住宅ローンと教育費で家計がきついなか、「使っていない土地の維持費」もじわじわ効いています…ローンの繰り上げ返済に回すために売却すべき? それとも将来の資産のタネとして活かすべき?
目次
住宅ローンと教育費のダブル負担で「家計の柔軟性」が失われがち
子どもが小中高と成長するにつれて、塾代・受験費用・学費などが増えていき、教育費のピークと住宅ローンの支払い時期が重なることは珍しくありません。
この2つだけでも十分に負担が大きい中で、さらに誰も使っていない土地の維持費が加わると、家計はじわじわと締めつけられていきます。
・固定資産税(都市部:年5万〜10万円前後/郊外でも2万〜5万円)
・管理費(草刈り、ゴミ処理、境界トラブル回避など)
これらは、「目に見えにくい出費」であるため、気づかないまま損している状態になりやすいのが厄介な点です。
土地を売却してローンを減らすと、将来の支出も同時に軽くなる
土地を売って得た資金を、住宅ローンの繰り上げ返済に充てると──
利息の支払いが減る(数十万〜百万円単位の節約になることも)
毎月の返済額が減る or 返済期間が短くなる
家計の固定支出が下がり、心理的余裕が生まれる
つまり、一度の決断で「支出を減らし、資金繰りにゆとりを持たせる」効果が得られるのが、この選択の最大のメリットです。
さらに、土地を保有することでかかっていた固定資産税・管理費もなくなるため、家計を二重で軽くするインパクトがあります。
「土地を売る=損をする」ではなく、「今の生活を安定させ、将来の資金不安を解消する」ための手段として捉えることができれば、非常に合理的な選択と言えます。
将来の資産価値に期待するなら、今どう維持するかの視点も必要
一方で、「将来的に土地の価値が上がるかもしれない」「子どもが住む可能性がある」と考えるなら、保有し続ける選択もあり得ます。
ただし、その場合も次のような視点が欠かせません。
維持費が年5万〜10万円を超えるようであれば、価値が上がるまでの間にマイナスが膨らむ
草刈りや不法投棄対策など、思っている以上に手間がかかる
将来売却するにしても、使っていない土地は価値が下がっていくことも多い
つまり、「いずれ資産になる」としても、その間のコストと労力が今の家計に見合うかどうかが、重要な判断材料となります。
資産のタネとして残すなら、赤字にならない活用策を同時に検討
もし売却せずに将来への期待を持って保有するのであれば、今の段階で少しでも維持費を相殺できる活用方法を考えるべきです。
・一部を月極駐車場に(舗装なしでも可)
・近隣農家に一時貸し(家庭菜園や資材置き場)
・ソーラー設備で自家消費 or 売電収入(初期費用要注意)
こうした方法で、年間数万円でも収入が出る状態にできれば、持ち続ける意味が明確になります。
ただし、立地によっては需要がまったく見込めないこともあるため、事前の収支シミュレーションと、現地での需要調査は必須です。
まとめ
土地は、「いずれ何かに使える」「価値が上がるかもしれない」という思いが残りやすい資産です。でも、それを保有し続けることが今の生活を圧迫しているなら、早めに見直すことも前向きな選択です。
・ローン返済で家計を軽くしたい → 売却で固定支出を削減
・将来使う可能性がある → 赤字にならない最低限の活用を考える
大切なのは、今も未来も安心できる選び方をすること。土地は「ただ残す」より、「今の暮らしを守るために使う」方が、本当の意味で資産として活きるはずです。