リースバックの流れとは? 契約完了までの期間と契約のポイント
配信日: 2021.02.18
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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リースバックを検討している人にとって、どんな流れで契約が進むのか気になるところでしょう。詳しい流れや注意点を知らなければ契約内容の確認が漏れてしまい、後悔につながるかもしれません。
この記事ではリースバックを行う基本的な流れを解説していきますので、リースバックを検討中の人やこれから契約を進める人はぜひ読んでみてください。
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リースバック契約の基本的な流れ
リースバックをするまでの基本的な流れは、以下の通りです。
●業者を比較・検討する
●業者に問い合わせをする
●担当者と話す
●物件を査定してもらう
●査定価格とサービスを比較する
●契約を結ぶ
リースバック契約を行う流れを知っておけば、焦らずに必要な準備をすることができます。実際に契約をする前に、ぜひチェックしておいてください。
業者を比較・検討する
まずはリースバックを取り扱う業者を調べ、比較・検討を進めましょう。リースバックサービスを提供している会社は全国に多数ありますが、対応エリアやサービス内容、契約できる条件がそれぞれ違います。
特に注意しておきたいのは、対応エリアです。時間をかけて良い業者を見つけたのに、対応エリア外であっけなく断られてしまった、というケースは少なくありません。効率よく最適な業者を探すため、まずはエリアを絞り込んでサービスの確認に移りましょう。
また、リースバックは業者側の審査結果次第で利用できない可能性があります。急いでリースバックをしたい人であっても、最低3社ほどはピックアップしておきましょう。
業者に問い合わせをする
気になる業者が出てきたら、リースバックの相談をしたいと伝えましょう。直接出向く時間がない場合でも、電話やメールで相談ができる場合が多いです。
担当者と話す
業者に連絡をしたあとは、担当者から詳しいサービス内容の説明を受けましょう。直接話すか、電話をして不明点はなるべく解消するようにしましょう。もし、サービス内容や担当者の対応に不満があれば、断っても大丈夫です。
物件を査定してもらう
申し込みをするリースバック業者がある程度固まったら、不動産を査定してもらいましょう。
現在は、一括査定サイトなどで簡単に家の査定額を調べることも可能です。しかし、実際の家の状態によって査定額は大きく変わるため、必ず担当の人に家を見に来てもらい、正確な査定をしてもらいましょう。
不動産の査定額は、業者に教えてもらうことができます。納得のいく査定額ではなかった場合、他の業者に再度査定してもらうことも可能なので、焦らず業者を厳選しましょう。
査定価格とサービスを比較する
何社か査定を受けたら、査定価格とサービス内容、対応などを比較し契約を結ぶ業者を決めましょう。特に今後の生活に影響するのが、月々支払うことになる家賃です。
これまで持ち家だったので家賃を支払う必要が無かった、という人は、家賃が家計をどれくらい圧迫するのかイメージしにくいので注意が必要になります。本当に毎月家賃を支払い続けることができるのか、家計の状況を見ながら考えてください。
契約を結ぶ
不動産業者が行う審査に通過したら、正式に売買契約と賃貸契約を結びましょう。契約を結ぶ際には必要な書類が複数あるので、忘れないよう事前に業者と確認しておいてください。
一度正式にリースバックの申し込みをすると、取り消すのは難しくなります。本当にその業者で良いのか、家族とも相談した上で決めましょう。
リースバック契約完了までの期間
すぐにまとまった現金が必要な人は、どれくらいの時間でリースバック契約が完了するのか気になっているはずです。
そこでここからは、リースバック契約の完了までにかかる期間について、早い場合と遅い場合で解説をしていきます。なるべく早くリースバックを終わらせたい、と焦る前にぜひ読んでみてください。
リースバックサービスにはスピードを売りにしているものが多いため、契約を結ぶ業者がすぐに決まり、審査・契約がスムーズに進んだ人なら数日で契約を結ぶことも可能です。
ただし、リースバック業者の公式サイトに書かれている契約までの期間は、あくまでも最短の期間です。業者が決まっても、スケジュールが合わず査定が遅れたり、他の名義人との話し合いがうまく進まなかったりして遅れる可能性は十分あります。そのため、最短期間で契約できる可能性は低い、と考えておきましょう。
リースバックの契約が完了するまでには、長くて1ヶ月以上かかることも少なくありません。リースバックサービスを提供しているHOUSE DOによると、リースバックにかかる平均的な期間は40日ほどとなっています。
そのため、よほど急がない限りリースバックが終わるまでには1ヶ月以上かかると考えたほうが良いでしょう。また、親族との話し合いが難航したり、複数業者から査定をもらったりすると、期間はさらに長くなります。
すぐにまとまったお金が必要、という人はスピード感が売りのリースバックサービスに申し込み、少しでも早く契約を進めたい旨を最初に伝えておくと良いでしょう。
リースバック手続きを進める際の注意点
リースバックの手続きを進める際には、契約終了までの期間だけではなく内容にも気をつけなければいけません。リースバック契約を結ぶまでに注意すべき点は、以下の通りです。
●複数業者を比較する
●契約内容は繰り返し確認する
●推定相続人や他の名義人と話し合う
後悔のない契約ができるよう、最後までしっかり確認しておきましょう。
複数業者を比較する
少しでも早く契約したい場合でも、最低3社ほどは業者を比較しましょう。リースバックの契約内容や、お得なサービス、キャンペーンは業者によって違います。そのため、公式サイトを一度見ただけではどの業者が本当にお得なのか判断できない可能性があります。
後悔のない契約を結ぶため、自分の家がある地域でサービスを展開している業者は一通り調べてから最適な業者を探しましょう。
契約内容は繰り返し確認する
自分に合った業者が見つかっても、売却価格、賃貸価格、買い戻しの価格や条件がトラブルに発展するケースは少なくありません。
特に、急いで契約をする場合、細かな契約条件を見落としてしまい後悔につながる可能性は高いです。丁寧で、安心できる業者でも、認識の相違が起こることはあり得ます。契約内容は焦らず、細かいところまでしっかり確認しましょう。
相続人や他の名義人と話し合う
リースバック契約を結ぶときは、家の名義人全ての同意が必要となります。同意が得られるまで契約が完了できないので、スピードを重視するなら少しでも早く他の名義人と話し合っておきましょう。
また、リースバックをすると家の所有権を失うので、相続人に家を残せません。相続人は家を相続するつもりだったのに、後日親がリースバックをしていたと分かりトラブルになるケースは少なくないので、必須ではありませんが推定相続人とも話し合いをしましょう。
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リースバックの流れを知ってスムーズに契約しよう
リースバックの流れをあらかじめ知っておけば冷静に契約ができるので、失敗やトラブルの可能性も少なくなります。リースバックは、家を売りたいけれど引っ越しはしたくない、という人にとって大変メリットの大きいサービスです。
しかし、サービス内容は業者によって異なるため、「自分の想像していたリースバック契約とは違っていた」という感じる人は少なくありません。また、契約を結ぶことに焦りすぎた結果業者選びが十分にできず、対応の不十分な業者と長期的な付き合いをしていかなければならない可能性もあるでしょう。
短期間での契約が必要な場合でも、業者選び、契約内容の確認はしっかりと行いましょう。
[出典]株式会社 ハウスドゥ「クイックリースバック」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部