マイホームを建てたいけど、どこの「ハウスメーカー」がいいのかわかりません。注文住宅で家を建てる場合、ハウスメーカーはどうやって見極めればいいのでしょうか?
配信日: 2025.03.30 更新日: 2025.04.01

そこで本記事では、ハウスメーカーを選ぶ際のチェックポイントを解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ハウスメーカーを選ぶ前に整理しておきたいポイント
ハウスメーカーを選ぶ際は、次の2つのポイントを整理しておくことが大切です。
予算
まずは、マイホームにかける予算を明確化しましょう。自己資金と住宅ローンの合計額から予算を設定し、土地と建物、それぞれにかけられる金額を検討します。
国土交通省の「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」によると、注文住宅の購入資金の平均額は5811万円でした。なお、これは土地の購入も含めた金額であり、建て替え世帯の平均額は5745万円です。
分譲戸建て住宅の購入資金の平均額が4290万円であることを考えると、注文住宅の購入にはより多くの費用が必要になることが分かります。
表1
注文住宅(土地購入資金を含む) | 5811万円 |
注文住宅(建て替え世帯) | 5745万円 |
分譲戸建て住宅 | 4290万円 |
分譲集合住宅 | 4716万円 |
既存(中古)戸建て住宅 | 2983万円 |
既存(中古)集合住宅 | 2793万円 |
リフォーム住宅(リフォーム資金) | 137万円 |
出典:国土交通省「住宅市場動向調査報告書」を基に筆者作成
なお、マイホームの建設には、建設費用や土地代以外にも以下のような費用が発生します。
●ハウスメーカーとの契約にかかる手数料・印紙代
●住宅ローンを組む際にかかる事務手数料・税金
●火災保険や地震保険などの保険料
●不動産の取得にかかる税金
●地鎮祭や上棟式の費用
●新居用の家具・家電の購入費用
いずれも建築費用や土地代と比べると少額ですが、合計するとまとまった出費になるので注意が必要です。
建てたい家のイメージ・希望条件
建てたい家のイメージを明確化することは、住まいづくりをスムーズにするためにも大切です。憧れのライフスタイルを思い描きながら、家族が暮らしやすい理想の家のイメージを膨らませましょう。
ただし、希望を全て詰め込むと予算をオーバーしてしまう可能性があるため、条件には優先順位をつける必要があります。間取りや外観、設備など、どの部分にどの程度の予算をかけるか家族で話し合っておくことが重要です。
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ハウスメーカーを選ぶ際のチェックポイント
ここからは、ハウスメーカーを比較する際にチェックしたいポイントを紹介します。
得意とするテイスト
ハウスメーカーは、それぞれ得意とするデザインのテイストが異なります。シンプルで洗練された雰囲気が得意なところや、かわいらしいカフェ風デザインを得意とするところなど、さまざまです。
好みに合わせて、理想のイメージを実現してくれそうなハウスメーカーを選びましょう。
おおよその価格帯
予算に合うハウスメーカーを選ぶことも大切です。
注文住宅は分譲住宅と比べて費用が高額になりがちですが、なかには間取りや設備を規格化することで、価格を抑えているハウスメーカーもあります。「ローコスト住宅 ハウスメーカー」などのキーワードで検索すると、リーズナブルなハウスメーカーを見つけられるでしょう。
また、費用を抑えたい場合には、地域密着型の工務店を選ぶのも一つの手段です。対応エリアは限られますが、近くにある場合は検討してみてください。
施工会社の質
ハウスメーカーと契約しても、実際に建築工事をするのは別の施工会社です。施工品質は施工会社や大工によって左右されるので、可能であれば現場を見学させてもらうとよいでしょう。
アフターサービス
家は建てて終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要です。アフターサービスが充実しているハウスメーカーなら、点検や修理にかかる費用を抑えられ、いざというときの窓口も確保されるので安心です。
ハウスメーカーによっては、法律で規定された保証期間に、独自の保証期間を加えた長期保証を行っているところもあります。
理想の家の実現は、ハウスメーカー選びから
ハウスメーカーは、それぞれ得意とするテイストやアフターサービスの充実度などが異なります。
マイホームは、人生のなかでも特に大きな買い物です。安心して任せられるハウスメーカーを選び、家族の理想を詰め込んだ夢のマイホームづくりを実現しましょう。
出典
国土交通省 令和5年度住宅市場動向調査報告書
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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