更新日: 2020.10.29 リースバック

リースバックってなに?仕組みや注意点を解説

リースバックってなに?仕組みや注意点を解説
新井智美

執筆者:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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老後の資金調達方法として話題のリースバックとはどのようなものなのでしょうか。この記事では、リースバックの仕組みや、リースバックと他不動産関連サービスとの違いを解説していきます。
 
さらに、事業者向けリースバックについてもご紹介するので、まとまった現金を確保したい人はぜひチェックしてください。
 

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リースバックとは?初めての方にも徹底解説!

リースバックとは、自宅を売却してまとまった資金を得た後、賃貸として同じ家に住み続ける方法のことです。
 
自宅を売却した後も、これまでの生活を変えず暮らすことができるので老後の資金確保などに活用する人が少なくありません。リースバックのサービスを展開しているのは、不動産会社などです。
 
リースバックを行うことで自宅は不動産会社のものになりますが、賃貸として自由な期間同じ家に暮らせます。
 

リースバックとは?どんな仕組み?

ここからは、リースバックの仕組みを家の持ち主という点から詳しく解説します。
 
リースバックの大まかな流れは、以下の通りです。
 

  • 不動産会社などとリースバック契約を結ぶ
  • 自宅を不動産会社などに売る
  • 不動産会社が自宅を賃貸として貸してくれる
  • 毎月賃料を支払い同じ家に住み続ける

 
リースバックを行うと、自宅の持ち主が、所有者から不動産会社などに移ります。
 
しかし、自宅を売却した後は賃貸物件として全く同じ家を貸してくれるので、毎月家賃を支払うことで住み続けることが可能です。
 
老後に施設への入居を考えている方や、死後、家を誰が相続するかでトラブルになってほしくない方は元気なうちにリースバック契約を結んでおくのが良いでしょう。
 

リースバックとは?他の資金調達を比較

不動産を売却してまとまった資金を得る方法としては、リースバック以外に不動産売却があるでしょう。
 
自宅を含め、売却可能な不動産があるなら、不動産を買いたい人を探して売却するのも良いでしょう。
 
しかし、単純な不動産売却では自宅の所有権が他の人に移った後、自宅をレンタルすることはできなくなります。
 
長年住んだ自宅を手放すことになるので、これまでの生活を続けたい方はリースバックの方がおすすめです。
 

リースバックとは?リバースモーゲージと何が違う?

リースバックと一緒に検討する人の多いリバースモーゲージは、自宅を担保に入れて一定額の融資を受ける方法です。
 
金融機関等がリバースモーゲージのサービスを取り扱っており、自宅の価格に応じてお金を借りられます。
 
そして、借りたお金の返済は死後、担保に入れておいた家と土地を売却することで可能なので生前に利息分以外の返済を行う必要はありません。
 
また、自宅の所有権が死ぬまで移らないことも、リースバックとの大きな違いです。
 
ただしリバースモーゲージは60歳以上のシニア層を想定されており、猶予の条件は厳しいです。
 
そのため、まずはリースバックを検討するのが現実的です。
 

リースバックとは?不動産担保ローンと何が違う?

不動産担保ローンとは、自宅など不動産を担保にして金融機関等からお金を借りられる仕組みのことです。
 
先程説明したリバースモーゲージと似ていますが、不動産担保ローンの場合生前に返済を行わなければ自宅を失ってしまいます。
 
不動産担保ローンでは毎月元本+利息分を支払う必要があるので、返済の負担は大きいと言えるでしょう。一方、リースバックはローンではないので、家賃さえ支払えば毎月の返済は不要です。
 

リースバックとは?どんな人におすすめ?

リースバックは、以下の状況の人におすすめです。
 

リースバックをおすすめしたい人
  • すぐにまとまった現金が欲しい人
  • 老後の資金を確保したい人
  • 今後自宅を離れる可能性がある人
  • 住み慣れた家を守りたい人

 
リースバックの条件はリバースモーゲージ、不動産担保ローンと比べ少ないため、年齢・収入に関わらず利用できることが多いです。
 
また、リースバックなら短期間でまとまった現金を得られるので、「とにかく今お金が欲しい」という方に広くおすすめできます。
 

リースバックは事業者でも使える?

リースバックが使えるのは、自宅に限りません。
 
事業者が不動産や店舗・事務所をリースバックして、まとまった現金を得ることも可能です。
 
以下のような事業者は、ぜひ事業者向けリースバックをご検討ください。
 

当てはまったらリースバックを検討?リスト
  • 財務改善を行いたい
  • 運転資金が不足している
  • キャッシュ不足の状態が続いている
  • 従業員の給与が確保できていない
  • まとまった資金を得て負債を減らしたい

 
まとまった現金を得られるリースバックに魅力を感じる事業者は少なくありません。手持ちの現金の量に不安を感じているなら、一度検討してみると良いでしょう。
 

事業者向けリースバックとは?

先程も説明したとおり、事業者でもリースバックは利用できます。
 
事業者の場合、「事業者向けリースバック」が融資機関、不動産会社などから提供されています。
 
サービスの内容をしっかり確認し、今の事業に適したものを選びましょう。
 

事業者向けリースバックのメリット

事業者向けリースバック最大のメリットは、すぐにまとまった現金が手に入ることです。
 
資金繰りで苦しんでいる企業にとって、キャッシュ不足は大きな問題です。
 
給与の未払いなどが発生すると、業績悪化が広く知られるリスクもあるので、まとまった現金を得てトラブル回避に努めたほうが良いでしょう。
 
また、リースバックならこれまで使ってきた事業所を立ち退く必要がないので、業績が悪化しているとバレにくいです。
 
取引先からの信用面で不安を感じている人は、リースバックがおすすめです。
 

事業者向けリースバックのデメリット

事業者向けリースバックのデメリットとして挙げられるのは、不動産の売却価格が相場より低くなってしまう点です。
 
リースバックのサービスを提供している会社は、不動産を買い取った後、賃料をもらうことで利益を出そうと考えています。
 
しかし事業者向けリースバックの場合、賃料を継続して払えなくなる会社も出てくるので、不動産の売却価格は低めに設定されるのです。
 
また、賃料が支払われない可能性を考慮し、不動産会社・融資会社は毎月の賃料を相場より高めに設定するケースも多くあります。
 
そのため、リースバックの利用は各社の見積もりを見て慎重に判断する必要があるでしょう。
 

事業者向けリースバック対応企業とは?

事業者向けリースバックに対応している企業として知られているのは、以下の通りです。
 

事業者向けリースバック会社
  • SBIエステートサービス
  • セゾンファンデックス
  • インテリックス
  • センチュリー21

 
現在事業者向けリースバックは注目されているため、今後も複数の企業がサービスを展開していくでしょう。
 
サービス内容や条件はそれぞれの企業で異なるので公式サイトで確認した上で見積もりや相談の申し込みをしてください。
 

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おすすめポイント

  • 安心のクレディセゾングループ!
  • 事務手数料・調査費用・礼金が0円!
  • 最短即日のお見積りも可能、ご契約まで最短2週間。

まとめ

リースバックなら短期間でまとまったお金が手に入ります。
 
さらに、これまで使ってきた自宅や事務所を手放す必要がないので、周りの人に気づかれず売却を進めることも可能です。
 
今まとまった現金が欲しい人、老後資金、事業用資金を確保したい人はぜひご検討ください。
 

【参考URL】
https://shikin-pro.com/guide/13586
https://www.fundex.co.jp/business/product/leaseback/
https://suumo.jp/journal/2018/07/18/157276/
https://www.intellex.co.jp/leaseback/post-02/
https://xn--pckta4a1c6gme.net/ranking/ninki_ranking/
 

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