルにちゃんとつながっているサイン**です。
使う、貸す、売る、残す──選択肢は複数あります。でも、どの選択にも共通するのは、「家計と向き合って考えた結果かどうか」。
土地は、所有しているだけで価値がある時代ではなくなりました。どう生かすかが問われる今、家計に無理のない範囲で、納得できる選び方をしていくことが、最も誠実な向き合い方です。