使っていない畑を「貸し農園」にしようと考えています。近所の人には「管理が大変だからやめたほうがいい」と言われましたが、月数万円の収入を見込むのは現実的なのでしょうか?
家庭菜園ブームの影響もあり、都市部周辺では一定の需要があります。しかし一方で、「管理が大変」「思ったほど利益が出ない」という声もあります。
では、実際に貸し農園で月数万円の収入を得ることは可能なのでしょうか。本記事では、貸し農園の収益性や管理の実態について解説します。
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貸し農園は遊休農地の活用方法として注目されている
使っていない畑を放置すると、雑草が伸びたり、害虫が発生したりして近隣トラブルにつながることがあります。そのため、地域や立地によっては遊休農地を貸し農園として活用する事例が増えています。貸し農園とは、農地を区画ごとに貸し出し、利用者が野菜や花を育てる仕組みです。
最近は、家庭菜園を趣味として始める人も増えています。特に都市部では、「自分で野菜を育てたいが土地がない」という需要があるため、住宅地近くの農園は人気が出やすい傾向があります。また、畑を完全に放置するより、利用者が定期的に出入りすることで、土地の管理状態を維持しやすくなるメリットもあります。
月数万円の収入は立地によって十分可能
貸し農園の収入は、区画数と利用料金によって決まります。例えば、1区画を月3000円で貸し、10区画が埋まれば月3万円の収入になります。住宅地に近い人気エリアでは、1区画5000円以上で貸し出されることもあります。
そのため、「月数万円程度なら十分現実的」といえるでしょう。ただし、収入は立地条件に大きく左右されます。利用者は「通いやすさ」を重視するため、駐車場がある場所や住宅街に近い場所は有利です。
一方で、山間部やアクセスが悪い場所では、借り手が集まりにくい場合があります。始める前に、近隣の貸し農園の料金や利用状況を調べておくことが大切です。
「管理が大変」と言われる理由とは?
「管理が大変」と言われるのには理由があります。貸し農園では利用者ごとに作業頻度やルール遵守度が異なるため、雑草放置やマナー違反がトラブルに発展することがあります。
また、共用部分の草刈りや清掃も必要です。特に夏場は雑草が伸びやすく、定期的な管理をしないと見た目が悪くなってしまいます。さらに、水道代や設備修繕費などの維持費もかかります。そのため、収入がそのまま利益になるわけではありません。
ただし、最近は貸し農園の運営代行サービスもあります。集客や契約管理を任せられるため、自分で対応する負担を減らせます。費用はかかりますが、「手間を減らしたい」という人には選択肢の一つになるでしょう。
小規模から無理なく始めることが成功のポイント
貸し農園は、使っていない畑を有効活用できる方法の一つです。条件がよければ、月数万円程度の副収入を得ることも十分可能でしょう。しかし、実際には草刈りや利用者対応など、地道な管理作業が発生します。そのため、「放置していても稼げる」と考えると、想像とのギャップを感じるかもしれません。
最初から大規模に始めるのではなく、まずは小さな区画数で試してみるのがおすすめです。需要や管理の負担を確認しながら進めれば、無理なく運営しやすくなります。使っていない畑を上手に活用できれば、土地を維持しながら安定した副収入につなげられる可能性があります。まずは周辺の需要調査から始めてみてはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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