不動産会社から「駐車場にすれば毎月のお小遣い程度の収入になりますよ」と言われました…固定資産税もカバーできる? それとも手取りは意外と少ない?

配信日: 2026.01.17 更新日: 2026.01.29
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不動産会社から「駐車場にすれば毎月のお小遣い程度の収入になりますよ」と言われました…固定資産税もカバーできる? それとも手取りは意外と少ない?
「空き地を駐車場にすれば、毎月少しずつ収入になりますよ」不動産会社からそんな提案を受けたことがある方も多いのではないでしょうか。確かに、建物を建てるよりも手軽で、初期費用も比較的少なく済む土地活用の入り口として駐車場経営は人気です。でも実際に始めたとき、毎月の手取り収入はどのくらいになるのか? 固定資産税はちゃんとカバーできるのか? 今回は「お小遣いになる」という言葉を鵜呑みにせず、現実的な収支と注意点を整理していきます。
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月極駐車場の収入は「立地と台数」がすべてを決める

駐車場経営の収入は、基本的に「台数 × 月額利用料」で決まります。例えば郊外の土地で、1台あたりの月額が5000円、4台分のスペースがあれば、月収は約20000円ということになります。

一見すると悪くない金額に思えますが、ここから管理費や広告費、税金、メンテナンス費用などが差し引かれることを忘れてはいけません。つまり、手取りとして残る金額は、実際にはもっと少ないのが現実です。

さらに、都市部であれば月1万円以上の単価も見込めますが、郊外や住宅地では台数がそもそも確保できない、あるいは空きが続くこともあり、「立地と需要」によって収益性は大きく差が出るのがこのビジネスの特徴です。

「固定資産税をカバーできるか?」は収支次第で変わる

駐車場の収益が一定程度あれば、「その収入で固定資産税をまかなえるか」という視点が生まれます。

仮に、固定資産税が年間8万円かかる土地で、月極駐車場として年間15万円の収入があれば、税金はカバーでき、わずかでもプラスが出る計算になります。しかし実際には、以下のような費用も差し引かれる点に注意が必要です。

・駐車場整備費(アスファルト舗装や区画ライン引き)
・看板やフェンスの設置
・集金・管理の委託費(またはポータルサイトの掲載料)
・空き区画が出た場合の損失

そのため、「固定資産税はカバーできるが、手元に残るのはわずか」あるいは「一部負担軽減にはなるが、完全にカバーは難しい」というケースも少なくありません。

手軽さの裏にある見落とされがちな手間とコスト

駐車場経営は「建物を建てるより手間がかからない」と言われがちですが、完全にノーメンテナンスではありません。

草が生えれば除草が必要ですし、ゴミの不法投棄や無断駐車など、意外なトラブルが起こることも。また、雨でぬかるみやすい土の地面では「舗装してほしい」という利用者の声が上がるなど、利用者対応や環境整備が地味に手間と費用を生み出すのが実情です。

さらに、借り手がいなければ収入はゼロ。「お小遣いになる」と聞いて始めたものの、結局赤字だったというケースも決して珍しくはありません。

短期的な収入目的ではなく、長期的な維持と税負担軽減という視点も

駐車場経営の魅力は、「初期投資が比較的抑えられること」と「使わない土地を活かせること」にあります。特に、土地をしばらく保有したいが、税金だけがかかっているという場合には、「赤字にならずに維持できる」だけでも価値があるといえます。

また、草刈りや防犯といった管理の手間が減る点でも、駐車場としての活用には意味があります。「高い収益は期待しないけれど、土地を眠らせたくない」という人にとっては、現実的な選択肢のひとつになるでしょう。

まとめ

「駐車場にすれば毎月お小遣い程度の収入に…」という言葉は、決してウソではありませんが、期待しすぎるとこんなはずじゃなかったとなる可能性もあるのが実情です。

実際にどれくらいの手取りになるかは、「台数」「立地」「需要」「管理コスト」で大きく変わります。

土地を無理に収益化するのではなく、維持しながら少しでも家計の負担を軽くする手段として、現実的なラインで判断する。それが、駐車場活用を成功させる一番のポイントです。

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