注文住宅を建てる際の「頭金」はいくら必要？無理なく返せる住宅ローンの組み方と頭金の目安とは？

マイホームを持つことを考えた際、こだわりを詰め込んだ注文住宅は、魅力的な選択肢といえます。しかし、頭金の支払いで気後れしている方も多いのではないでしょうか。
 
当記事では、注文住宅を建てる際に必要となる頭金の目安や、無理なく返済できるローンの組み方までを分かりやすく解説します。

 

注文住宅の「頭金」はいくら必要？

注文住宅を建てる際、一般的にいわれる頭金の目安は、住宅購入価格の1〜2割です。たとえば、3000万円の注文住宅であれば、300万円から600万円程度が頭金として必要になります。
 
頭金は、家庭の経済状況や金融機関の条件によって大きく変動します。頭金を多く用意できれば、借入額が減り、毎月の返済額を抑えられる点がメリットです。また、金利面でも有利になる可能性があります。
 

頭金0円でも注文住宅は建てられる

「まとまった貯金がないから注文住宅は諦めるしかない」と考える方がいますが、頭金0円でも注文住宅を建てることは可能です。
 
近年、住宅購入にかかる費用全額を住宅ローンで借りる「フルローン」の選択肢が増え、自己資金が少なくても念願のマイホームを手に入れるチャンスが広がっています。
 
ただし、頭金なしで住宅ローンを組む場合には、高金利の住宅ローンを組むことになります。また、保証人を付けるなど、さまざまな条件が追加されるため、事前にしっかり情報を確認しましょう。
 

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無理なく返せる住宅ローンの組み方

無理のない住宅ローンを組むためには、慎重に計画を立てなくてはなりません。とくに、次の4点に配慮しましょう。
 

1.借入額を慎重に決める
2.返済期間を設定する
3.金利タイプを選ぶ
4.諸費用も考慮する

 
住宅ローンの借入額や返済期間は、金融機関のシミュレーションツールなどを活用し、無理のない計画を立てることが大切です。
 
また、住宅ローンの金利タイプには、固定金利型や変動金利型などがあります。それぞれの特徴を理解し、ライフプランやリスク許容度に合わせて選択してください。
 
注文住宅を建てる際には、仲介手数料や登記費用、火災保険料、地震保険料、住宅ローン保証料など、さまざまな諸費用が発生することも念頭におきましょう。
 

住宅ローンを組む際は金利上昇に注意

住宅ローンを組む際には、金利上昇のリスクを考慮して計画を立てましょう。
 
変動金利型を選択した場合、将来的に金利が上昇し、毎月の返済額が増加する可能性があるため、余裕を持った返済計画が求められます。
 
また、万が一の病気や失業で、住宅ローンの返済が困難になったケースを想定し、団体信用生命保険が付いている保険を選択することも視野に入れるといいでしょう。
 
そのほか、子どもが増えたり親と同居することになったりなど、将来的なライフプランの変化を見据えたうえで、無理のない住宅ローンを選択してください。
 

注文住宅の頭金は住宅購入価格の1〜2割程度！ 夢のマイホームには住宅ローンを上手に活用しよう

注文住宅の頭金は、購入金額の1〜2割程度が目安です。条件が合えば、頭金なしでマイホームを手に入れることもできます。理想の住まいと安定した生活の両立には、無理のない返済計画が大切です。金融機関ごとの条件を比較したり専門家に相談したりして、自分に合った住宅ローンを見つけましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー