最終更新日:2019.06.27 公開日:2019.06.26
審査

こんな人は通らない!?J.Scoreの審査基準のポイント解説

借金はしないに越したことはありませんが、借りるならできるだけ負担なく借りたいもの。カードローンの金利は低くありませんが、AIを駆使した低金利の新しいローンが登場しました。
 
みずほ銀行とソフトバンクが組んだ、J.Scoreの審査基準について見ていきましょう。
 

J.Scoreとはなに?

J.Scoreってなに? という質問に、端的に回答します。J.Scoreは新しい消費者金融のカードローン商品です。みずほ銀行系ですが、銀行商品ではないので消費者金融となります。
 
公式サイトには、消費者金融ともカードローンとも書かれていませんが、過去の金融商品と照らし合わせて理解するなら、J.Scoreは消費者金融のカードローンといえます。限度額を設定され、その範囲内で自由に借り入れができる商品をカードローンといい、J.Scoreはこれに該当します。
 
ただし、「カード」は使いません。インターネットから銀行口座への振込指示により借り入れるものです。J.Score以前から、カードを使わないで利用するカードローンは普通で、目新しいわけではありません。
 
最新のサービスの割には、J.Scoreは振込時間・曜日の制限があるのが難点ですが、いずれ解消されるでしょう。
 
J.Scoreが画期的な点は、AIの活用で利用者のスコアリング(点数)を利用者自身にも明らかにして、借りられるか、借りられるとするならいくらかを事前に明確にすることにあります。従来のカードローンのように「審査に通らなかったが、その理由が不明確」ということがないのです。
 

J.Scoreの審査基準のポイント

さて、どんなローンにも審査があって、返済できない恐れの高い人には貸してくれません。収入が人により違うのはもちろん、それ以外にも、結婚や持ち家の有無など個人属性の違いにより、借り入れできる額と金利が違ってくるのが現実です。
 
従来のカードローンも、個人のこういった属性を点数化(スコアリング)して、借り入れが可能かどうかの判断をしています。さらに、借り入れの限度額と金利も決定します。
すでに審査のかなりの部分はコンピューターがおこなっていますが、さらにAIがこの分野に進出してきました。
 
J.Scoreの武器はAIスコアです。ローンを申し込む前に、利用者は自分の属性を数値化した情報を確認できます。
 
AIの存在よりも、利用者にスコアを公開している点が非常に斬新です。具体的なスコアの根拠までは利用者はわからないものの、質問に回答して数値が算出されるので、自分のスコアがなぜ低い(高い)のかは理解することができます。
 
それでは、スコアはどうやったら高いものとなるでしょう。スコアリングにあたって発せられる質問からすると、次の項目がスコアに影響すると考えられます。
 

 
これらの事項は、他のローンでも当然審査に反映されるものであって、J.Scoreが特別なわけではありません。「上場企業に新卒で勤めて年収が高く、既婚で、持ち家に長期間住んでいる人」と、「最近個人事業主になって年収が低く、独身で、賃貸に最近住み始めた人」とでは、誰が見ても信用の度合に大きな差があることがわかります。
 
スコアリングとは、この判断を精緻化したものです。当然、先の二者で点数が高いのは前者です。
 

スコアリングの補足

上記のスコアリングの要素を補足します。
 
結婚に関しては、一般的には既婚者のほうが有利ですが、親と同居の独身の場合、可処分所得が高いので、有利に働くこともあります。他社の借り入れ件数、金額については、スコアリングに影響するだけでなくて、法的な規制もあります。
 
消費者金融は貸金業法に基づいて営業しています。貸金業法には「総量規制」というルールがあって、年収の3分の1が借り入れの限度額となっています。年収300万円ですでに100万円の借り入れをしている人の場合、総量規制を超えているので、おまとめローンなどの特殊な商品を除いては、貸してくれる業者はありません。
 

嘘は禁止

なお、申込みにあたって、嘘はいけません。賃貸マンションに住んでいるのに持ち家だと申告しても、不動産登記の確認でもしない限りわからないと思うかもしれません。
 
ですが、消費者金融は膨大なデータを持っていて、そして日々充実していきます。嘘が発覚すれば信用をなくしてしまい、たとえスコアが高くても審査落ちにつながります。
 
年収もつい高めに書きたくなりますが、正直に書きましょう。年齢と業種により、豊富なデータから申込者の年収はだいたい把握できるものです。異常に高いと、嘘だと思われてしまいます。
 

過去の滞納は審査落ちにつながる

先述した通り、J.Scoreは、申込み前に自らスコアリングを確認できる点が売り物です。ですが、ここに反映されない情報のうち、審査にあたって重要な要素があります。過去の滞納情報と、最近のローン商品の申込みがこれに該当します。こちらに“傷”があることにより、審査に落ちてしまうことがあります。
 
J.Scoreに限らず、個人のローンやクレジットカードの申込み、利用の履歴は、個人信用情報に記録されます。ローンやクレジットカードの新規の申込みの際には、個人信用情報の確認がおこなわれますので、過去に滞納があると、審査する側にはすぐわかります。
 
特に直近であれば、返済時の滞納は極めて不利に働きます。これについては、項を改めて見てみましょう。
 

J.Scoreの審査に落ちる人、落ちない人はどこが違う?

J.ScoreがAIを駆使しているのは、もともとローンの審査に落ちがちな人を救済する目的があります。従来の審査方法では借り入れできない人の中から、確実に返済できると考えられる人を拾い出し、低金利で貸すということです。
 
といってもちろん、貸付は無制限ではありません。
 
滞納を繰り返している人は、J.Scoreをはじめ、どこのローンでも借り入れは難しくなります。これは当たり前のことです。すでにたびたび滞納している人は、J.Scoreで借りても滞納するに決まっていると判断されるからです。
 
クレジットカードやローンの、過去の1か月程度の滞納であれば、その後毎月きちんと返済した場合は、2年で消えている場合が多いです。消えていれば問題ありません。一方、2か月を超える滞納の場合は、5年間消えないことがあります。このような状態はブラックと呼ばれ、ブラック状態で作れるローンは、少なくとも大手にはないと思われます。
 
怖いのは、「ショッピングクレジット」(分割払い)です。クレジットカードの分割払いを1度でも滞納すると、これは2年経っても消えません。携帯電話の本体分割代金の支払いをする際、電話代だと軽く考えて滞納してしまう人がいます。このような人は、少なくとも5年はローンを組めません。
 
もうひとつ、他社でしばしば落とされるのが、「申込みブラック」の人です。
 
ローンを申込んだ記録は、個人信用情報に記録され、最大で6か月消えません。この記録が、新たなローン申込みについて有利に働くことは絶対ありません。
 
サンプル数が少ないので不明ですが、J.Scoreの融資の趣旨を考えるなら、申込みブラックについては緩和されている可能性があります。そうだとしても、立て続けの申込みなどしないに越したことはないでしょう。
 

J.Scoreの審査って他社と比べて通りやすいの?

大手消費者金融の審査通過率は公表されていますが、どこも5割に届かない程度です。新規に申込んだ人の、半数は審査落ちしているという意味です。
 
もっとも、借りたい人というのはそれだけ困っていることが多く、落ちて当然な状況にある場合も多くなります。ですから、審査通過率45%だとして、これは極めて審査が厳しいという意味ではありません。
 
では、新しい消費者金融J.Scoreは、大手消費者金融と比較してどの程度でしょうか。
 
これについては、まだ数字が公表されておらず何とも言えませんので、あくまで著者の想像をお伝えします。基本的には、審査通過率は金利と反比例します。金利が低いほど、審査通過率は当然下がります。銀行カードローンのように、最大14~15%程度と金利が低いローン商品は、それだけ回収不能を発生させることが許されなくなるからです。借りやすいとされるJ.Scoreですが、金利が最大12.0%と大手消費者金融の18.0%に比べて大変低くなっています。銀行カードローンより低いです。
 
このことからすると、AIを駆使していることを加味しても、大手より劇的に審査通過率が高くなるということは考えにくいと思えます。「よそで借りられないがJ.ScoreならOK」ということは、ほとんどないでしょう。
 

J.Scoreの申込みから審査・借り入れまでの流れ

J.Scoreの申込み方法を見ていきましょう。最初にあるのが、AIスコア診断です。パソコンまたはスマートフォンで、公式サイトの「まずはAIスコア診断」から進みましょう。
 
メールアドレスと、任意のパスワードを入れます。
 
「同意事項を確認」して進み、次のページで「同意する」をクリックします。
 
先ほどの画面に戻り、「メールアドレスでアカウント登録」をします。Yahoo!のアカウントを持っている人は、そのアカウントでもログインできます。この後、先に挙げました通り、年収、勤務先、住居などの個人属性に関するさまざまな質問に回答していきます。
 
正直に回答していきましょう。事実を答えるだけなので、それほど手間はありません。質問に答え終わると、少々の時間経過後、スコアと貸付利率、契約限度額が表示されます。600点を超えると、基本的に借り入れ可能となっています。
 
貸付利率は、多くの人が12.0%となりますが、スコア上位であればもっと低い利率が出るようです。スコアが600点に届かず融資を受けられない場合も、あきらめるのは早いです。「スコアアップ」という手があります。
 
以下の6項目について出される数多くの質問に答えることで、スコアが上がります。
 

・生活
・情報連携
・性格
・ウォレット(支出収入・ローンについて)
・ファイナンス
・プロフィール

 
少々大変ですが、スコアアップするためなので答えていきましょう。手間をかけることで、信用が増していくのがJ.Scoreの最大の特色といえます。「情報連携」というのは、J.Scoreと下記サービスの利用者の場合、該当サービスと連携することでスコアアップができ、さらに金利の優遇が受けられます。
 

・Yahoo!アカウント(プレミアム会員または、過去1年のYahoo!ショッピング、ヤフオクの利用者)
・みずほ銀行口座
・ソフトバンクまたはワイモバイル

 
金利の優遇はそれぞれ0.1%です。

J.Scoreの審査に落ちないようにするための対策

低金利で借りられるJ.Scoreは、事前に審査通過の目安が明らかになっています。ただし、個人信用情報に、返済が滞って“傷”がある場合は、スコアが600以上あっても審査に落ちることがあります。
 
あとは、借り入れ額に関して勘違いをしている場合があります。
 
カードローンや、クレジットカードのキャッシング枠などを持っている場合、スコアを調べる際に記載する借り入れ額とは、「限度額」です。限度額50万円のカードローンを持っていて、10万円のみ借りている場合の借り入れ額は「50万円」ですのでご注意ください。
「総量規制」にも気を付けてください。
 
 

 審査通過のポイント
  • 安定した収入があること
  • 持ち家があれば有利
  • できれば勤続1年程度経過してから申込むこと
  • クレジットカード、ローンの返済は滞納しないこと
  • 前回の他社ローンの申込みから、できれば6か月空けて申込むこと
  • 借金が年収の3分の1を超えていないこと
  • 他社カードローンや、クレジットカードキャッシング枠が多くないこと

 

まとめ

画期的なローン、J.Scoreの審査について、不明部分を想像で補いつつご説明しました。結論としては、他のローンと着目するポイントがまったく違うということはありません。
 
よそで借りられない人が、J.Scoreで多額を借りられるというわけではもちろんないので理解しましょう。
 

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